2019年8月29日更新

技術者の育成・活躍

ソニーのPurpose (存在意義) である「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」ために、新たな顧客創造へとつながるイノベーションを起こすことが不可欠です。技術者が、機能価値と感性価値を提供し、感動を生み出す商品を創り出すため、ソニーは技術を追求し続けています。

領域別の技術戦略コミッティによる組織間連携

ソニーは、持続的な高収益の実現に加えて、長期視点での社会価値創出を目指しています。持続的に価値を創出し成長を続けるためには、事業と人材の多様性を活かし、さらに進化させていく必要があります。多様なバックグラウンドや価値観を持つ社員一人ひとりが有機的に交わり、持続的に成長していくことこそが、ソニーの成長そのものであると考えています。組織横断で様々な分野の知を共有し、体系的に技術を進化させ、人材の成長を促進する、という技術戦略コミッティが果たす役割は、ソニーが持続的に価値を創出し成長を続けるために大きな意義を持っています。領域別の技術戦略コミッティを2015年度に設立し、約800人の皆さんが活動に参画し、交流しています。

領域ごとに各グループ会社から選出された専門家によって技術戦略コミッティが構成され、技術革新と組織的な技術の横展開をしています。また、技術は人によって培われますので、技術戦略コミッティでは、人材に関する施策も併せて実行しています。基幹技術研修のような人材育成の施策、さらには人材の獲得といった施策まで、技術領域ごとの特徴にあわせて、グループ会社の垣根を越えて、取り組んでいます。

技術研修

国内ソニーグループでは、各技術領域の第一線の専門性を有する約200名の技術者が、「基幹技術研修」のカリキュラム・テキストを開発し、技術者の専門性向上に寄与しています。専門性の基礎を確立するこの研修は、1980年代から培われ、2018年度は8,000名を超える社員が受講しました。ひとつの専門性を深めるだけではなく、横への展開、学び直し等、保有技術のブラッシュアップに活用されています。
新入社員の育成は、社内有識者のもとに企画された共通技術研修と、各ビジネス組織が企画するビジネス固有の技術領域に特化した研修により、基礎力を養成しています。
関連領域の最先端技術について学ぶ機会は、寄付講座、社外専門家を招いた講演会・研修、社内オープンハウスなどさまざまな形態で提供され、技術者としてのさらなる向上へつながっています。

「技術研修」受講風景

Sony Outstanding Engineer Award

Sony Outstanding Engineer Awardは、エンジニアの新たな挑戦を加速させるために設立した、ソニーグループにおけるエンジニア個人に与えられる最も価値の高い賞です。ソニーがお客様の感性に訴える商品・サービスを開発するためにチャレンジすべき技術課題は、要素技術開発に加えて、独創的な技術の融合や複雑なシステムの最適化など、多様な範囲に及んでいます。この制度により、社員一人ひとりがチャレンジングな課題に積極的に取り組み、さらに大きな価値創造に取り組む風土の醸成と、技術者のモチベーション向上を図っています。

「Sony Outstanding Engineer Award」表彰式風景

Distinguished Engineer制度

DE (Distinguished Engineer) 制度は、ソニーの重要な技術領域において、高度な専門性と技術的見識を有し、会社や組織に対して大きな貢献を果たしている技術者を全社レベルで認定し、Distinguished Engineerの称号を付与する制度です。DE制度によって、「ソニーの技術の顔」として課題解決や技術戦略をリードする役割がソニーにとって重要であることを示し、社内に公開することで、後進の技術者へのロールモデルの提示につなげています。ソニーグループで制度を展開し、所属組織において課題解決に貢献するとともに、技術領域を軸にした組織間連携をリードし、人材育成を含めた幅広い貢献を果たします。

「Distinguished Engineer制度」会同風景

Sony Technology Exchange Fair

STEF (Sony Technology Exchange Fair) は、ブランデッドハードウェアや半導体、B2Bソリューションや医療、音楽やゲーム、映画などのエンタテインメント、保険や銀行を中心とする金融など、ソニーグループ全体の研究開発テーマを展示する社員向けの技術交換会です。ソニーの未来を創るイノベーティブなテーマを、開発した技術者本人が説明し、見学に来た社員たちと直接意見交換ができる貴重な場であるとともに、2018年からは、講演会やDistinguished Engineerを座長としたパネルセッション、Sony Innovation Fund (SIF) の投資先を中心としたオープンイノベーションショーケースも併設されました。1973年から毎年開催されており、この場をきっかけとした技術の事業展開は数多くあります。2018年度は国内外のソニーグループ各社から約10,000人の社員が参加し、活発な意見交換が行われました。今後も、技術を軸に、製品やサービスなど組織の枠を超えた社員同士の意見交換を推進し、さまざまな技術の融合を通して、未来の社会に貢献するイノベーションを目指していきます。

「Sony Technology Exchange Fair」展示風景

発明考案報奨制度

ソニーでは、従業員の発明に対し、特許法における職務発明の規定に従い、報奨制度を定めています。発明に対する従業員のモチベーションを高め、より優れた特許の創出を促進することで、事業の強化に貢献することを目的として、公平で適切な報奨制度を設けています。

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