2019年8月29日更新

コミュニティ活動実績

2018年度のソニーグループ全体のコミュニティ活動費用※1は、総額で約25億円となりました。分野別では、科学教育などの教育分野に資する活動が約半分を占め、次いで、地域貢献や緊急災害支援が多くなっています。

  • ※1この金額には寄付金、協賛金、自主プログラム経費 (施設運用費など) のほか、寄贈した製品の市場価格が含まれています。

地域別では、日本国内での活動金額が全体の約40%を占め、米国が33%、中国大陸・香港地区が16%と続きます。

ソニー・サイエンスプログラムの実施

ソニー・サイエンスプログラムでは、未来を生きる子どもたちが、科学のチカラを応用しよりよい社会を創っていけるよう、その力をつける「きっかけ」となる体験を提供しています。
2018年度は、ソニーの製品やサービスに関連した工作、発明を行うワークショップを約90回開催し、約3,900人の子どもたちが参加しました。また、体験型科学館「ソニー・エクスプローラサイエンス」を東京、北京で展開し、2018年度は約27万人※1が参加しました。
さらに2018年度は、IoTブロックMESH™※2を使ったワークショップを日本国内にとどまらず、シンガポール、韓国、台湾、ベトナム、香港地区でも開催し、多くの子どもたちにプログラミングを学ぶ機会を提供しました。

  • ※1館外での活動への参加者を含む
  • ※2MESH™は、誰でも簡単にデジタルなものづくりができるプログラミングツールです。無線でアプリとつながる小さなブロックを組み合わせることで、難しい電子工作やプログラミングの知識がなくても、「あったらいいな」と思うIoT (モノ・コトのインターネット化) を活用した仕組みをつくることができます。
MESH™ワークショップの様子

感動体験プログラムの実施

ソニーは、日本国内の教育格差是正に向けた取り組みとして、2018年9月より「感動体験プログラム」の提供を開始しました。本プログラムは、日頃体験できない「感動体験」を提供することにより、子どもたちの好奇心や創造性などの向上をサポートすることを目的とし、主に小学生を対象に、放課後等の時間帯や地方や離島において展開しています。活動は、ソニーグループの技術やコンテンツを生かしながら、NPO等の外部団体とのパートナーシップも活用し、STEAM※1分野の多様なワークショップを実施しています。2018年度はIoTブロックMESH™を活用したプログラミング体験や、大型VR空間「Warp Square」の映像と音を通して異文化を体験するワークショップ、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントのノウハウを生かしたアニメ制作やミュージカル体験などのワークショップを7カ所の小学校 (アフタースクール) で実施しました。また、子ども食堂では、MESH™を使ったプログラミング体験や科学実験ショーを3カ所で実施、地方や離島の小学校においてはMESH™を活用した遠隔授業を5カ所で実施しました。
2018年度の活動実績としては、合計15カ所、約300名の子どもたちに対して「感動体験プログラム」を届けることができました。

  • ※1Science (科学)、Technology (技術)、Engineering (工学)、Art (芸術)、Mathematics (数学)の頭文字をとったもの
VR空間「Warp Square」での異文化体験

難民問題への取り組み

ソニーは、重要なグローバル課題のひとつとして難民問題を位置づけ、国連UNCHR協会※1と連携した啓発活動に取り組んでいます。この取り組みの一環として、2007年から日本国内での啓発活動を目的とした「UNHCR難民映画祭」を継続支援しているほか、グループ社員に対しては、スポーツなどのイベントを通じた難民問題への関心を高める活動も継続実施しています。2018年度は、国連総会で制定された「世界難民の日」(6月20日) に合わせて、UNHCR難民映画祭上映作品の社内上映会や募金活動を行うなど、延べ3回のイベントを実施し約130名の社員が参加しました。各イベントでグループ社員から寄せられた募金は、国連UNHCR協会を通じて、UNHCRが実施する世界の難民保護・支援活動に役立てられます。

  • ※1UNHCR (ユーエヌエイチシーアール:国連難民高等弁務官事務所) は、1950年に設立された国連の難民支援機関。紛争や迫害により故郷を追われた難民、避難民を国際的に保護・支援し、難民問題の解決に向けた働きかけを行う。
    また、国連UNHCR協会は、UNHCRの活動を支える日本の公式支援窓口です。

グローバルに展開するソニーグループのコミュニティ活動

女子学生向けゲーム制作体験「Girls Make Games」への協賛 (アメリカ、イギリス)

ソニー・インタラクティブエンタテインメント (SIE) は、米国のLearnDistrict Inc.が提供する女子学生向けゲーム制作体験プログラム「Girls Make Games (GMG)」を、パートナー企業の一社として2017年より協賛しています。本プログラムは、未来のゲームデザイナー、クリエーターやエンジニアを育成することを目的に、米国内でゲーム制作のワークショップやサマーキャンプなどを実施しています。SIEは、3週間のサマーキャンプへの協力として、米国・サンマテオのオフィスを利用してもらい、約20人の女子学生がチームに分かれてオリジナルのゲーム開発・制作を行いました。また3週間にわたるサマーキャンプの最終週には、GMGでは、毎年その年に開発・制作されたゲームのコンテストを開催しています。2018年度のプログラムで優勝したチームが手がけたゲームは、子どもが学校や生活で直面する課題をさまざまな視点から捉えたもので、優勝したチームは、プロフェッショナルのゲームデザイナーの協力を得ながら、一年の制作・準備期間を経て、フルゲームを公開します。さらに2019年度は、SIEとしてGMGのワークショップを新たにイギリスでも開催することを支援し、現地のゲーム開発会社と連携したワークショップも実施しました。

GMGワークショップの様子
©Girls Make Games

ライフプランニング授業の実施 (日本)

ソニー生命保険は、2006年度より、ライフプランナーが講師となり、人生設計の疑似体験ができる「ライフプランニング授業」を、全国の中学校、高校、大学などで実施しています。社会に出る前の子どもたちに、自分の夢やありたい姿を描いてもらうことで、人生を計画的に考えることの意味や、夢に向かって努力することの必要性を伝えています。2018年度は、全国で174校、計19,855人を対象に実施し、延べ1,300名以上のライフプランナーがボランティアの講師として参加しました。なお、これまでの延べ実施校数は、1,377校、実施者数は147,805人となりました。

ライフプランニング授業

「Unheard City Stories」プロジェクトを通じた若者支援 (香港地区)

ソニー香港は、NPO団体との連携のもと「Unheard City Stories」プロジェクトを立ち上げ、さまざまな問題に直面する若者をサポートし、その立ち直っていく姿を伝えていく活動を行っています。例えば、薬物依存など若者が抱える問題に対する理解を促し支援を広げるために、更生していく経緯を説明したビデオを制作し、世界に発信しています。またソニー香港はNPO団体への非資金的支援の提供、ファンドレイジングを目的とした写真展やヒップホップダンス大会の開催などさまざまな活動を展開しています。いくつかのイベントには、ソニー・ミュージックエンタテインメント香港のアーティストも参加するなど、グループ間の連携も生まれています。これらの支援活動は、若者が困難を乗り越えて自信を得るためのサポートになるとともに、夢の追求を後押しすることにつながっています。

香港地区で行われたアマチュアのヒップホップダンス大会の開催
©Sony CURATOR Gary Chan 

障がい者支援 (オーストラリア)

ソニー・オーストラリア財団 (Sony Foundation Australia) は、社会的なケアが十分ではなく、孤立する傾向にある重度の病気や障がいのある若者や子どもの支援を行っています。その一環として、これまで20年にわたり、障がい者を介護する家族や介護人の負担軽減を目的としたレスパイト (休息) ケアを提供するとともに、障がいのある子どもに多様な体験を届ける4日間の「ホリデーキャンププログラム」を学校や大学施設で実施しています。2018年度は、28拠点でキャンプを実施し、650人以上の障がいのある子どもと約1,150人の高校生の学生ボランティアが参加しました。ボランティアの中には、キャンプ後も、継続して障がい者支援活動に携わる学生も多く、継続的な支援の輪が広がっています。キャンプには、ソニー・ミュージックエンタテインメント所属のアーティストやスポーツ業界を代表する選手も参加し、子どもと交流しています。また、2018年度はオーストラリア以外に、新たにニュージーランドでもキャンプを実施しました。

オーストラリアのラグビー選手 ジョナサン・サーストン氏が
クィーンズランド州のキャンプで子どもたちと交流する様子
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