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2010年01月07日

世界初*1、地上デジタル放送規格「DVB-T2」*2用復調LSIを商品化


 ソニー株式会社(以下、ソニー)は、英国で採用された地上デジタル放送規格「DVB-T2」*2(Digital Video Broadcasting - Terrestrial 2)に準拠したHD(High Definition)テレビ向け復調LSIを世界ではじめて*1商品化いたしました。



  • 復調LSI 『CXD2820R』
型 名
出荷時期
サンプル価格
復調LSI 『CXD2820R』 2010年1月 5,000円

 「DVB-T2」*2は、欧州をはじめ世界各国で採用されている地上デジタル放送規格である「DVB-T」*3を改良した新規格で、「DVB-T」と比較して大幅に伝送容量を増加させ、帯域を有効利用することで、より高品位なHD放送を実現しています。なお、「DVB-T2」対応の地上デジタル放送は、2009年12月に英国で最初に開始されました。
 今回開発した「DVB-T2」用復調LSIは、ソニー独自の受信アルゴリズムと誤り訂正回路の搭載により、弱電界環境下での高感度受信及び、マルチパス環境下での安定受信を実現するとともに、低消費電力化を図りました。さらに、従来の「DVB-T」 及び、ケーブル放送規格である「DVB-C」*4の復調機能も搭載することで、「DVB-T2」規格対応のセット設計が容易となり、同時に小型化や部品点数削減に貢献します。
 ソニーは、今後欧州を皮切りに世界各国でサービスエリアの拡大が期待される「DVB-T2」に対応した本LSIを、薄型大画面テレビやセット・トップ・ボックスメーカー等に向けて積極的に販売していきます。
 なお、本LSIは、ソニーの液晶テレビ<ブラビア>の英国向けモデル(2010年発売予定)に搭載されます。

<主な特長>

世界初*1の「DVB-T2」用復調LSIであることに加え、「DVB-T」 及び、「DVB-C」の3方式に対応することで、セットの小型化や部品点数削減に貢献。
ソニー独自の受信アルゴリズムと誤り訂正回路の搭載により、弱電界環境下での高感度受信(英国で放送中の送信パラメータDTG109にて所要C/N=19.2dB)及び、マルチパス環境下での安定受信を実現。
低消費電力700mW (LDPC復号器最大動作時、Typical値)。
Multiple-PLP*5に対応。

*1 2010年1月現在、ソニー調べ
*2 DVB-T2: 地上デジタルテレビ放送規格「ETSI EN302-755」。第1世代の「DVB-T」を改良した第2世代の規格。デジタルの音声と動画の信号を直交周波数分割多重方式(OFDM)のデジタル変調で送信する。時間インターリーバ、LDPC符号(誤り訂正方式の一種)の採用により「DVB-T」比で約50%の伝送効率の向上を実現。
*3 DVB-T: 地上デジタルテレビ放送規格「ETSI EN300-744」。欧州をはじめ世界各国で採用されている。デジタルの音声と動画の信号を直交周波数分割多重方式(OFDM)のデジタル変調で送信する。
*4 DVB-C: ケーブルデジタルテレビ放送規格「ETSI EN300-429」。欧州をはじめ世界各国で採用されている。デジタルの音声と動画の信号を振幅位相変調方式(QAM)のデジタル変調で送信する。
*5 Multiple-PLP: 「DVB-T2」で採用された、複数のTS(Transport Stream)を物理層で多重化する技術。本LSIでは、DTG400 DTG401 DTG402 DTG403 DTG404などに対応。

<『CXD2820R』のブロック図とシステム構成例>

<主な仕様>

サイズ 10mm×10mm
パッケージ 64pin LQFP
電源電圧 3.3V/2.5V/1.2V

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