プレスリリース

< 報道資料 >

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2003年12月8日



ソニー、フィリップス共同開発の近距離無線通信規格
Near Field CommunicationをISO/IECが国際標準規格として承認



 ソニー株式会社とロイヤルフィリップスエレクトロニクス(本社・オランダ)が共同開発した近距離無線通信規格「Near Field Communication (NFC) 」"NFCIP-1"がこの度 国際標準規格ISO/IEC IS 18092として承認されました。なおISO/IEC IS 18092には、非接触ICカード技術、FeliCaとMifareの通信方式が含まれており、両者と通信互換性があります。

 両社は2002年秋、新たな無線通信規格「NFC」の開発について合意、国際的な普及と発展を目指し、情報通信システムの標準化機関であるECMA Internationalに原案を提案しました。そしてオープンな仕様策定プロセスを経て2002年12月にECMA-340として登録された後、同規格はECMAからISO/IEC JTC1へ提案され、各国での審議と投票を経て国際標準規格として承認されました。

 NFCIP-1は13.56MHzの電波を用いる近距離無線通信規格で、物理層とデータリンク層から構成されています。このNFCチップが搭載された機器を双方が特定できる距離(※1)に近づけることで、相互に認識し合い情報交換が出来る技術です。すなわち、従来のように認証機器をケーブルでコンピュータ等に接続し、アイコンを利用して機器を特定するという方法や、BluetoothやWireless LANのように無線で広範囲から機器を選択して通信するという操作方法と違い、日常生活と同じ直感的な操作で直接的に機器を特定し、設定情報の交換まで自動的に行えるというものです。データ転送速度については、106kbps、212kbps、424kbpから選択することが可能です。なお、一度NFCで接続した後、別の高速な通信方式に切り替えることも可能です。
 今後、携帯電話やデジタルスチルカメラ、PDAやパソコン等の機器にNFCチップが搭載され、直感的でより簡単に機器の特定とデータ転送が行えるようになると、コンスーマーによるデータ流通量が増大し、コンテンツの楽しみ方がさらに広がるものと期待されます。

 非接触ICカードの分野でソニーのFeliCaは香港公共交通機関への導入を皮切りに、国内でもJR東日本の"Suica"(※2)をはじめ多数の交通機関に採用されています。また、電子マネーサービス"Edy"やオンラインクレジットサービス"eLIO"、各種社員証・会員証としての利用も進んでいます。
 一方、フィリップスのMifare(※3)も世界各地の交通機関や入退出などの分野で利用されています。

 ソニー株式会社 ネットワークアプリケーション&コンテンツサービスセクター
 FeliCaビジネスセンター センター長 谷井 洋二コメント:
「非接触ICカード技術の拡張の一つの方向であるNFCが国際標準規格として承認されたことにより、今後、様々なコンスーマーエレクトロニクス機器へのNFCチップの採用が加速されることを期待している。われわれとしても非接触ICカード技術 FeliCa(※4)を交通分野のみならず、金融分野など、多様な領域でご利用いただけるよう、グローバルにビジネスを展開していきたい」

 今後、ソニーはNFCIP-1が国際標準規格ISO/IEC IS 18092として承認されたことにより、ICカード事業に加え、コンスーマーエレクトロニクス機器への近距離無線通信技術の事業展開を進めて参ります。

※1 用途により異なるが10cm程度を想定
※2 「Suica」は、東日本旅客鉄道株式会社の登録商標です。
※3 「Mifare」は、ロイヤルフィリップスエレクトロニクス社の登録商標です。
※4「FeliCa」は、ソニー株式会社の登録商標です。


ソニー株式会社 FeliCaホームページ  http://www.sony.co.jp/Products/felica/

以上