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成平 拓也

成平 拓也
仕事内容
人工知能・機械学習/研究開発
研究科・専攻
電気電子工学

2010年入社

ソニー株式会社
システム研究開発本部 要素技術開発部門 AIコア技術開発部

AIの進化をリードするコアライブラリ
「Neural Network Libraries」の開発を担う。

現在の仕事内容

2017年6月、ソニーはディープラーニングのコアライブラリ「Neural Network Libraries(NNL)」をオープンソース化し、8月、11月にはGUI開発環境「Neural Network Console(NNC)」のWindows版とクラウド版をリリースしました。現在、ディープラーニングの研究開発は、主に米国の企業・大学が主導するオープンコミュニティが進化を加速させていますが、以前からAIやロボティクス開発に取り組み、ディープラーニングを進化させてきたソニーも、NNL/NNCを社外に公開してその一歩を踏み出しました。その中で私は、コアライブラリであるNNLの開発者としてその推進役も担っています。NNLの社内提供のみならず、世の中に広めていくために、外部のイベントで講演を行うなど、コミュニティ活動にも力を注いでいます。広く社内外にNNL活用を広めてユーザー数・ディベロッパー数を増やし、コミュニティと協力しながら新しい技術開発を加速し、AIの発展に貢献していく——こうした姿が、目指す理想形です。また、「AI×ロボティクス」の進化に向けた、「ロボティクス行動計画アルゴリズム」の研究開発チームのリーダーも兼任しており、ロボットの自律的な行動のためのアルゴリズム開発にも取り組んでいます。行動計画は、ディープラーニングの応用先として、実用レベルではまだまだ未開拓の領域であり、実際にモノを動かし、リアルな課題と向き合うことが、NNLなどの基盤技術のさらなる進展にもつながる、との意識を持って取り組んでいます。

仕事にかける情熱~世界のライブラリと比較され、選ばれるやりがい

現在のNNLは実は第3世代となります。社内では2010年頃からディープラーニングのフレームワークをつくり始め、私は2012年から第2世代を手がけていました。その後、公募留学制度を利用して、カリフォルニア大学バークレー校に1年間留学し、ディープラーニングの最先端研究を行いながら、バークレー発のフレームワークとして有名な「Caffe」の開発にも参加し、現地ならではのオープンなコミュニティと、躍動感のある開発に刺激を受けました。またその過程で、より先端的な研究、プロダクトやサービスへの搭載を見据えると、現行のフレームワークにはまだまだ多くの課題があると感じました。これが帰国後に第3世代であるNNLをつくるきっかけとなりました。
NNLは、広がり続ける様々な応用先に対して最先端の研究成果を生み出し続けることができる汎用性と拡張性を備え、且つ最終的なプロダクトやサービスへの搭載が容易であることを設計思想として開発されており、様々な場面で役立てていただけるものになっていると自負しています。また、オープンソース化によって、世界中の他のライブラリと比較できる環境におかれたことで、NNLの持つ利点の社内認知も高まり、活用シーンが増えていることに大いなるやりがいを感じています。活用事例には、不動産売買の成約価格を予測するエンジン、統合型拡張現実感技術(SmartAR)を用いたXperia™のカメラアプリARエフェクト、最新型のエンタテインメントロボットaibo™の画像認識への応用などがあげられます。多様な応用分野を持つソニーのさまざまなデバイス群に実装されるよう、NNLのより一層の進化をリードしているところです。

この職種を志望される皆さまへ

AIに本気で取り組むからこそ得られる手応えがある

私は学生時代から機械学習の応用研究に打ち込んでおり、機械学習の応用可能性の広さを肌で感じていました。その上で感じるソニーの魅力は、コンシューマ製品、プロ用機器、ゲーム、ファイナンシャル、映画、音楽と、幅広い事業領域と、それを支える生産技術、サービスインフラ等、機械学習技術を応用することができる可能性が無限大に広がっているところです。
さらに、入社してから強く感じたのが、その幅広い事業領域に、ソフトウェアの最適化を実現したり、ロボット・アーキテクチャーを構築したり、OSをつくりあげてしまうソフトウェアのプロフェッショナルといった、一流の専門家が多数いるということです。日々の研究開発で出会うこうした多くのプロフェッショナルの技術者たちと一緒に働き、新しいものをつくるということを、私自身とても楽しんでいますし、専門領域にとどまらず成長できる恵まれた環境だと感じています。
また、NNLをオープンソース化し、その基盤技術を応用してもらうことで、自分が工夫した技術の痕跡を世に残せたという実感と、新しいディープラーニングの世界が世に生み出されていく醍醐味も味わえます。これも、AIの研究開発をリードし普及と発展に貢献するために、AIに本気で取り組むソニーだからこそ得られる手応えだと思っています。

ソフトウェア・信号/情報処理

※ 所属は取材当時のものです。

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