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2004年09月01日

植物原料プラスチックを用いた非接触ICカードを開発

 ソニーは地球環境の保全に関する取り組みの一環として、バイオマス資源(※1)より作られる「植物原料プラスチック」の製品や包装材への導入を積極的に推進しております。
 「植物原料プラスチック」は環境に優位な側面が多く、環境保全に寄与する独自の技術として積極的に開発を進め、これまでに製品4機種・包装材2種(※2)に採用・実用化してまいりました。

 上記の実績をもとに、この度、ソニーは世界で初めて「植物原料プラスチック」を用いた非接触ICカード(※3)の開発に成功いたしました。

 非接触ICカードはその利便性・安全性などの点から、急速に普及しております。現在、カードの材料には 焼却時にも環境への影響の少ないポリエチレンテレフタレート(PET)などのプラスチックが使用されていますが、この度の「植物原料プラスチック」を用いた非接触ICカードの開発により、その環境配慮性を更に高めることが可能となります。

 本技術は植物原料プラスチックの主原料であるポリ乳酸(※4)と副原料の選定、配合比率、配合方法およびカード製造方法を工夫することで実現いたしました。通信特性・信頼性・機械的な強度などの面でも、現在の非接触ICカードと同等の性能を維持しております。

 この新技術を用いた非接触ICカードは、厚み・容積に占める約90%(全質量の約75%)が植物由来の材料であり、枯渇性資源使用の削減・温室効果ガス発生の低減・リサイクル性・化学物質の安全性などの環境面において優位な側面を有しています。

ソニーは今後も環境保全に寄与する独自の技術開発に積極的に挑戦し、取り組んでまいります。

※1 生物資源の総称で、農林水産物やその余剰物、未利用資源を意味する。石油、石炭などと異なり太陽エネルギーと大気、大地、海などから毎年再生可能で、エネルギーや材料分野で新しい資源として期待されている。
  名古屋、福岡、札幌の3証券取引所における当社株式の取引が極めて少なく、上場廃止による株主および投資家の皆様への影響は軽微であると判断したため。
※2 植物原料プラスチックの導入事例
 
製品: ウォークマン(WM-FX202)、スーパーオーディオCD/DVDプレーヤー(DVP-NS999ES)、おりこうAIBO(ERF-210AW06J)、AIBO(ERS-7)
包装材: ハンディポータブルラジオ(ICR-P10)、MD「ネージュ」シリーズ
※3 ソニーが開発した非接触ICカード技術方式には"FeliCa"があり、偽造・変造しにくく、高い安全性を持 ちながらスピーディーなデータの送受信が可能で、データの書き換えによりカードを繰り返し使用できるという特徴を持つ。現在、JR東日本の「Suica」 などの交通乗車券や電子マネー「Edy」、社員証、会員証など幅広く利用されている。
※4 トウモロコシなどの植物資源のデンプンや糖類を原料として、乳酸菌で発酵させ、さらに化学的に結合(重合)して作られる高分子。

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