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個人情報に配慮した情報蓄積システムソリューション

世の中のIT化が進展するにつれ、クラウド上に様々な情報を蓄積し、様々な関係者で共有し、利活用を行いたいという要望がある一方で、個人情報と紐づけられたそれらの情報の利用に関しての問題も増加しており、個人情報をセキュアに守るクラウドシステム及びデータの利活用の仕組みが求められています。ソニーは、個人情報に配慮したクラウド型サービスを活用した電子お薬手帳システム、harmo(ハルモ)において、氏名、生年月日などの利用者を容易に特定する個人情報は暗号化してカードに保存し、調剤データのみをクラウド上のサーバーに保存します。
これにより、仮にクラウド上のデータへの不正アクセスがあったとしても、個人を容易に特定する情報が守られる構造を実現しています。また、社会課題の解決のために統計データが有用に活用されるための仕組みも提供します。
『harmo』というサービスの名称は、調和を表す言葉「harmony」に由来しており、人と人とのつながりを大切にしたいという思いを込めています。

電子お薬手帳への展開

お薬手帳とは、薬の服用履歴や、既往症、アレルギーなど、患者から医療関係者に必要な情報を提供するツールです。一般的な紙でのお薬手帳では、医療機関への携帯を忘れたり、紛失したりするという問題があります。また、東日本大震災の際に、医療記録が奪われた現場では、服薬履歴や禁忌薬が記載されたお薬手帳の有用性が再確認されました。ソニーは、2011年より個人情報に配慮した情報蓄積システムを利用する電子お薬手帳サービスの試験サービスを開始しました。電子お薬手帳サービスharmoは、薬局等で調剤された薬の履歴等に関するデータを、非接触型ICカード技術FeliCa™を用いてクラウドサーバー上で電子的に管理するサービスで、FeliCaチップが埋め込まれたカードを薬局の端末にかざすだけの簡単な操作で、調剤履歴の閲覧と調剤情報の記録を行うことができます。万一カードを紛失しても、データがクラウド上に保存されており、これらの記録は保護されます。

お薬手帳の単純な電子化を超える、harmoならではの特長

harmoの特長として、お薬手帳の内容を電子的に記録するということだけでなく、同サービスを利用者と家族との間や、利用者と薬剤師、医師との間での情報共有を可能にするコミュニケーション支援ソリューションや統計データの活用などがあります。

活用例1.コミュニケーション支援ソリューション

harmoでは、調剤履歴に加えて、利用者が入力した副作用、アレルギーなどに関する各種情報も薬局側で一元的に把握することができるため、薬剤師は利用者の状況をより効率よく的確に把握できるようになります。また、データをクラウド上に保管し、登録した家族間で情報を共有できるため、子供の調剤情報を保護者が管理閲覧したり、離れて暮らす高齢者の状況を家族や親戚が見守ったりと、家族のサポートにより薬を正しく服用する、「服薬アドヒアランス」の向上に貢献します。その他、投薬の記録がクラウド上に正確に記録されることで、重複投薬の回避やジェネリック医薬品の推進にもつながります。将来、医師とのコミュニケーションをはじめ、高齢化社会における在宅医療や、お薬手帳に留まらない情報共有等のニーズに、このソリューションの活用可能性があります。

活用例2.統計データの活用により価値を還元

harmoでは、調剤情報、副作用等の薬歴データをクラウドに蓄積しています。公共の利益として想定している感染症の注意喚起、災害時における医薬品の需要予測など、統計データの活用による利用者、社会への還元を提案していきます。
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