報道資料
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2014年11月19日
型名 | 発売日 | メーカー希望小売価格 |
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30型4K有機ELマスターモニター『BVM-X300』 | 2015年2月 | 3,880,000円+税 |
ソニーは、業界初となる4K(4096×2160ピクセル)有機ELパネルを搭載した30型のマスターモニター『BVM-X300』を発売します。
本機は、4Kの高い解像度と、有機ELの自発光方式ならではの忠実な黒の再現性や100万:1以上の高いコントラスト、動画ブレや残像が少ない優れた応答性を特長としています。
また新たに、デジタルシネマ要求仕様(DCI-P3※2)の色域を包含し、次世代放送の映像制作規格(ITU-R BT.2020※3)の色域にも対応※4するなど、ソニー独自の有機EL技術により4K映像制作時代にふさわしい広い色域を実現しました。
ソニーは長年の業務用モニター開発で培った正確な色、正確な画像、高い信頼性を極める「TRIMASTER(トライマスター)」技術と、独自の有機ELパネルの特長を備えた放送・業務用有機ELモニターを2011年より発売してきました。これらモニターの全世界累計出荷台数は35,000台を超え※5、映像制作のプロを中心に高い評価を得ています。
ソニーは本機を、放送局や映像制作プロダクションにおける編集やカラーグレーディング、VFX・CG制作、カメラ調整、品質管理やクライアントの映像確認用のモニターとして提案するほか、企業や大学などの商品開発や研究、産業用向けに提案してまいります。
ソニー独自の4K(4096×2160ピクセル)有機ELパネルを搭載。有機ELパネルの上面から光を取り出す「Super Top Emission (ス-パートップエミッション)」構造により、高輝度な画像を表示します。
また、マイクロキャビティ構造とカラーフィルターによって色純度を高め、高いコントラストも実現しています。
さらに、ソニーが長年の業務用モニター開発で培った「TRIMASTER(トライマスター)」技術を組み合わせることで、マスターモニターに求められる高画質と信頼性を実現しています。
自発光方式であるため、黒の映像を表示する際に発光せず、これまでにない深い黒を表示できます。 また、100万:1以上の圧倒的なコントラストで、映像を鮮明に表示します。
有機ELパネルは、有機材料に流す電流を変化させると、瞬時に発光状態が変化し、信号のレベルに関係なく、マイクロ秒単位での応答が可能。このため優れた動画応答性を実現し、スポーツ中継やスタジオ収録時のカメラパン、文字ロールスーパーなどの動きの速い映像を確認しやすくなります。文字テロップなどスクロールも残像少なく、滑らかに表示できます。
「スーパートップエミッション」のマイクロキャビティ構造とカラーフィルターによる独自の色抽出技術により、色純度を向上させています。これにより、デジタルシネマ要求仕様の色域(DCI-P3)を包含し、次世代放送の映像制作規格(ITU-R BT.2020) の色域も対応※1します。映像制作において、より正確な色の確認ができるようになりました。
また、ソニーのS-Gamut3、S-Gamut3.Cine※2の色域にも対応しています。
低輝度においても正確な色再現性を維持することができるため、LCDでは表示できなかった低階調の色も再現できます。
標準で3G/HD-SDI ×4入力のインターフェースを搭載し、これまでのSquare Division信号に加えて、今後4K映像制作で主流となる2 Sample Interleave信号に対応。これにより既存のコンテンツから今後制作する4Kコンテンツまで、映像確認できます。
3G/HD-SDI×4本で3840×2160/24、25、30、50、60pまでと、4096×2160/24、25、30、50、60p の信号まで表示できます。また、4K/QFHD表示の他、2K/HD信号入力時に、ピクセルコピー型の拡大を行うことで、忠実な信号再現を実現しました。
本体前面に、7つの機能の割り当てができるファンクションボタン、ダイレクトに色調整が可能なマニュアル調整ボタン・つまみ、LED 自照式ボタン(オン/ オフ、輝度選択)などの機能を搭載。従来の操作性を踏襲しつつ暗い制作環境での使いやすさを向上させ、シンプルなオペレーションを可能にしました。
2.2、2.4、2.6、CRT、S-LOG3の各設定により、放送規格、デジタルシネマのガンマ等をサポート。
CRTガンマでは、弊社CRTモニターのBVM-Dシリーズ、BVM-A シリーズに近い表示を実現しました。
以下の機能を搭載しています。
他
BVM-X300 | ||
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ディスプレイ パネル |
パネル | 5有機ELパネル |
画面サイズ | 29.5型 | |
表示エリア | 663.55×349.92mm | |
アスペクト比 | 17:9 | |
解像度(H×V) | 4096×2160ピクセル | |
有効画素率 | 99.99% | |
パネルドライバー | RGB 各色10bit | |
視野角(上、下、左、右) | 89度、89度、89度、89度(コントラスト>10:1、Typical 値) | |
パネル表示フレームレート | 48/50/60Hz | |
コントラスト比 | 1,000,000:1以上 | |
標準輝度 | 100cd/m2 | |
色温度 | D56、D61、D65、D93、DCI※1、User1-5(5,000-10,000Kで調整) | |
カラースペース | ITU-R BT.2020※2、ITU-R BT.709、EBU、SMPTE-C、DCI-P3、 X300ネイティブ※3、S-Gamut3、S-Gamut3.cine |
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伝送マトリクス | ITU-R BT.709、ITU-R BT.2020(ノーコンスタントルミナンス) | |
EOTF※4 | 2.2、2.4、2.6、CRT、S-LOG3(HDR) | |
ウォームアップ時間 | 約30分 | |
入力 | SDI | 4BNC×1 |
オプション | (×2)(将来拡張機能) | |
シリアルモード | RJ45×1(10BASE-T/100BASE-TX)(将来拡張機能) | |
出力 | SDI | 4BNC×1 |
音声モニター | ステレオミニジャック×1(将来拡張機能) | |
ヘッドフォン | ステレオミニジャック×1(将来拡張機能) | |
一般 | 電源 | AC100V -240V、50/60 Hz |
動作温度 | 0 ~ 35℃(推奨使用温度20 ~ 30℃) | |
動作湿度 | 0 ~ 90%(結露のないこと) | |
保存・輸送温度 | -20 ~ +60℃ | |
保存・輸送湿度 | 0 ~ 90% | |
保存・輸送気圧 | 700 ~ 1060hPa | |
外形寸法(幅×高さ×奥行) | 743.0 x 481.5 x 145.0mm(突起部を除く) | |
付属品 | AC 電源コード(1)、AC プラグホルダー(1)、CD-ROM(1)、お使いになる前に(1) |
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