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2016年04月28日

平成28年度 春の褒章において紫綬褒章を受章

ブルーレイディスクの基本構造と製法の開発によりブルーレイディスク普及へ貢献


この度、ソニー株式会社の社員である柏木 俊行に対し、平成28年春の褒章において紫綬褒章が授与されることになりましたのでお知らせします。
紫綬褒章は科学技術分野における発明・発見や、学術及びスポーツ・芸術分野における優れた業績等に対して表彰されるもので、この度の受章はブルーレイディスクの基本構造と製法の開発に関する業績が評価されたものです。なお、本開発では平成23年度の全国発明表彰(主催:公益社団法人発明協会)において最高位の「恩賜発明賞」を受賞しており、その後の発明協会の推薦により、平成27年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞(開発部門)も授与されています。また、発明協会からは今回の紫綬褒章へも推薦をいただいています。

今回の受章は、大容量に適したディスク構造と製法の開発によりブルーレイディスクの量産化を実現し、高精細で美しいハイビジョン映像等の記録媒体として同方式のディスクが広く用いられ、また、それによりハイビジョンコンテンツが全世界に広く普及することに貢献した業績が高く評価されたものです。
ブルーレイディスクで必要となる容量は25GBであり、従来の赤色のレーザーを使用するDVDの容量の5GBに比べて約5倍の情報を記録することになるため、光ディスクの大容量化を実現するための新たなディスク構造が必要となりました。今回受章した開発において考案された技術では、CD、DVDとの互換性を保ちながら必要とする容量を実現するため、レーザー光が透過するカバー層の厚さを0.1mmまで薄くしました。薄くすることにより屈折した光でも正確に焦点を結べるようになったため、ディスク表面のわずかなゆがみにも強く、DVDの記録再生レーザーのスポットサイズに比べ、高開口数(NA=0.85)の対物レンズと青紫色のレーザーの組み合わせにより、約5分の1のスポットサイズでの記録再生が可能になりました。
また、この構造のディスクの製造に向けて、特別な紫外線硬化樹脂を用い、スピンコート(回転延伸)という技術を応用した製法を考案したことによって、ブルーレイディスクの量産化が実現しました。
  • 下から基板、情報信号部、光透過層(0.1mm)
    ディスク基本構造
  • スピンコート法:センター穴埋め→樹脂塗布→振り切り→赤外線照射
    製法の概要

「平成28年度 春の褒章における紫綬褒章」 受章者

ソニー株式会社 R&Dプラットフォーム 研究開発企画部門
プリンシパルエンジニア
かしわぎ としゆき
柏木 俊行

今後も当社は、社会・経済、国民生活の発展向上等に寄与する科学技術の研究開発を推進し、画期的な技術の実現に取り組んで参ります。
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