強みを活かしたモニター開発で、命に関わる医療の現場に貢献する。

現在の仕事内容

ソニーというとエンタテインメント関連の製品を思い浮かべるかもしれませんが、それ以外の領域でもさまざまなビジネスを展開しています。私が所属するメディカルビジネスグループは、メディカル分野をコア事業とすることを目指して2012年に設立された部署です。私はメディカル用モニターやプリンターなどの機器を開発・販売する事業部で、主力商品の一つ、メディカルモニターの機種リーダーを任されています。このモニターは、内視鏡検査や腹腔鏡手術などでカメラが撮った映像を映し出す医療専用の機器。商品企画から設計、試作、製造の立ち上げまですべての流れに関わり、開発を取りまとめるのが私の役割です。

ソニーには放送分野で培った世界最高水準のモニターのノウハウや技術があります。その強みを活かして開発に取り組めるのが技術者としての面白さ。その一方、業務用は価格も重要なファクターとなりうるため、バランスをとりながら高画質なモニターを実現すべく、企画や設計に落とし込んでいくことが求められます。医師の声や関連する医療機器メーカーのご要望を伺いながら、商品の開発を進めています。

仕事にかける情熱~テレビ開発で磨いた技術を、医療の現場に活かす

入社してから約10年間は、テレビの事業部門で電気回路の技術者として経験を積んできました。ブラウン管から液晶へ、アナログからデジタルへと技術が大きく進化した時期で、技術者としてのスキルアップを図りながら仕事に取り組んでいました。

現在の部署への異動のきっかけは、家族の闘病です。医師の診断に同席するために病院を訪れた時のこと、症状の説明で見せられたモニターが不鮮明で、患部がひと目で理解できなかったことがありました。命に関わる医療の現場の現状を、患者家族の立場で見たとき、自分が培ってきた経験を活かして高画質なモニターを実現したいと強く思いました。技術者として社会にダイレクトに貢献できると考えたのです。そんな中、ソニーに現在のメディカルビジネスグループが新設されたことを知り、チャレンジを決断。社内公募制度を利用して異動しました。

異動当初は医療知識の習得に時間を費やし、医師の話を聞く機会や、手術の見学を通して知見を深めていきました。2014年に発売した医療用の液晶モニターは思い出深い仕事です。私はシステムリーダーとして、当時業界最高輝度のパネルを搭載したモデルの開発に挑みました。映像の輪郭や色を強調できるソニーの独自技術を搭載し、安定したクリアな映像で医師や助手をサポートできる製品。前モデルから大きく進化するため、チャレンジの連続で苦労しましたが、無事に発表までこぎ着けたときは、医療の現場に貢献する第一歩としての達成感がありました。

この職種を志望される皆さまへ

「メディカル事業をソニーのコア事業に成長させたい」

現在、腹腔鏡手術など痛みや出血を極力抑える「低侵襲」な医療の必要性が高まっており、そのためにはモニター映像を通して体内の立体感がわかる、手術のしやすい3D映像に注目が集まっています。また、より高画質な映像を可能にすることから4Kの医療モニターも需要が高まっています。

放送分野で経験を積んだベテランの技術者から、他部門から異動してきた若手まで、多様なバックグラウンドを持つメンバーを束ね、ソニーならではの医療モニター開発に挑めるのがこの仕事の面白さです。メディカルビジネスグループは若い事業部門でもあり、組織もコンパクトな分、関わる守備範囲も広くやりがいがあります。また、製品分野もメディカル機器だけでなく、病院内の映像ネットワークシステム構築や、超解像技術を活かす検討など、“次”のメディカル事業の構想も大きく広がり始めています。技術で社会に貢献できる。そしてなによりその成果が、ソニーのコア事業へと成長させることにもつながります。事業の意義に共感し、メディカル事業とともに成長したいと考える、若いみなさんの挑戦に期待しています。

技術系職種

事務系職種

※ 所属は取材当時のものです。

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