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2015年01月20日

オープンエネルギーシステム(OES)を実現する分散型DC電力制御に関する実証的研究の成果報告について

~第2回オープンエネルギーシステム国際シンポジウム開催~


沖縄科学技術大学院大学
株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所
沖縄科学技術大学院大学(OIST)と株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所(本社:東京都品川区、社長:北野宏明、以下、ソニーCSL)は、2012 年度より、株式会社沖創工とソニーグループとの共同で、「オープンエネルギーシステム(OES)を実現する分散型DC(Direct Current, 直流)電力制御に関する実証的研究」に取り組んできました。
このたび、第2回オープンエネルギーシステム国際シンポジウム【2月2日~3日、於 沖縄科学技術大学院大学(沖縄県国頭郡恩納村字谷茶1919番地1)】を開催し、本研究テーマの成果報告を行いますので、ご案内いたします。
昨年1月に開催された第1回シンポジウムでは、3軒のOIST教員住宅での電力融通基礎実験についてご紹介しましたが、2014年度には実験対象を教員住宅ほぼ全ての19軒へ拡大し、電力制御技術の向上を図ることで、コミュニティ単位で日々の実利用を賄う電力供給システム(DC Open Energy System, DCOES)へと完成度を高めました。現在は、実利用環境下において日々データの蓄積とシステムの更なる改善に取り組んでいます。
本シンポジウムでは、都市部のみならず離島、電力供給が不安定な地域、さらには電力供給の無い僻地など、さまざまな社会的、地理的状況におけるOES の適用をめぐる課題を取り上げ、内外から集った研究者やビジネスリーダー、技術専門家らが2日間にわたり議論します。また昨年同様、OISTキャンパス内のDCOESの見学ツアーも予定しています。

「オープンエネルギーシステム」とは

地球温暖化や石油など化石燃料の枯渇リスクなどから、自然エネルギーの有効利用に対する期待は高まっています。しかし、薄く分散し、時間的な変動が激しい自然エネルギーからの電力を既存の送電網に統合することには技術的な困難があることも知られています。OIST とソニーCSLでは、自然エネルギーの最大限の活用、さらには自然エネルギーを主電力源とする安定的な電力システムの実現を目指し、既存の送電システムに替わるものとして超分散型でダイナミックに再構成可能なオープンエネルギーシステムに関する研究を2010 年より行っています。

沖縄科学技術大学院大学(OIST)とソニーCSL の共同研究について

沖縄科学技術大学学院大学(OIST)とソニーCSLは、2011 年度よりオープンエネルギーシステムの実証実験を開始、2012 年度からは亜熱帯・島しょ型エネルギー基盤技術研究事業(沖縄県)の採択・補助を受け、㈱沖創工を加えた3 社共同で、「オープンエネルギーシステム(OES)を実現する分散型DC電力制御に関する実証的研究」に取り組んでいます。本研究においては、OIST キャンパス内の教員住宅に設置された太陽光発電を全面的に活用し、ソニー製のリチウムイオンベースのエネルギーサーバー・ユニットに蓄電することで自然エネルギーを主電源とした電力を使用するとともに、DC送電網により相互に電力を融通しあえるようなDCマイクログリッドの開発を行っています。

第2回オープンエネルギーシステム国際シンポジウム

  • 主催:沖縄科学技術大学院大学(OIST)
  • 共催:株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所(Sony CSL)
日時:2015年2月2日(月)~2015年2月3日(火)
場所:OIST メインキャンパス セミナールームB250
<日英同時通訳あり>

~プログラム~

2月2日(月)9:00-18:00
08:30-09:00
受付
09:00-09:10
開会挨拶
◆ジョナサン・ドーファン:OIST学長
09:10-09:20
OISTからのメッセージ
◆ロバート・バックマン:OIST首席副学長
----セッション1:オープンエネルギーシステム ビジョンと現状----
09:20-10:00
オープンエネルギーシステム:地球規模の課題である持続可能性の解決に向けて
◆北野 宏明:OIST教授/ソニーCSL代表取締役社長
10:00-10:40
エネルギーとモビリティの領域におけるビックデータの挑戦
◆ローナン・ステファン:Chief Innovation Officer, ALSTOM, France
10:40-11:20
DCOES:コミュニティグリッドのための直流ベース、ボトムアップエネルギー交換システム
◆所 眞理雄:ソニーCSLファウンダー
11:20-13:30
DCOES プロジェクトツアー/昼食
----セッション2:エネルギー持続性のための新たな取組----
13:30-14:10
電力の未来
◆T. P. チョプラ:President & CEO, Bharat Light & Power, India
14:10-14:50
ナノグリッド:オフグリッド環境のための持続可能なグリーンエネルギーソリューション
◆ディダール・イスラム:Managing Director & Founder, Solaric, Bangladesh
14:50-15:10
休憩
15:10-15:50
規模の経済から選択肢の経済へ
◆パトリック・ホイットニー:Professor, Illinois Institute of Technology, USA
15:50-16:30
新しいマイクログリッドとスマートコミュニティ構造とビジネスモデル
◆ローラン・シュミット:Vice President for Smart Grid, ALSTOM, France
16:30-17:10
再生可能エネルギーとエネルギー貯蔵による先進的なビジネスの創造
◆リカルド・アモローゾ:Chief Innovation Officer, ENEL Green Power, Italy
17:20-17:50
パネルディスカッション
◆モデレーター:北野 宏明
18:00-20:00
ワーキングディナー(希望者)
2月3日(火) 8:30-15:30
----セッション3:スマートシティのためのスマートエネルギー----
08:30-09:10
スマートメーターとエネルギー貯蔵導入によるインフラ事業の崩壊
◆ジョン・デグテロム:Venture Services Lead, MaRS, Canada
09:10-09:50
集中型か分散型?:日本における電力自由化とビジネス機会
-北海道のケーススタディ

◆木暮 明大:株式会社エネコープ 常務取締役
09:50-10:30
分参加型持続性への包括的なアプローチ
◆ビンセント・ポール・ポンティユ:Director and CTO, Blue Planet Research, USA
10:30-10:50
休憩
10:50-11:30
消費者参加・協力のキーポイント:どのようにして消費者に商用オープンエネルギーシステムに参加してもらうか?
◆フィリップ・ルイス:CEO and Founder, VaasaETT, Finland
11:30-12:10
NTTグループにおける高電圧直流給電システムの導入と次世代直流給電システム
◆田中 徹:主任研究員 NTT環境エネルギー研究所
12:10-13:10
昼食
----セッション4:R&Dクラスターの創造----
13:10-13:50
ハワイの再生可能エネルギーの将来:マウイ島のスマートグリッド
エネルギー技術と適用のショーケース

◆レオン・ルース:Specialist, University of Hawaii, USA
13:50-14:30
Monash大学におけるエネルギーシステムの研究と応用
◆アリエル・リーブマン:Monash University, Australia
14:30-14:50
パネルディスカッション
◆モデレーター:ロバート・バックマン
----閉会----
14:50-15:20
統括パネルディスカッション
◆北野 宏明、所 眞理雄、ローナン・ステファン
15:20-15:30
閉会挨拶
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