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2008年05月26日

『南アフリカ図書館車プロジェクト』を、ソニーグループが支援

− 南アフリカの子どもたちに中古図書を寄贈 −

南アフリカNPO法人 SAPESI
ソニー株式会社


このたび、南アフリカ共和国(以下、南アフリカ)のSAPESI(NPO法人:South Africa Primary Education Support Initiative)とソニー株式会社(以下、ソニー)は、『南アフリカ図書館車プロジェクト』をソニーが支援することで合意いたしました。南アフリカ教育省が推進する識字力向上計画の一環でもある同プロジェクトは、図書館車で各地に点在する小学校・中学校を巡回し、生徒および教員に対して本の貸し出しを行っています。ソニーは、同プロジェクトを南アフリカ教育省と共同で主宰しているSAPESIに対して、このプロジェクトの運営資金の寄付を行うと共に、英語圏のソニーグループ6社*の社員より提供を受けた中古児童書を寄贈いたします(現在収集中)。
本年5月28日より横浜で開催される、第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)**においても、アフリカ諸国の教育問題は重要なテーマの一つです。
南アフリカ政府の取り組みにより、現在、同国の初等教育における就学率は87%を超えていますが、学習に欠かせない図書に乏しく、図書室が設置されている学校は全体の5%以下です。

* ソニー・オーストラリア、ソニー・ニュージーランド、ソニー・サウス・アフリカ、ソニー・シンガポール、ソニー・香港、ソニーUK。
** 日本政府が、国連(国連開発計画(UNDP)、アフリカ特別調整室(OSSA))および世界銀行などとの共催で開催する、アフリカの開発をテーマとする国際会議。

  • 図書には、ソニーからの寄贈であることを示すシールが貼付されます
こうした状況に対応すべく、SAPESIは南アフリカ教育省との連携の下、義務教育の実行機関である各州の教育庁に対し、日本から寄贈を受けた中古図書館車の輸入手続き、運行の管理・運営の指導をしています。2007年は、19台の図書館車で、年間455校を訪問。2008年末には、これを35台に増やすことで未導入の残り5州にも納入し、年間訪問校も約900校に拡大する予定です。
また、南アフリカでは、11の公用語(含む9つの現地語)がありますが、これらのうち特に現地語の図書が大変不足しており、言語の衰退が懸念されています。SAPESIでは、ソニーからの寄付金を現地語で書かれた図書の購入費用にも充当し、本プロジェクトを通じて、これらの言語維持に努めてまいります。


ソニー株式会社CSR部 冨田 秀実 統括部長のコメント:

「ソニーでは、“For the Next Generation(次世代のために)”をテーマに、次の社会を担う世代の教育と持続可能な社会の構築への貢献を目指した活動を重点分野としており、教育支援に関しては約50年の歴史があります。本プロジェクトに関しては、これまでも、ソニー・オーストラリアの社員から集めた中古児童図書を2005年より毎年寄贈しておりました。今後は、南アフリカの子どもたちの教育促進の一助となれるよう、ソニーはグループをあげてこのプロジェクトを支援してまいります」

SAPESI 蓮沼 忠 代表のコメント:

「この移動図書館プロジェクトでは、子どもたちがさまざまな本に触れることができるほか、図書館車同乗の司書がこれまであまり図書に接することがなかった多くの教員たちに授業などでの図書の活用方法を教え、教育の質の向上に役立てています。現在、企業として支援いただいているのはソニーグループだけですが、より多くの企業にご賛同いただければ幸いです」

■SAPESI(South Africa Primary Education Support Initiative)について

南アフリカのNPO法人。『南アフリカ図書館車プロジェクト』を2005年より南アフリカ教育省と共同で主宰している。中古図書館車や書籍を送付する活動は、これまでも日本のNGOが行ってきたが、SAPESIは2007年から独自に図書館車の収集および輸送活動を行っている。
現在は、南アフリカのNPO支援の為の在南アフリカ日本大使館の草の根無償資金を頂き、(社)日本外交協会の協力を得て、中古図書館車を収集し、南アフリカへの送付を実施している。また、図書館車に乗せる中古図書の収集も小規模ながら行っている。

設  立 : 2006年8月   
本  社 : 南アフリカ共和国 ヨハネスブルグ市
代表者 : 蓮沼 忠(はすぬま ただし)
会  員 : 9名(南アフリカ人4名、日本人5名、内7名は南アフリカ在住)

■『南アフリカ図書館車プロジェクト』について

南アフリカ教育省とSAPESIの共同プロジェクト(2005年発足)。南アフリカ教育省が推進する識字力向上計画の一環。日本で不要になった中古図書館車を譲り受けて南アフリカに送付し、寄贈を受けた南アフリカの各州の教育庁が運行し、各地に点在する図書室のない小学校・中学校を廻り、学生および教員に対して本の貸し出しを行う。
図書館車は、1学期に2度(南アフリカの学校は4学期制)、対象校を巡回し、本の貸し出し、回収を行っている。図書館車には図書館司書が同乗しており、各校の教員に対して本の選び方や授業での活用方法などについて指導、助言する。このプロジェクトにより、子どもたちがさまざまな本に接することができるだけでなく、教員たちが本の活用方法を学び、教育の技能向上に役立てている。

なお南アフリカでは、9年間の義務教育のうち、はじめの2年間は公用語で読み書きを覚え、3年生になると英語の授業が始まり、以降全ての教科は一部の例外を除き英語で授業を行っている。11ある公用語のうち、英語とアフリカーンス語(オランダ語派生語)以外は現地語で、口頭で伝承されており、これまで書籍として残されているものが少なく、そのため一部の言語は時代と共に言語の衰退が懸念されている。また、3年生から始まる英語での授業についていけず、中途退学してしまう生徒の数も多い。こうした事態に対処すべく、英語、現地語の図書の活用を含め政府を中心とした活動が行われている。
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