報道資料
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2018年5月14日
GNSS受信機やハイレゾ対応のオーディオコーデック等を内蔵し、マルチCPU構成を採用
2018年5月14日発表
2018年8月30日改訂
ソニー株式会社
ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社
ソニーは、IoT向けスマートセンシングプロセッサ搭載ボード「SPRESENSE」(スプレッセンス)のメインボードと拡張ボードの2点を商品化し、7月31日に発売を開始します。本商品は、ソニーが培ってきた高性能なGNSS (Global Navigation Satellite System)受信機や高音質なハイレゾリューション・オーディオ(ハイレゾ)音源対応のオーディオコーデック等を内蔵したマルチCPU構成採用の独自のボードです。これらのボードを組み合わせ、アプリケーションを開発することで、ドローンやスマートスピーカー、センシングカメラ等のIoT端末向けに、様々な用途のシステムを構築できます。本商品のソフトウェアならびにハードウェアの技術情報をオープンプラットフォームとして一般のお客様にも広く公開することで、幅広いアプリケーション開発を可能とし、市場の拡大を図っていきます。
型名 | 発売日 | メーカー希望小売価格 (税抜き) |
|
---|---|---|---|
IoT向けスマートセンシング プロセッサ搭載ボード SPRESENSE |
メインボード 「CXD5602PWBMAIN1」 |
2018年7月31日 | 5,500円 |
拡張ボード 「CXD5602PWBEXT1」 |
3,500円 |
今後、拡大するIoT市場において、位置情報と音声入出力機能は、ますます重要になることが見込まれます。本商品のメインボードは、低消費電力でありながら、GNSS受信機やハイレゾ音源対応のオーディオコーデック等を内蔵するとともに、6個のCPUを搭載したマルチコア構成を採用することで、個人でも容易に高性能で汎用性の高いアプリケーションの開発を可能とするスマートセンシングプロセッサ搭載ボードです。例えば、GNSS測位技術と高機能プロセッサを活用して飛行制御を行うドローン、音声で操作するスマートスピーカー、低消費電力のセンシングカメラなどのIoT端末や、各種センサーと組み合わせた工場の製造ライン異常を検知するシステムなどに利用できます。
メインボードに組み合わせて使用できる拡張ボードは、ヘッドホン端子、マイク端子、SDカードスロットを備えており、録音・再生等を行うオーディオアプリケーションの開発に活用できます。また、メインボードのI/O電圧を1.8Vから3.3Vもしくは5.0Vに変換が可能なコネクターを備えており、オープンプラットフォームに対応した一部の汎用拡張基板を接続、活用できます。
本商品のソフトウェアならびにハードウェアの技術情報は、「Sony Developer World」SPRESENSE専用ページにて公開します。ソフトウェア開発環境は、「Arduino IDE」、「Eclipse IDE」等に対応し、幅広いアプリケーション開発を可能とします。本商品はオンラインならびに一部店頭での販売を予定しています。
また、本商品は、5月18日(金)から米国サンマテオで開催される Maker Faire Bay Area 2018、ならびに8月4日(土)、5日(日)に東京で開催される Maker Faire Tokyo 2018にて展示予定です。
型名 | メインボード「CXD5602PWBMAIN1」 |
サイズ | 50.0 mm x 20.6 mm |
CPU | ARM® Cortex®-M4F 6個搭載 |
最大クロック周波数 | 156MHz |
SRAM | 1.5MB |
フラッシュメモリー | 8MB |
デジタル入出力 | GPIO, SPI, I2C, UART, PWM, I2S |
アナログ端子 | 2ch (0.7V レンジ) |
GNSS | GPS, GLONASS |
その他 | カメラインターフェース |
型名 | 拡張ボード「CXD5602PWBEXT1」 |
サイズ | 68.6 mm x 53.3 mm |
オーディオ入出力 | 8ch デジタルマイク入力 もしくは 4ch アナログマイク入力, ヘッドホン出力 |
デジタル入出力 | 3.3V もしくは 5.0V |
アナログ端子 | 6ch (5.0V レンジ) |
その他 | SDカードスロット |