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2006年11月07日

ソニーの非接触ICカード技術 FeliCa(フェリカ)
次世代のICチップを開発、ICカードのラインアップを拡充

 ソニー株式会社は富士通株式会社と共同で、FeliCa(フェリカ)の次世代の非接触ICを開発いたしました。ソニーはフェリカICを1995年以来 1億7千万個以上出荷し、交通乗車券や電子マネー、社員証や会員証、ポイントカードなど様々な用途に採用されてきました。
一枚のカードで複数のアプリケーションを搭載可能なフェリカの特徴を活用していくため、また、生体認証データなど、より複雑で大容量のメモリを必要とするニーズに応えるべく、大容量・高セキュリティ・高性能なICを開発いたしました。このICチップはソニーグループ内でのカード製造、また国内・海外カードメーカー向けに販売してまいります。
  • FeliCaカードのサンプル
    FeliCaカードのサンプル(右は透明にしてチップと回路、アンテナを示したカード)

次世代のICチップの特長

1. 多数のアプリケーションに対応する大容量メモリ
フェリカは従来から一枚のカードへ交通乗車券や電子マネー、ポイントサービスなど複数のアプリケーションの搭載が可能なシステム構造です。さらに多くのサービスをカードに搭載したり、データ容量の大きい生体認証や電子チケットなどに対応できるようにメモリ容量を拡大しました。 (現行製品のメモリ容量が4KBに対し、次世代ICは9KBと倍以上を実現)
2. 業界最高速の処理スピードを、さらに高速化、通信速度も向上
フェリカカードは読取り機(リーダ/ライタ:R/W)にかざしてから、[データ検出]、[カードとR/Wの相互認証]、[データ読込み]、[データ記録] の全プロセスを暗号処理も含め0.1秒で実現していますが、新たに富士通製 FRAM※を採用したことで、データ書き込みの更なる高速化を実現し、データ処理能力を向上しました。
またデータビット転送速度は、従来の212kbpsに加えて倍速の424kbpsに対応しており、かつR/Wから送信されるデータビット転送速度に応じて自動的にカードの受信、返信速度が切り替わる機能により、簡単に高速通信機能が利用出来るようになりました。
3. データ書き換え耐性の向上
100億回のデータ書き換え耐性を実現し、フェリカカードの信頼性を向上させました。
(高頻度の利用にも対応できるようにしました)
4. セキュリティレベルの向上(2006年中 EAL4+ 取得予定)
セキュリティに関する国際標準規格である、ISO/IEC15408の評価保証レベルEAL4+認証を現在申請中であり、2006年中に取得予定です(ハードウェア)。 EAL4+は民生用機器としては最高レベルであり、強固なセキュリティレベルを保持したICチップとなっています。

【注釈】

※ FRAM:Ferroelectric Random Access Memory(強誘電体メモリ)。
   強誘電体膜をデータ保持用のキャパシターに利用した不揮発性メモリ。
   低消費電力で、高速アクセス・高頻度書き換えが可能で、ROMとRAMの長所を併せ持つ。

※  日本鉄道サイバネティクス協議会が定めたICカード規格には非準拠です。
※  このICチップを搭載したカードは日本の交通乗車券には非対応となります。

※ FeliCaは、ソニー株式会社の登録商標です。

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