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2001年 3月 8日
![]() ![]() ![]() 第2期ライン増設に750億円規模の設備投資、ならびに200億円の増資を実施 ![]() エスティ・エルシーディ株式会社
ソニー株式会社 株式会社豊田自動織機製作所 ソニー株式会社(以下、ソニー)と株式会社豊田自動織機製作所(同、豊田自動織機)の 合弁企業であるエスティ・エルシーディ株式会社(同、STLCD)は、拡大する低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレイ需要に対応するため、750億円規模の設備投資を行い、生産設備の増強を図ります。 これに伴い、ソニーと豊田自動織機はSTLCDに対し、合計200億円の追加出資を行います。 STLCDは、低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレイの生産を行うため、1997年10月にソニーと豊田自動織機の合弁企業として、愛知県知多郡東浦町に設立されました。 1999年4月の量産開始以来、需要の拡大にあわせて順次生産能力を増強、現在、小型ディスプレイを中心にフル生産中です。 STLCDの製品は、主にビデオカメラやデジタルスチルカメラのモニター向けとして、ソニーの他、複数の企業で採用されています。 STLCDが生産しソニーが販売する低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレイは、高開口率や高精細、 低消費電力などの基本的特性に加えて、ディスプレイとその駆動回路などをTFTガラス基板上に一体で形成する Vステム化e易に行えるなどの特長を持っています。そのため、ディスプレイ部の小型軽量化やコスト削減などが 可能となり、ビデオカメラやデジタルスチルカメラ、車載用モニターなど、様々な製品のディスプレイデバイスとして 応用が期待できます。 特に今後は、携帯電話のワイドバンド化により、動画や高画質な静止画などの大容量データを容易に送受信すること が可能になるため、カラー液晶を搭載した携帯電話が増加し、2005年には約6億台(DataSource:ADR)になると 予想されています。これらの小型軽量を重視する携帯電話や携帯情報端末などのモバイル用途における 高画質ディスプレイデバイスとして、低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレイは優れた特性を持っており、 需要がより一層高まるものと期待されます。 STLCDは、今後益々需要が高まると予想される低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレイの生産体制を増強するため、 本年秋より750億円規模の設備投資を行い、第2期ラインの増設を開始、2002年6月より稼動させる予定です。 これにより、第1期ラインの増強とあわせて、STLCDの生産体制は、現状の月産12,000枚から、 2002年には月産32,000枚(600×720mm基板ベース)になる予定です。 これに伴い、2002年1月を目処に、ソニーと豊田自動織機はそれぞれが100億円ずつ、合計200億円の追加出資を STLCDに対し行います。この結果、STLCDの資本金は、500億円になる予定です。 3社は、低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレイを、小型ディスプレイ領域における重要なデバイスとして位置付け、 優れた製品の開発や製造を進め、一層のビジネス拡大を図ります。
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