一部のテレビに搭載されている「Color IQ™」について

2013年01月08日

2015年8月21日更新

液晶テレビ ブラビア™
X9200Aシリーズ、X9000Aシリーズの一部(84"除く)、X900Aシリーズ、W950Aシリーズ、W920Aシリーズ、W900Aシリーズ、W850Aシリーズの一部(65"除く)

  • 上記シリーズは海外を含む世界各国で発売されています。これらのシリーズの一部のモデルに「Color IQ™」が搭載されています。各モデルの詳細は、各国のホームページでご確認ください。

「Color IQ™」は米国QD Vision, Inc.が開発した発光半導体技術です。「Color IQ™」を用いたQD Vision社製の光学部品をソニー独自のディスプレイ技術と組み合わせることで、色再現領域を大幅に拡大し、より自然で色彩豊かな映像体験を提供します。「Color IQ™」を用いてQD Vision社が製造した光学部品には、ごく微量のカドミウムが使用されていますが、これは密閉されたガラス内の硬化した樹脂に封止されたうえで、テレビに内蔵されております。そのため、お客様はカドミウムに触れることなく、優れた画質をお楽しみいただけます。

このテレビは、ソニーが販売する地域・国の環境法規制に準拠しています。ソニーは製品のライフサイクルを通じて環境保護に取り組んでいます。このテレビについても、修理や廃棄時に、「Color IQ™」を用いた光学部品の適切な回収、取り扱い、リサイクル、廃棄がなされるよう、該当地域・国における環境法規制に基づいて、関連する情報を消費者、修理業者やリサイクル業者などへ提供しています。

「Color IQ™」に関するFAQ

Q1. 「Color IQ™」とはどのような技術か?

「Color IQ™」は、米国QD Vision社が開発した量子ドットを用いた発光半導体技術です。このColor IQ™技術を用いてQD Vision社が製造する光学部品が、このテレビには使用されています。これは、ガラスの中に、微細な半導体粒子を含む樹脂を封入して完全に硬化させたうえで密閉した光学部品で、特定の波長の光を当てると、別の波長の色に変換して、純度の高い青、緑、赤が混合した白い光に変える特長を持っています。この特長を利用して、このテレビは、従来の単色LEDバックライトシステムを用いた液晶テレビでは表示できなかった広い色再現領域を実現します。

Q2. なぜこの技術にはカドミウムが使用されているのか?

量子ドットの発光波長は元素に依存しています。このレベルの広い色再現領域を実現するために、密閉されたガラスの中の硬化樹脂に封止された微細な半導体粒子として、ごく微量のカドミウム化合物※1が含まれています。ソニーでも将来の代替技術としてカドミウム化合物を一切使用しない技術の検討も進めていますが、色彩、発光効率、信頼性、量産性の観点で、現時点では実用化のレベルには達していません。

  • ※1今回発表したテレビに使用されているQD Vision社製の光学部品に含まれているカドミウムの量は、テレビ1台あたり0.01g以下です。これは、通常の単三型ニッケルカドミウム電池1本に含まれているカドミウムの500分の1程度です。

Q3. この技術は、EU のRoHS 指令や各国の環境関連法規制に準拠しているのか?

はい、準拠しています。カドミウムは、EU RoHS指令において電気電子機器への使用が規制されている6つの化学物質※1の一つですが、EU RoHS指令では、使用用途、使用量、代替技術の有無などにより、多くの適用除外※2が設けられています。今回の「Color IQ™」を用いた光学部品での使用は適用除外に該当し、EU RoHS指令に準拠したものです。また、「Color IQ™」を用いた光学部品を搭載したこれらのテレビは、ソニーが販売する他の地域・国の環境法規制にも準拠しています。

  • ※1EU RoHS指令で電気製品への使用が規制されている化学物質は、鉛(Pb)、カドミウム(Cd)、水銀(Hg)、六価クロム(Cr6+)、ポリ臭化ビフェニル(PBB)、ポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDE)の6つです。
  • ※2例えば、一部の液晶テレビに使用されているCCFL(冷陰極蛍光ランプ)には微量の水銀が含まれているほか、ブラウン管のガラスには鉛が含まれています。また、高信頼性が必要とされる電気接点のめっきにはカドミウムが含まれています。こうした用途における化学物質の使用もEU RoHS指令の適用除外に該当しています。

Q4. この製品の使用に関して、ユーザーに影響はないのか?

影響はありません。「Color IQ™」を用いた光学部品は、カドミウムを密閉されたガラス内の完全に硬化した樹脂に封止して、テレビの液晶パネルのバックライトユニット部に内蔵されています。お客様はカドミウムに触れることなく、優れた画質をお楽しみいただけます。

Q5. この製品を廃棄する際にはどうすれば良いのか? 廃棄時の環境への影響は?

テレビの修理や廃棄の際の「Color IQ™」を用いた光学部品の回収、取り扱い、リサイクル、廃棄にあたっては、各販売地域で求められる環境法規制に基づいて適切な処理が行なわれるよう、該当する地域・国において消費者、修理業者やリサイクル業者に必要な情報提供を行っています。カドミウムの含有量はごく微量なので、各国の処理基準に基づき適切に処理されれば、問題ありません。また、環境への影響については、米国EPA(環境保護庁)のTCLP(土壌への溶出分析方法)に準拠したテストを第三者調査機関が行っておりますが、部品を破壊した状態でもカドミウムの溶出は確認されておりません。

Q6.ソニーのテレビ製品全般における環境への取り組みについて教えて欲しい

ソニーは持続可能な社会の実現に貢献するために自らの事業活動および製品のライフサイクルを通して、環境負荷をゼロにすることを長期的な目標とし、このための環境計画「Road to Zero」を推進しています。「気候変動」、「資源」、「化学物質」、「生物多様性」の4つの視点から事業活動と製品のライフサイクルを通じた目標を設定し、それに向けて活動しています。液晶テレビに関しては、バックライトの明るさをコントロールすることにより低消費電力を実現する機能を搭載した機種や、ベゼル部分(液晶画面の枠)にソニー独自開発の再生材率99%の再生プラスチック"SORPLAS™"を採用した機種を導入してきました。ソニーの製品全般に関する環境への取り組みの詳細は以下のURLからご覧いただけます。

  • 「Color IQ™」 は、米国QD Vision, Inc.の登録商標です。
このページの先頭へ