プレスリリース

< 報道資料 >

ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。 検索日と情報が異なる可能性がございますので、 あらかじめご了承ください。現在発売されている商品に関しては、ソニーマーケティング(株)「SonyDrive」をご覧ください。
ソニーマーケティング(株)発表の広報発表文(ソニー製品等)はこちらの目次をご覧ください。
2002年8月7日



デジタルコンテンツ著作権管理・配信技術「OpenMG X」を開発
〜著作権を尊重したデジタルコンテンツの流通の促進にむけて〜


 ソニー株式会社は、今後急速に拡大・多様化が予想されるインターネットなどを通じた音楽や映像などのデジタルコンテンツ流通に関し、さまざまな機器に対応できる独自の著作権管理・配信技術 「OpenMG X」を開発しました。「OpenMG X」は、パソコンへの配信はもとより、AV機器や携帯機器などに直接コンテンツを配信するサービスにも柔軟に対応でき、コンテンツ配信側がユーザーの端末機器での利用条件を設定できる、コンテンツ流通の上流から下流までの著作権管理を一貫してサポートする技術です。
 著作権を尊重したコンテンツ流通を促進する基盤技術として、音楽レーベルを始め、サービス 事業者など、関係業界に広く提案してまいります。

 デジタルコンテンツ流通を促進するうえで、今後のDRM(Digital Rights Management:著作権保護・管理・配信)技術には以下のような条件が要求されるものと予測しています。
1.インターネットやパッケージメディアなど、様々な流通経路への対応
2.音楽や映像など多彩なデジタルコンテンツへの対応
3.パソコンだけでなく、「プレイステーション2」やAV機器、携帯機器など、
今後、ネットワークにつながる様々な機器への対応

 そこでソニーは、これらの条件を満たし、配信側から利用者の機器側までを一貫してサポートできるDRM技術「OpenMG X」を独自に開発しました。

 「OpenMG X」は、以下のソフトウェアモジュールから構成されています。
1.配信側で再生期間や回数などの著作権管理情報をコンテンツに付与して暗号化するモジュール
2.各コンテンツの著作権管理情報をユーザーへ配信するサーバーモジュール
3.「OpenMG X」対応アプリケーションソフトを開発するためのクライアントモジュール
 なお、3.を応用したPC用ネットワークミュージックプレーヤーMAGIQLIP(マジクリップ)も今回併せて開発いたしました。

 「OpenMG X」は、パソコンはもとより、メモリースティック対応機器やNet MD対応機器などすでに1000万台以上も市場に導入したOpenMG関連機器を始め、全世界ですでに3000万台を超える出荷を達成している「プレイステーション2」や、AV機器、携帯機器など、今後次々とネットワークにつながる様々な機器へもコンテンツ配信先を拡大できます。

 コンテンツホルダーや配信業者にとってはより多くのコンテンツを様々な機器に向けてセキュア に配信することができる可能性が広がり、ユーザー側にとっても多彩なコンテンツを楽しめるようになるため、デジタルコンテンツ流通市場のより一層の活性化が期待できます。
 インターネットの音楽配信サービスでは、日本で株式会社レーベルゲートが「OpenMG X」を利用 した音楽配信システムおよびMAGIQLIP対応のサービスを開始する予定です。また、米国においてもPressplay(プレスプレイ)が将来「OpenMG X」を利用した配信サービスを提供する方向で 検討中です。
 ソニーは「OpenMG X」を、コンテンツ配信サービスを実現する開かれたプラットフォーム技術と位置付け、ハードウェアメーカー、ソフトウェアベンダーなどへのライセンス提供を検討してまいります。

 ソニーはハードウェアとコンテンツとサービスを提供する企業として、コンテンツの制作者と利用者をむすび、コンテンツの価値を尊重しながら楽しむことができる多彩なコンテンツ配信サービスの実現、発展に貢献してまいります。


著作権保護技術に関するこれまでのソニーの取り組み
 ソニーはこれまで「MagicGate」「OpenMG」といった、サービス利用者側のパソコンやオーディオ 機器での不正コピーを防ぐ著作権保護・管理技術の確立にいち早く取り組み、多くの対応製品を市場に導入してまいりました。
 1999年には小型半導体記録メディア「メモリースティック」を介してパソコンからポータブル オーディオ機器へコンテンツを転送する際に機器間認証を行って不正コピーを防ぐ技術「MagicGate」を開発、これを応用したネットワークウォークマンなどを商品化しています。これと並行して、CDや インターネット音楽配信サービスからパソコンへ取り込んだ音楽データの不正コピーを防ぎ、パソコン内部で圧縮/管理/再生するアプリケーションソフトウェア「OpenMG Jukebox」をVAIOや ポータブルオーディオ機器など各製品に導入しました。さらに2001年5月には、携帯電話やPHSなどのモバイル機器向けのデジタルコンテンツ著作権管理・配信システム「OpenMG Light」を実用化 したほか、不正コピーを防ぎながらパソコンからMD機器へUSB経由で音楽データを高速転送するインターフェース規格「Net MD」を開発して対応製品を多数商品化し、インターネット音楽配信 サービスの活性化をはかってまいりました。