CSR・環境・社会貢献

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TriporousTM(トリポーラスTM)、
きれいな空気と水のために

ソニーが余剰バイオマスから生み出した、これまでにない高性能吸着材

水や空気を浄化する画期的な新素材

Triporous(トリポーラス)は、ソニーが独自に開発した水や空気の浄化に使われる吸着材です。その用途は幅広く、世界の様々な場所・場面で安全で衛生的な、快適な環境づくりに貢献できると期待されています。「すべての人が清潔な水ときれいな空気のある環境で暮らす」、それがトリポーラスでソニーが描く未来です。トリポーラスは公益社団法人発明協会の「21世紀発明奨励賞」および「21世紀発明貢献賞」を受賞しています。

Image of TriporousTM (トリポーラス)ロゴ

捨てられるものに、新たな使い道を

Image of トリポーラスTMの原料は捨てられる米の籾殻のみ

トリポーラスの原料は捨てられる米の籾殻

トリポーラスは100%天然由来材料から作られます。この余剰バイオマスを再利用するソニーの技術は、環境負荷の低減にも貢献します。

トリポーラスの原料は捨てられる米の籾殻

トリポーラスは100%天然由来材料から作られます。この余剰バイオマスを再利用するソニーの技術は、環境負荷の低減にも貢献します。

Image of 小型化による輸送効率の向上

地域別にみる籾殻の年間排出量

世界で年間約1億5千万トンの籾殻を排出

[1]  アジア(バングラデシュ、カンボジア、中国、インド、インドネシア、日本、ミャンマー、パキスタン、フィリピン、タイ、ベトナム):1.36億トン
[2]  アフリカ(エジプト、ナイジェリア):616万トン
[3]  南米(ブラジル):474万トン
[4]  北米(米国):204万トン
[5]  ヨーロッパ(EU):84万トン
[6]  オセアニア(オーストラリア):6万トン

トリポーラスとは?

すばやく、より大きな物質まで吸着

トリポーラスには大きさの異なる3種類の細孔があるため、細孔のサイズが小さい従来の活性炭に比べて大きな有機物質も吸着できます。さらに一部の有機物質については吸着のスピードや効率性が格段に向上します。大きな細孔で吸着できる有機物質にはバクテリアやウイルスのほか、アレルゲンや酵素などの分子量の大きなタンパク質、様々な有機分子などがあります。

[1] トリポーラス  [2] 従来の活性炭

Image of すばやく、より大きな物質まで吸着

従来の活性炭との比較

トリポーラス特有の微細構造が効果的にガスや臭気を吸着。また、従来から浄水用に使われているヤシ殻系活性炭と比べ、バクテリオファージMS2などのウイルスを水から除去するのに優れた効果を発揮します。

[1] ウイルス量  [2] 経過時間(分)  [3] トリポーラス   [4] ヤシ殻系活性炭

Image of 従来の活性炭との比較

トリポーラスの可能性

ニオイのつかないスポーツウェア、より高性能な水や空気の浄化装置、食品や化粧品など、幅広い分野での応用が考えられるトリポーラス。
その技術がもたらす可能性はますます広がっています。

水質の改善

トリポーラスを利用したフィルターがあれば様々な環境で清潔な飲み水を提供することができます。とりわけ途上国の人々の生活環境や健康状態の向上のための活用が期待されます。

空気の質の改善

微小粒子状物質(PM2.5)や光化学スモッグの原因になるガス成分を吸着し、空気を浄化するのにもトリポーラスが有効です。

Image of 田畑 誠一郎

籾殻からめざす循環型社会

田畑 誠一郎

博士(工学)
ソニー株式会社

籾殻からめざす循環型社会

田畑 誠一郎

博士(工学)
ソニー株式会社

Image of 田畑 誠一郎

新しい多孔質材料トリポーラスは、バッテリー材料の基礎研究の過程で生まれました。籾殻という余剰バイオマスを原料とし、3種(tri)の異なる大きさの細孔を持つこと(porous)が特徴で、この名前の由来にもなっています。そしてこの独特の微細構造により、トリポーラスはこれまでの材料ではなしえなかった様々な応用の可能性を秘めています。例えば、その高いウイルス除去特性は世界の無電化地域における安全な水の確保への活用が考えられ、現在も研究開発を進めています。世界中の人々がより快適でサステナブルに暮らせるよう、水や空気を磨く新素材トリポーラスを通じて貢献したいと思います。

Image of トリポーラスTM

トリポーラス

水や空気を美しく磨く新素材

トリポーラスTM

水や空気を美しく磨く新素材

Image of トリポーラスTM

ライセンスについて

ソニーはトリポーラスのライセンスを開始しています。自社製品や工場でのトリポーラスの活用を検討される企業、トリポーラス事業で協業をお考えの企業はこちらからお問い合わせください。

Footnotes

  1. 1 "籾殻の重量は各地域の籾の生産量の20%として推計。 出典:国際連合食糧農業機関(FAO)『Rice Market Monitor』2017年4月号(2016年分の概算)" http://www.fao.org/fileadmin/templates/est/COMM_MARKETS_MONITORING/Rice/Images/RMM/RMM_APR17_H.pdf
  2. 2 ヤシ殻系活性炭比。