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小倉 翔

小倉 翔
仕事内容
自由視点映像・VRシステム開発
研究科・専攻
工学研究科電気工学専攻

2009年入社

ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ株式会社
プロフェッショナル・プロダクツ&ソリューション本部
システムソリューション技術部

ソニーグループのすべての経営資源を活かして
新しい“リアル”を生み出す「xR」の開発を担う。

現在の仕事内容

私は全社で推進している「xR」の撮影システムの開発リーダーとして、自由視点映像やVRのシステム開発などに携わっています。
自由視点映像とは、複数の方向から撮影した画像データをもとに、実際にカメラ視点のない画像を推察して作り出す空間キャプチャー技術による映像のことで、ボリュメトリックと言われています。たとえばグラウンドにカメラを設置できないフィールド競技でも複数の角度から撮影することであらゆる角度からプレイを再現。それをテレビ放映やネット配信することを目標に開発に取り組んでいます。
VRでは、複数の高解像度カメラから生成したVR映像と、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)の連動によるコンテンツ配信やライブ映像配信などのVR体験創出をめざしています。このプロジェクトは、現在まさに事業化に向けて開発を進めている最中。私がいる部署をはじめとして、R&D、音楽コンテンツを手がけるソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)や、プレイステーションを運営するソニー・インタラクティブエンタテインメントなどとグループを横断した連携を図り、バーチャル組織的な運営でプロジェクトを動かしています。

Sony Storiesにて私の参加するプロジェクト、「Project Lindbergh」の活動が紹介されています。
仮想現実の先に、ソニーが描く新しい世界 Project Lindbergh

仕事にかける情熱〜机の下の活動が全社プロジェクトに発展する醍醐味

私は入社後、セキュリティ系カメラの画像処理アルゴリズム開発や、放送機器、業務用プロジェクターなど、主に業務用製品の開発に携わってきました。今のプロジェクトに参加したきっかけは、実は「机の下プロジェクト」と社内で呼ばれているボトムアップの活動からでした。プロジェクター担当時にVR技術に触れ、VRの可能性に興味を持った私は、同じ志を持つ社内の仲間たちの活動に参加。世界最大の米国のゲームショー「E3」で360度の映像配信にトライする実証実験などを経て、活動は全社プロジェクトに昇格し、事業化をめざすまでになったのです。
VRは新しい技術のため、担当する撮影システムも手探りの中で正解を見つけていく苦労がありますが、少しずつ成功経験を積み重ねてきました。その1つがSME傘下レーベルの所属アーティストである宇多田ヒカルさんのPlayStation VR(PS VR)用コンテンツ『Hikaru Utada Laughter in the Dark Tour 2018 - "光" & "誓い" - VR』です。
撮影現場でPS VRのプレビューができる撮影システムを使い、臨場感を生み出す3D映像撮影のシステムや撮り方など多くのことを学びました。同所属アーティストのSurvive Said The ProphetさんとのPS VRコンテンツ『Survive Said The Prophet VR EXPERIENCE』ではプレイステーションのコントローラー操作によって視点の切り替えが可能なVRコンテンツに取り組んだことで、臨場感を生み出すためのノウハウを得られました。このクオリティが評価され、2つのコンテンツは国内のコンテストで優れたVRコンテンツとして表彰(*)。プロジェクトの進展に大きな手応えを得ることができました。

この職種を志望される皆さまへ

ソニーには未来の扉を開く経営資源と“遊び心”がある

まだまだ課題もあります。VRでは、実写VR体験を支えるHMDの性能が年々向上していて、よりリアルな世界の追求には、超高画質の360度映像をリアルタイム配信する必要があります。そのため、容量の大きいデータ配信に伴う帯域不足をどう補うのか、リアルタイムの変換処理をどうするのかといったシステム開発にも取り組んでいます。自由視点映像では、スポーツイベントを中継する世界の放送局への導入を想定し、クオリティとスピードのバランスを追求しています。テレビ放映では、放送局の映像クオリティを満たすと共に短時間で生成映像がリプレイできる必要があるため、簡易かつ高性能な撮影システムの構築に取り組んでいます。
ソニーのように、カメラやVRのデバイスだけでなく、アーティストや配信システム、制作会社や映画会社まで持っている会社は他にありません。未来の扉を開く鍵をいくつも有しているソニーなら、ボトムアップから始まった活動でも、ここまでのチャレンジが可能なのです。困難な課題に直面しても、つねに “遊び心”を失わないこのプロジェクトメンバーたちと、夢のような体験創出が必ず実現できると私は信じています。

(*)国内コンテストで表彰:国内の優れた先進映像コンテンツを表彰するコンテスト「ルミエール・ジャパン・アワード2019」のVR部門においてSurvive Said The Prophetさんの作品がグランプリを、宇多田ヒカルさんの作品が特別賞をそれぞれ受賞。詳しくはSMEのプレスリリースを参照。

ソフトウェア・信号/情報処理

※ 所属は取材当時のものです。

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