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村上 春佳

村上 春佳
仕事内容
カメラのUI設計
研究科・専攻
理工学部 情報テクノロジー学科卒

2008年入社

ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ株式会社
デジタルイメージング本部 ソフトウェア技術第1部門 プロジェクトマネジメント1部4課

人間中心設計に基づくUI設計で、
デジタルカメラと人をつなげ、
今までにない「新しい体験」を提供する。

現在の仕事内容

「αシリーズ」や「サイバーショット®」、「ハンディカム®」などデジタルカメラ製品群の ソフトウェアの中でもUI設計のリーダーとして、ユーザーインターフェース(UI)の検討、開発、設計を担当しています。カメラに数多くの機能を単純に搭載するのではなく、お客さまが心地よく楽しく使えるように操作性やデザインを工夫し、「機能と体験」とをつなげていくことが、私たちUI設計のミッションです。

私たちの仕事は、「新製品にこんな新機能を入れたい」という企画部門のアイデアからスタートします。この時点でのアイデアには企画部門の想いはあっても、技術的な具体性はありません。そこで私たちは、「具体的に新機能はどんな新しい体験をユーザーに提供したいのか」を深く掘り下げ、そのために必要な操作やカタチを検討して、具体的な設計をしていきます。その実現のためにソフトウェアの各開発チームと密に連携して、開発を進めて行くのがメインの仕事になります。しかしUIの開発・設計はそこで終わりではありません。ソフトウェアが連携する、その先のハードウェア開発チーム、プロダクトデザイナーや、販売を担う企画部門・マーケティング部門とも検討を重ね、さらにUIの評価を行うユーザーテストの企画・実施も担います。このように幅広いフィールドに関わり、新しい機能と体験をお客さまに届けていくのがUI開発の仕事なのです。

仕事にかける情熱〜人間を中心に考え、ターゲットを知り尽くす

入社1年目からカメラのUI設計に携わっていた私の中に、「今までにはない新しい体験や満足を提供する」という思想が実感を伴って現れた仕事があります。それが、1.0型の高画質をコンパクトなカメラで提供する「サイバーショット 『RX100』」開発プロジェクトのUI開発を担った経験です。プロジェクトメンバーたちと、単にUIをどうするかだけでなく「今までのデジタルスチルカメラには存在していなかった価値をどのように提供するべきか」、お客様への価値を根本から徹底的に議論したのです。そのカメラがもたらす価値を考えた上で、「人と製品がつながる接点のすべてを考えていくのがUIエンジニアの大切な仕事なのだ」という軸が、私に芽生えたプロジェクトとなりました。

ただUI開発の難しさは、お客さまの好みが千差万別であり、万人が好きな「新しい体験や満足」はないこと。つまり正解がない世界なのです。ではいかに発想するのか? その一つとして私たちが大切にしているのが「人間中心設計」という考え方です。この商品の新しい体験や満足はどんな人に届けたいのか。ターゲットは誰なのか……。たとえば、プロカメラマンをターゲット顧客としたαシリーズの上級機種の開発では、プロカメラマンにインタビューし、行動観察のために実際の撮影に帯同してプロのカメラマンを知り尽くすところから始めました。そうした人間観察の中から要件を抽出して、UIの設計・開発に反映しました。

この職種を志望される皆さまへ

人に興味をもつこと。それがUI設計の第一歩

このようなキャリアを通して感じるのは、UIの設計者に求められる資質は「人への興味」に尽きるということ。人間中心設計の発想や、さまざまな関係者たちと議論を重ねるワークスタイルなど、「人への興味」がなければ、UI設計は独りよがりなものになってしまいます。私自身、さらに視野を広げるために、現在の部署以外にもう一つ、別の部署のプロジェクトを兼務できる「キャリアプラス」という制度を活用しました。全社的なUIのガイドラインを検討するプロジェクトに1年ほど参加し、カメラだけでなく、全社の製品分野の個性豊かなエンジニアたちと出会い議論した経験は、大変刺激的で貴重な財産となっています。

自分が考えて創ったものが、多くのお客さまに使われ、その反応を直接見ることができる。そんなものづくりがしたいと思って、私はソニーに入社しました。ソフトウェアエンジニアのフィールドには、お客さまに感動を与える新しい体験や満足の創造に挑戦し、自らのアイデアを提案できる場が整っています。そうした環境を活かして、これからも「人への興味」を持ち続け、次々と進化するIoT、AI、5Gなどの技術もどんどん取り込みながら、新しいトレンドとなるUIを生み出していきたいですね。

ソフトウェア・信号/情報処理

※ 所属は取材当時のものです。

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