報道資料
ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
検索日と情報が異なる可能性がございますので、 あらかじめご了承ください。
2007年4月16日
サンディスクコーポレーション
ソニー株式会社
サンディスクコーポレーションとソニー株式会社は、このたび、ExpressCard™規格を採用し、高速転送技術を用いた「SxS™(エス・バイ・エス)メモリーカード」の技術仕様(以下、仕様)を共同で策定することに基本合意致しました。両社は今後、具体的な策定作業に向け協議を進めてまいります。
両社は、これまでのフラッシュメモリーカードでの協業を通じて培った強い技術力を活かし、このSxS™メモリーカード仕様によって業務用カムコーダーおよび映像編集システム用途に要求される高い性能と信頼性を満たすメディアを実現、ワークフローの効率化に貢献することをめざしています。
このSxS™メモリーカード仕様はExpressCard™規格に準拠しており、高速なPCI Express™インターフェースを通じて信号を変換せずにデータを高速で直接転送することができます。ExpressCard™規格は、従来のPCカード™規格に代わる拡張カードとして、近年PC業界での普及が急速に進んでおります。
SxS™メモリーカード仕様に基づいたSxS™メモリーカードは、ソニー製業務用カムコーダー、“XDCAM EX™”シリーズで採用される予定です。SxS™メモリーカードの出荷は2007年中を予定しています。
サンディスクコーポレーションとソニー株式会社は、業務用カムコーダー向けのハイパフォーマンスかつ大容量のレコーディングソリューションにおいてリーダーシップを担うという、共通のゴールを持っています。わたくしはソニー社とサンディスク社の長年にわたる親密な関係を誇りに思い、そして今後もSxS™メモリーカードによって完成されるエキサイティングな新製品が今後発売される日を心待ちにしています。
ソニー株式会社は、これまでにサンディスクコーポレーションともに「メモリースティックPRO」フォーマット(2003年)、携帯電話などに適した小型の「メモリースティックマイクロ」(2005年)、ギガバイトレベルの大容量データ高速転送に適した「メモリースティックPRO-HG」(2006年)等の共同開発を行い、近年ではエンタテインメント領域などにおいてもメモリースティックフォーマットの普及を推進してきました。今回、この協業をさらに発展した形で業務用カメラシステム用途に必要とされる大容量データを、高速に扱うことができるSxS™メモリーカードの技術仕様に関する共同策定の発表ができることを嬉しく思います。このSxS™メモリーカードが、業務用カメラシステム用途においてより幅広く活用され、ワークフローの効率化に貢献できることを目指していきます。