ニュースリリース

コンテンツメニュー
ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
検索日と情報が異なる可能性がございますので、 あらかじめご了承ください。
2006年11月28日

植物原料プラスチックを用いた、環境に配慮したフェリカカードを実用化

 ソニーはこのたび、バイオマス資源(※1)より作られる「植物原料プラスチック」を用いた非接触ICカードを世界で初めて実用化することに成功いたしました。当社の、非接触ICカード技術“FeliCa(フェリカ)”(※2)の応用例であるプリペイド型電子マネー「Edy(エディ)」を搭載したEdyカードや社員証・会員証などへの採用が可能で、これにより、現在その利便性・安全性などの点から急速に普及している非接触ICカードを、さらに環境に配慮したものとすることが可能となります。
 まずは本技術をEdy カードに採用、2000枚を発行し、ソニーグループ内で利用していきます。同カードは、2006年12月14日(木)〜16日(土)に東京ビッグサイトで開催される「エコプロダクツ2006」(http://eco-pro.com/)のソニーグループのブースにて出品いたしますので、ぜひご覧ください。

 また、ICカードではありませんが、植物原料プラスチックからなるカードを、ソニー健康保険組合が交付する健康保険証約15万枚に採用し、今秋より現行保険証からの一斉切り替えを実施しています。
  • 植物原料プラスチックを採用したEdyカード
    写真は植物原料プラスチックを採用したEdyカード
 ソニーは地球環境の保全に関する取り組みの一環として、「植物原料プラスチック」の開発および、製品や包装材への導入を積極的に推進しています。「植物原料プラスチック」は、環境保全に寄与する独自の技術として業界最多となる5カテゴリ7製品、そして包装材2種(※3)で採用・実用化してまいりました。これらの実績を踏まえて、2004年9月には植物原料プラスチックを用いた非接触ICカードの技術開発に成功、その後の実証実験を経て十分な品質信頼性の確保ができましたので、このたびの実用化となりました。
 本技術は「植物原料プラスチック」の主原料であるポリ乳酸(※4)と副原料の選定、配合比率、配合方法およびカード製造方法を工夫することで実現いたしました。通信特性・信頼性・機械的な強度などの面でも、現在の非接触ICカードと同等の性能を維持しています。この新技術を用いた非接触ICカードは、厚み・容積に占める51%以上が植物由来の材料であり、枯渇性資源使用の削減・温室効果ガス発生の低減・リサイクル性・化学物質の安全性などの環境面において優れた特長を有しています。

 ソニーは今後とも環境保全に寄与する独自の製品に積極的に挑戦し、取り組んでまいります。

※1   生物資源の総称で、農林水産物やその余剰物、未利用資源を意味する。石油、石炭などと異なり太陽エネルギーと大気、大地、海などから毎年再生可能で、エネルギーや材料分野で新しい資源として期待されている。

※2   “FeliCa(フェリカ)” は、ソニーが開発した非接触ICカード技術方式。偽造・変造しにくく、 高い安全性を持ちながらスピーディーなデータの送受信が可能で、データの書き換えによりカードを繰り返し使用できるという特徴を持つ。現在、JR東日本の「モバイルSuica」※などの交通乗車券や電子マネー「Edy」、社員証、会員証など幅広く利用されている。
※“FeliCa”は、ソニー株式会社の登録商標。
※「モバイルSuica」は、東日本旅客鉄道株式会社の登録商標。

※3   植物原料プラスチックの導入事例
  製 品: ウォークマン®(WM-FX202)、DVDプレーヤー(DVP-NS999ES)(DVP-NS955V/NS975V)、おりこうAIBO(ERF-210AW06J)、AIBO(ERS-7)、携帯電話(premini®-IIS)※、VAIO(typeS, SZシリーズ)。
※「premini」は、株式会社NTTドコモの登録商標です。
  包装材: ハンディポータブルラジオ(ICR-P10)、MD「ネージュ」シリーズ

※4   トウモロコシなどの植物資源のデンプンや糖類を原料として、乳酸菌で発酵させ、さらに化学的に結合(重合)して作られる高分子。

このページの先頭へ