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2007年12月04日

難燃性ポリスチレン材料への自社循環を実現

〜2008年の液晶テレビ<ブラビア>より採用を開始〜

 ソニーは、過去に販売したブラウン管カラーテレビを回収して得られたプラスチック(ポリスチレン)廃材および部品梱包に使用された発泡スチロール廃材から、質の高い難燃性ポリスチレン材料を再生し、液晶テレビ<ブラビア>の部品に再利用する自社循環の仕組みを業界で初めて確立しました。 この自社循環では、テレビ製造における新規投入資源の低減と製品のコストダウンという2つのメリットを同時に実現することが可能となります。
 従来家電業界では、比較的リサイクルが容易とされるポリプロピレン材料の再利用は行われてきましたが、テレビに使用されるプラスチック部品の主原料であるポリスチレン材料については、回収時の異物除去、難燃性・耐衝撃性の確保などが難しく、再利用されていませんでした。この度実現されたブラウン管カラーテレビのプラスチック廃材の再利用には、ソニーが1990年代初めから実施してきたテレビ製品における環境配慮設計、具体的には、難燃剤の変更や難燃剤の種類の制限、難燃剤および材料の表示、素材の統一化、解体性の向上などの取り組みが大きく貢献しています。
 この環境配慮設計の取り組みにより、ソニーが家電リサイクル法に基づくリサイクル活動を行っているグリーンサイクル株式会社(愛知県・名古屋市)では、約10年にわたるお客様のご使用を経て、予めリサイクルが考慮された設計の製品が戻ってくる仕組みを確立しており、回収時の異物除去を比較的容易に行うことが可能です。
 また、部品梱包に使用される発泡スチロール廃材についても、従来はその柔軟・軽量という材料特性から発泡スチロール製品への再利用に留まっていました。この度ソニーでは、発泡スチロール廃材に独自の添加剤を加えることで、テレビ用部品に使用可能な難燃性・耐衝撃性を有する再生ポリスチレン材料を精製することに成功しました。この方法を用いて、ソニーイーエムシーエス株式会社稲沢テック(愛知県・稲沢市)で発生する発泡スチロール廃材を難燃性ポリスチレン材料に再生することが可能になりました。
 自社循環の再生難燃性ポリスチレン材料を使用する場合は、新材を使用する場合と比べて、30〜40%のCO2排出削減が見込まれます。ソニーでは、上記の自社循環によって再生される難燃性ポリスチレン材料を使用した部品を、2008年春に発売予定の液晶テレビ<ブラビア>の日本国内向け商品から採用いたします。液晶テレビ<ブラビア>の出荷台数が着実に伸びる中、限りある資源の有効活用による環境負荷低減に努めてまいります。
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