プレスリリース

< 報道資料 >

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2002年6月12日



植物原料プラスチックを筐体に採用したウォークマンを商品化
〜筐体重量比9割以上に採用〜


 ソニーは、自然環境の保全に関する取り組みの一環として、植物を主原料とするプラスチックを電子機器筐体に採用する技術を確立し、第一弾として今秋発売予定のウォークマン1モデルに採用する予定です。

 今回採用する植物原料プラスチックは、トウモロコシから作られるポリ乳酸※1をベースとしています。従来のポリ乳酸は、電子機器の筐体のような耐久消費財に用いるには十分な物性がありませんでしたが、今回三菱樹脂(株)および三宝化成(株)と共同で改良を加え、筐体にふさわしい耐久性と耐熱性、耐衝撃性、成形性を実現し、筐体の9割以上(重量比)に採用する予定です。

 植物原料プラスチックは、毎年生産できる植物資源を主原料としているので、石油から作られる通常のプラスチックに比べて枯渇性資源の節約を図ることができます。廃棄後はコンポスト施設※2等で微生物や酵素により徐々に分解し、最終的には二酸化炭素と水と無機質になります。焼却した際も、ハロゲン物質を含まないので、ダイオキシンを発生させる原因となりません。なお、材料リサイクルも技術的に可能です。

 また、植物原料プラスチックは、透明シートを熱成形することで製品の包装材にも応用が可能で、7月より小型ラジオのパッケージに採用される予定です。

 ソニーはこれまで無鉛はんだやハロゲンフリーのプリント配線板の導入等、環境に配慮した材料を積極的に商品に採用してきました。今後も様々な商品とその製造過程において、環境負荷を可能な限り低減できる関連技術の確立および商品化に努めてまいります。


(注)
※1 トウモロコシやジャガイモなどのデンプンや糖類を乳酸菌で発酵させ、さらに 化学的に結合(重合)して作られるプラスチック。生分解性があり、環境中で徐々に分解し、最終的に水と二酸化炭素になる。
※2 落ち葉や生ごみ等の農業廃棄物を利用して堆肥を作る施設。温度、湿度が高く、微生物が住み、落ち葉や生ごみを自然分解するのに都合の良い環境となっている。