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取り組み

すべての人が感動を分かち合える未来を実現するために、
インクルーシブデザインをはじめとした新しい体験価値を創る取り組みを実施しています。

インクルーシブデザインの実践

SXSWでのインクルーシブデザインへの取り組み

2019年3月にテキサス州オースティンで開催された世界最大規模のクリエイティブ・ビジネス・フェスティバル「SXSW(サウス バイ サウスウエスト)」に、「インクルーシブデザイン」への取り組みとして「CAVE without a LIGHT」を出展しました。

技術の力でスノースポーツの裾野を広げる取り組み

ソニーは技術で文化・スポーツに貢献する活動を行っています。
ソニー独自のBluetooth通信技術を使って、試験的な取り組みを実施し、そのひとつとして、過酷な環境が伴うスキー競技者をサポートする試みを行ってきました。
ソニーは、雪山のような、インターネットや携帯電話がつながりにくいエリアでも、最大1キロメートルの範囲で複数人の同時通話を可能とする技術を開発しました。
お手持ちのヘルメットにこの技術を搭載したデバイスを装着するだけで利用が可能で、離れた場所にいるコーチや他の競技者とハンズフリーで会話できます。これまでに、全日本スキー連盟や障害者スキー連盟に所属する日本代表強化選手がこのデバイスを試験的にトレーニングに導入してきました。
本格的な競技者はもちろんのこと、ウインタースポーツにこれまでなじみがなかった子どもや訪日外国人が指導者や通訳者からこのデバイスを使って指導を受けることができます。
技術の力で、トップアスリートから初心者まで幅広く安全にスポーツを楽しめる環境をサポートしています。

【スノーボード ハーフパイプ 全日本ナショナルチーム 遠征】
2018.1.6 アメリカ コロラド州 カッパーマウンテン

技術の力で「障がい」をなくす -義足の開発への取り組み-

ソニーコンピュータサイエンス研究所(Sony CSL)の研究者である遠藤謙は義足をテーマに3つの研究に取り組んでいます。1つ目は、足首部や膝部にモーターを搭載して人間の歩行により近い状態を再現する「ロボット義足」、2つ目は、途上国に圧倒的に多い下肢障がい者に義足を届けるため、自身もインドに赴き安価な製品の現地開発をめざす「途上国向け義足」、3つ目は、アスリートをサポートする「競技用義足」です。
陸上競技の短距離種目で、競技用義足を付けた選手が障がいのない選手と互角かそれ以上に速く走る、この取り組みは障がい者スポーツの評価を一新するかもしれません。身体的な障がいをテクノロジーで補い、さらには障がいの有無に関わらず自分の力以上に能力を高められる装置がこの研究から生まれる。そうすれば、技術の力で、障がいのあるなしの境がほとんどなくなるかもしれない、そんなビジョンを持ち遠藤は日々研究を続けています。

受賞一覧

IAUD国際デザイン賞2019受賞

IAUD国際デザイン賞は、一般財団法人 国際ユニヴァーサル デザイン協議会 (IAUD)が主催する、国際的なユニバーサルデザイン賞です。ユニバーサルデザイン社会の実現に向けて、特に顕著な活動の実践や提案を行なっている団体・個人を国際的に表彰しています。

CAVE without a LIGHTがインタラクションデザイン部門で銀賞を受賞

CAVE without a LIGHTは、視覚に頼らずに、暗闇の中でソニーの音響・触覚技術を楽しめる体験型展示です。視覚障がいのある社員をはじめソニーグループの多様なクリエイターたちが、障がい・性別・文化・言語の違いを越えインクルーシブデザインによって創り上げました。この取り組みが評価され今回の受賞となりました。

お手元テレビスピーカー『SRS-LSR100』がプロダクトデザイン部門で銅賞を受賞

お手元テレビスピーカー『SRS-LSR100』は、離れた場所でもテレビ音声を手元ではっきり聴けるリモコン付きワイヤレススピーカーです。聴覚をサポートするための人の声を聴きやすくする機能や、周りの音に合わせて音量を自動調節する機能、また、大きな電源ボタンや回しやすい音量つまみなど、どなたでも簡単に使えるためにさまざまな配慮を施した点が評価されました。

HCD-Net AWARD 2019受賞

ソニー株式会社は、「インクルーシブデザインから生まれた体験型エンタテインメントCAVE without a LIGHT~インクルーシブデザインの実践とプロセス開示~」で、HCD-Net AWARD2019の優秀賞を受賞しました。
HCD-Net AWARDは、特定非営利活動法人 人間中心設計推進機構が主催する、Human Centered Design(人間中心設計)の取り組みにおいて共有価値の高い知識・ノウハウを表彰するものです。CAVE without a LIGHTは、障がいのある方と共にインクルーシブデザインを実践した素晴らしい取り組みであり、障がいのあるユーザーが使っている感覚に新たな気づきを得てクリエイティブなエンタテイメントにまで昇華させた点、また、インクルーシブデザインに組織を超えて継続的に取り組んでいる点が高く評価されました。

平成30年度 全国発明表彰『朝日新聞社賞』受賞

FeliCa

ソニー株式会社は、公益社団法人発明協会主催の平成30年度 全国発明表彰において、タッチ操作を用いたワイヤレス機器接続方法の発明で、「朝日新聞社賞」を受賞しました。
本受賞では、タッチ操作を用いたワイヤレス機器接続方法に関する本発明がユーザーの負担を減らし、ユニバーサルデザインを実現した製品の普及・発展に貢献した業績が高く評価されました。

本発明では、NFC(Near Field Communication)をはじめとする近距離無線通信手段と、Wi-Fiなどの高帯域の無線通信手段を組み合わせ、ユーザーが接続したい機器どうしをタッチさせるとNFCによる通信が開始し、さらに実際の接続をWi-Fiなどに引き継ぐことを可能にしました。ユーザーは複雑な無線接続の設定を意識することなく、簡単な操作で機器間の無線通信を始めることができます。

また、本発明は、NFCフォーラムのConnection Handover規格としても国際標準化され、直感的な機器間接続技術として様々な製品に実装されています。またシンプルで直感的に利用できるため、ユーザーを問わないユニバーサルデザインを実現した製品の普及・発展に貢献しています。

  • 全国発明表彰は、大正8年、日本の科学技術の向上と産業の発展に寄与することを目的に始まり、以来、日本を代表する幾多の研究者・科学者の功績を顕彰しているものです。
    全国発明表彰は、皇室からの御下賜金を拝受し、多大の功績をあげた発明・創作、あるいは、その優秀性から今後大きな功績をあげることが期待される発明を表彰するものです。
    全国発明表彰
  • 「朝日新聞社賞」受賞者
    (株) ソニーコンピュータサイエンス研究所 副所長 暦本 純一
    元ソニー(株) 大場 晴夫
    元(株)ソニーコンピュータサイエンス研究所 綾塚 祐二、松下 伸行、エドワルド エー シャマレラ
  • 「発明実施功績賞」受賞者
    ソニー(株) 代表執行役 社長 兼 CEO 吉田 憲一郎
  • 特許の権利者が法人である場合、法人の代表者が「発明実施功績賞」を受賞

HLAA(全米難聴者協会)2016年Innovation Award受賞

Entertainment Access Glasses

ソニー株式会社は、Entertainment Access Glasses『STW-C140GI』で、HLAA(全米難聴者協会)※1より、Innovation Award※2を授与されました。

今回、ホログラフィックの字幕をメガネに投影するEntertainment Access Glassesは、聴覚に障がいを持つ方に映画館の大スクリーンで映画を楽しめる機会を広げたことが受賞の決め手となりました。
全米からこの協会会員が参加して開催されたHLAA Convention 2016の授賞式でも、「ソニーは、聴覚に障がいを持つ人が、その友達や家族、子どもや孫たちと一緒に、いつでもどんな映画でも楽しむことができるという素晴らしい成果をもたらしてくれました。聴覚に障がいを持つ人にとって、属するコミュニティーの等しい一員であるという経験はかけがえのないことです。」とHLAAはその受賞理由を説明しています。

Entertainment Access Glassesでは、メガネレンズに、見やすい緑色の字幕がオーバーラップで投影されるため、視線を動かすことなく自然に映画鑑賞でき、文字が邪魔にならないように表示される文字高を調整できます。軽量で掛け心地もよく、聴覚に障がいを持つ方も、健聴者と同時に登場人物の会話を理解できます。また、このメガネは字幕のサイズや距離を認知し、言語選択もできます。
また、Entertainment Access Glassesのシステムには、視覚に障がいを持つ方のための音声多重放送を使って場面解説をするためのヘッドホンを使用できる性能を備えたレシーバーも含みます。

Entertainment Access Glasses
『STC-C140GI』
  • ※1:Hearing Loss Association of America(HLAA):全米難聴者協会は、聴覚に障がいを持つ方のためのアメリカを代表する組織で、聴覚に障がいを持つ方に情報やサポート、擁護を提供することを使命とし、全米に約48万人のメンバーが加入しています。
  • ※2:HLAA Innovation Awardは、聴覚に障がいを持つ方の生活や経験を向上させた製品やサービス、標準規格を推進した企業や個人に授与されます。革新的な技術により、聴覚に障がいを持つ方も、周りの世界に参加し、新しくエキサイティングな体験ができます。
    携帯用字幕端末、補聴器互換性のある携帯電話、広域リスニングシステム、または、その他の新たな技術革新、これらすべてが、聴覚に障がいを持つ方の生活を変える可能性を秘めており、受賞の対象となります。

日本マニュアルコンテスト受賞

「日本マニュアルコンテスト」は、一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会が主催する、日本で唯一のマニュアルコンテストです。1991年に創設され、マニュアル制作技術およびマニュアル品質の向上を通じて、安全でわかりやすい製品の使用方法を伝えるマニュアルをユーザーに提供することをめざし、1997年から毎年開催されています。

2018年度受賞報告

一般財団法人 テクニカルコミュニケーター協会が主催する「日本マニュアルコンテスト2018」において、toio™の「toio 使いかたガイド」が「一般 紙部門」の部門優良賞を、エンターテインメントロボット aiboの「aiboとの暮らしのはじめかた」が奨励賞を受賞しました。

toio™の「toio 使いかたガイド」は、お子さまが自分でマニュアルを読み、製品を楽しむためのさまざまな工夫が施されている点が評価されました。例えば、章立てごとに色を変え、イラストと軟らかい文体の組み合わせ、充分な余白レイアウトなどのデザインによって分かりやすく説明しています。

エンターテインメントロボット aiboの「aiboとの暮らしのはじめかた」は、aiboとオーナーが共に暮らすことによって生まれる「かけがえのない物語」の扉として、絵本のようなイラスト主体のデザインにしています。1ページに1つの手順を大きな文字で、どなたにもストレスなく読み進めていただける配慮をしました。また、「使う」ではなく「暮らす」、「起動する」ではなく「起こす」など、aiboという「生命」と暮らすことを実感していただける表現にしています。

社内での推進活動

Global Accessibility Awareness Dayに合わせた社内啓発活動

ソニーでは、アクセシビリティを推進するグループを中心に日本や米国などでさまざまな活動を実施しています。毎年5月第3週目の木曜日は、アクセシビリティの普及を世界全体で考える日、Global Accessibility Awareness Dayです。この日にあわせて毎年、社内イントラネットで全社員に向けてソニーグループのアクセシビリティ活動を周知するなど、グローバルで啓発活動を展開しています。アメリカオフィスでは毎年この日、アクセシビリティに関するイベントが大々的に開催されています。2020年はオンラインで開催し、自社のアクセシビリティ配慮製品や試作品を紹介し、社員の関心を高めました。また、Sony Interactive Entertainment(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)では、ゲーム開発者とPaul Amadeus Lane氏がオンラインで対談し、その様子がYouTubeで公開されました。 Paul Amadeus Lane氏は、肢体に障がいがあるアクセシビリティコンサルタントで、テレビやラジオのパーソナリティとして活躍されています。

アメリカオフィスで開催したイベントの様子

声を聞く

手話・筆談サービスの提供

ソニー生命保険やソニー損害保険では、耳や言葉が不自由なお客さまもスムーズにお問合せいただけるように、手話・筆談サービスを提供しています。テレビ電話を使い、手話・筆談サービスオペレーターと手話または筆談でお話いただくことが可能です。

手話・筆談を使ったお問い合わせの流れ

株主総会におけるアクセシビリティ向上の取り組み

株主総会では、車椅子を利用する株主様がアクセスしやすい車椅子利用者用席や、英語への同時通訳、視覚や聴覚に障がいのある株主様への情報保障を用意しています。視覚障がいのある方へは、会場のスクリーンに投影されるスライドの内容の説明を、ワイヤレスヘッドホンを通して音声で提供しています。また、聴覚障がいのある方へは、要約筆記を実施しています。要約筆記とは、話されている内容の要約を刻々とテキストで表示していくもので、ステージ下に設置された専用のモニターに映します。
情報保障を利用された株主様からは、総会の内容や雰囲気が分かりやすくなったとのご感想をいただきました。

要約筆記表示の準備中の様子

選べる5つのお問い合わせ

お客様のご都合にあわせて、LINE、チャット、メール、コミュニティ、電話などから製品のお問い合わせ方法をお選びいただけます。特にLINEやチャットなど文字を使ったお問い合わせは周囲の環境を選ばず、問い合わせ中にお客様ご自身でメモを取らなくてもよいので便利にお使いいただけます。
また、よくあるお問い合わせ(Q&A)には、お客様から多く寄せられているご質問を掲載しています。お問い合わせいただく前にご確認いただけます。

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