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2011年10月03日

ソニー、米国スマートグリット実証実験
“Pecan Street Smart Grid Demonstration Project”に参加

 ソニーは、米国テキサス州オースチンで行われるスマートグリッド実証実験“Pecan Street Smart Grid Demonstration Project” (ピーカン ストリート スマート グリッド 実証 プロジェクト)に、参加することが決まりました。実証実験参加企業として、ソニーは、ユーザーにとって実用的なだけでなく、楽しく継続的に利用したくなるHEMS(ホームエナジーマネージメントシステム)を構築し、実用化に向けての検証を行います。
 家庭などに設置したスマートメーター(次世代電力計)をネットワークに接続し、リアルタイムに電力需要を把握し、電力供給を最適化するスマートグリッドの取り組みは、発送電の効率化、スマートメーターなど系統側の利便を目的としたものが中心となっています。ソニーは、この分野で、エンドユーザーのべネフィット創造を同時に生みだすことを目指していたため、同じくユーザーベネフィットの創造を重視している“Pecan Street Smart Grid Demonstration Project”に参加することが最適と考えました。

スマートグリッド実証実験概要

実験概要
◆ HEMSのローコスト化を実現する新技術の検証
 従来のように、分電盤や、機器毎に電力を測定するための装置を取り付けることがなく、分電盤のメイン配線1カ所の電流波形を測定するだけで、家の中の主要な機器それぞれの測定が可能になり、システムの導入が簡単になります。

◆ ソニーグループの持つCE機器、Entertainment等を利用した付加価値の提案
 今回の実験では、TV用インターネット接続機器 を対象の全家庭に導入します。これにより、 リビングにおいてTVを見るのと同感覚でいつでもエネルギーマネジメントのポータルサイトを閲覧でき、誰でもシステムに参加できます。また、サイトにアクセスすることが楽しいと感じていただけるような、ゲームやフリーコンテンツの配布など、サービスの検討をいたします。将来的には広告などのビジネスモデルと組み合わせることで、ユーザーの金銭的負担をなるべくかけずにHEMSシステムを運営できる仕組みを検討します。

◆ QOL(Quality of Life クオリティーオブライフ)を維持しつつ、効率的な省電力マネジメントの検証
 独自開発の電力需要予測技術などにより予め電力のピークや余剰時間帯を予測し、余剰時間帯を 利用して、バッテリーやEVのチャージを行うことや、ピーク時にバッテリーを使用することで電力系統全体の負荷を抑え、電力供給者側とユーザー側の双方にメリットのあるシステムを構築して いきます。また、ネットワーク経由でコントロール可能なサーモスタットを全戸に導入し、ピーク 時間帯に、ユーザーに不便を感じさせない範囲内で空調制御を行うことも視野に入れています。 一部のご家庭では、電力消費のピーク時に通常の系統電力を使用せず、ソニーで開発した蓄電ユニットを併用することで各戸の消費電力平準化を図る予定です。

◆ オープンプラットフォーム
 オープンな技術を採用することで、ソニーが家庭から収集する電力消費データなども、セキュリティーやプライバシーを保ちつつ、3rdベンダーがソリューションを提供できるような環境を検討していきます。具体的には家電の制御などは、将来的にSmart Energy Profileなどオープンなものを採用していきます。また、3rdベンダーが、独自に電力測定機器を設置しなくても情報共有アプリケーションを提供できるよう、ユーザーの許可のもと、セキュリティーを保ちながら消費電力データを外部からAPIで呼び出せるようなデータベース構築を行うことも検討します。

実験場所
 米国 テキサス州 オースチン

実験期間
 2012年3月より2年間 (最大5年間)

実験対象戸数
 最大500軒

 この実験を通して、ソニーは、ユーザーが楽しみながら環境貢献を実現できる理想のスマートグリッド事業モデルを模索していきます。
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