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2014年04月01日

眼科検査用の顕微鏡に対応した フルHDビデオカメラを発売

- 角膜など前眼部の映像を高精細に撮影 -



  • 写真(左)CMOSフルHDビデオカメラ 「MCC-500MD」、(右)スリットランプによる検査(イメージ)
 ソニーは、眼科検査用の顕微鏡(スリットランプ)に装着して、顕微鏡を覗く医師と同様の映像を高精細なフルHDで撮影する、CMOSフルHDビデオカメラ「MCC-500MD」を発売します。
 本機は、コンパクトなカメラユニット1台とコントロールユニット1台で構成されています。放送・業務用のカメラで培った技術ノウハウを用いることで、眼科検査映像に求められる精密な映像調整をコントロールユニットで調整でき、特にスリットランプ特有の暗部と明部のコントラストの大きい映像の撮影に対応します。
型名 発売日 価格
CMOSフルHDビデオカメラ 「MCC-500MD」 4月1日 オープン価格
 スリットランプとは、眼科検査用の顕微鏡で、前眼部(角膜、水晶体、結膜など)の観察に用いられています。一般的に、スリットランプで前眼部を検査する際は、検査室内を暗くし患者の眼に強いスリット状の光を当てた映像を観察し、傷や炎症の確認を行います。従って、その映像は暗い背景に明るい被写体が映し出されるものとなるため、撮影するカメラにはダイナミックレンジの広さ、高い感度などが求められます。
 本機は、1/2.9型 Exmor® CMOSイメージセンサー(有効画素数207万画素)を搭載し、F値5.6の高感度と55dB(デシベル)の低ノイズを実現し、微細な情報を高精細に撮影します。
搭載しているCMOSイメージセンサーは色分解性能に優れており色階調を豊かに表現できるため、眼科手術顕微鏡にも対応し、観察や映像を使った研修医への教育などへの貢献も期待できます。
 さらに、特定の撮影に適した最大6つの撮影条件を設定できる「ピクチャープロファイル機能」を搭載し、プリセットした条件はフロントパネルのボタンに触れるだけで呼び出しできます。カスタマイズできるパラメーターは、露光・シャープネス・ガンマ・ホワイトバランスなどの画質設定だけでなく、眼科検査に多用されるフルオレセイン蛍光検査モードも搭載しており、医師は検査内容により撮影モードを簡便に切り替えることができます。
※:フルオレセイン蛍光検査とは:眼科臨床における診断の際に広く使われている検査方法。フルオレセインナトリウム溶液を眼に滴下し、蛍光造影を行うことで擦過傷や潰瘍の有無や程度を観察する。

この製品の具体的な使用例として、主に以下2点が挙げられます。

① スリットランプを覗く医師にしか視認できない映像を本機で撮影し、モニターに映し出すことで、看護師や、研修を目的にした研修医や医学生、あるいは患者とも映像を共有できます。
② 撮影した映像をメディカルレコーダーに保存することで、大学病院、臨床研修施設などでの教育用途や学会発表に使用するなど、貴重な症例の映像を有効に利用できます。

 近年、医療現場における様々な映像装置において、急速に高画質化が進んでいます。スリットランプの周辺機器においても、現在はSD映像の機器が主流ですが、各メーカーがHDに対応したPC用のスリットランプ映像管理ソフトウェアの開発を加速させるなど、HD化への傾向が顕著です。それに伴い、今後スリットランプの映像を撮影するHDカメラの需要の拡大が予測されます。
 ソニーは、医療周辺機器のカメラを1988年から開発、製品化しており、そのノウハウや放送・業務用カメラで培った映像技術を込めた本機を導入することで、高画質映像による付加価値を医療現場(例:眼科検査領域)へも展開します。

 ソニーは、中長期に成長を目指す事業領域の一つであるメディカル事業の中で、専用のカメラに加え、レコーダーやプリンター、モニターなど医療現場の周辺機器の製品ラインナップも強化していきます。

  • <接続イメージ>

「MCC-500MD」の主な特長

1. 1/2.9型フルHDイメージセンサー搭載
フルHD解像度をもつ有効207万画素の1/2.9型Exmor CMOSセンサーを搭載しています。
F値5.6という高感度、55dBの低ノイズを実現し、微細な画像情報を高精細かつ緻密に撮影します。搭載しているCMOイメージセンサーは色分解性能に優れており、例えば、角膜、水晶体、結膜など前眼部の顕微鏡画像による観察・手術分野への医学的貢献が期待できます。
2. ピクチャープロファイル機能を搭載
特定の撮影に適した最大6つの撮影条件を設定できる「ピクチャープロファイル機能」を搭載し、プリセットした条件はフロントパネルのボタンに触れるだけで呼び出しできます。カスタマイズできるパラメーターは、露光・シャープネス・ガンマ・ホワイトバランスなどの画質設定だけでなく、眼科検査に多用されるフルオレセイン蛍光検査モードも搭載しており、医師は検査内容により撮影モードを簡便に切り替えることができます。
3. 小型・軽量な40gのカメラヘッド
CMOSイメージセンサーの採用により、フルHDの解像度を持ちながら、40gというカメラヘッドの軽量化を実現。検査機器への装着が、より容易になります。
4. 幅広いビデオフォーマットに対応
フルHDだけでなく、多くのファイリングシステムに採用されているSDにも高い画質で出力します。柔軟性や拡張性に優れたソリューションを提供します。
5. カメラケーブル長の選択が可能
設置される環境に応じ、カメラケーブルは6m、10m、15mから選択できます。さらに、オプションの延長ケーブルを用いることで最大20mまで延長できます。検査室のレイアウトによる制限を最小化しました。

主な仕様

カメラヘッド
撮像素子 1/2.9型 Exmor CMOSイメージセンサー
レンズマウント Cマウント
感度 F5.6(1080/59.94iのとき89.9%反射、2000ルクス)
映像S/N比 55dB(Y)(Typical)
水平解像度 900TV本以上カメラヘッド
ゲイン 0 ~ 27dB
シャッター速度 1/60 ~ 1/10,000秒
カメラケーブル端子 20ピン 丸型
入出力部(カメラコントロールユニット)
入力端子
リモート ステレオミニジャック
出力端子
VIDEO OUT BNC
S VIDEO OUT ミニDIN 4ピン
HDMI OUT HDMIコネクタ
HD - SDI OUT BNC HD:SMPTE 292M準拠  3G:SMPTE 424M準拠
入出力端子
カメラ 20ピン 丸型
RS-232C D-sub 9ピン
3D SYNC BNC
一般
電源電圧 AC100 ~ 240V、50/60Hz
消費電力 0.27~ 0.18A
動作温度 0 ~ 40℃
動作湿度 20 ~ 80%(結露なきこと)
保存温度 -20 ~+60℃
保存湿度 20 ~ 90%(結露なきこと)
外形寸法
(幅×高さ×奥行)
カメラヘッド:27×28×49mm
カメラコントロールユニット:200×62×240mm(突起部含まず)
質量 カメラヘッド:約40g
カメラコントロールユニット:約2.3kg
付属品 電源コード、三脚アダプター、三脚アダプター固定ネジ×2、
レンズマウントキャップ、CD-ROM(取扱説明書)、保証書

お客様からのお問い合わせ先


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TEL
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