2018年8月29日更新

社員のスキルアップとキャリア

社員のスキルアップ

ソニーは、求める人材像の共通要素を「人間力」「仕事力」「志・変革力」と整理し、それぞれ役割に応じて求められる能力を体系化し、集合研修やe-ラーニングなど、目的に沿った学習形態で全社的に強化を図っています。
特に、会社の成長・社員の成長にはマネジメントの役割が大きいと考え、国内ソニーグループでは、組織力を最大化するための実践的ピープルマネジメントを身に付ける「マネジメントオリエンテーション」を立ち上げ実施しています。エレクトロニクス各地域(北米、南米、欧州、アジア)、エンタテインメント(音楽、映画)においても、リーダーシップ開発やコーチングなどさまざまな施策で、ソニー全体のマネジメント力強化を図っています。
また、必須研修のみならず、社員の自発的な学習を促す施策にも注力しており、講演会の実施、社外研修機関との提携、オンライン学習の拡充など、社員のニーズに沿った学習スタイルを提供しています。例えば、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカでは幅広いトピックを網羅したオンラインコース:LinkedIn Learningを社員へ提供、ソニー・ミュージックエンタテインメントでは「My Learning」という学習管理システムを立ち上げ、各社員の状況に基づき、多様かつパーソナライズされたコンテンツをもつ学習ライブラリを提供しています。

2017年度の研修実施状況は、以下の通りです。

国内ソニーグループ2017年度共通研修受講状況
選抜型 必須型 選択型
(技術)
選択型
(その他)
合計
プログラム数 12 57 290 24 383
実施総回数(回) 79 331 479 38 924
受講者総数(人) 293 48,205 9,698 7,442 65,638
延べ受講総時間
(時間)
13,316 162,092 43,767 23,3072 242,247

2017年度のソニー株式会社社員一人あたりの人材育成にかかる費用は、効率および質の向上という観点から、研修プログラムの見直しや社内講師化促進の取り組みを進めた結果、約24万円となっています。

社員のキャリア開発支援

ソニーでは、従来から社員のチャレンジマインドを尊重し、それを積極的に引き出すことにより、社員一人ひとりとビジネス双方の成長につなげてきました。

国内ソニーグループでは、社内人材を公募する「社内募集」制度を他社に先駆け1966年に開始し、50年にわたって運用してきました。これは社員の新たな職務へのチャレンジをベースに、適材適所の人材配置と重要ビジネス強化についても同時に実現することを狙いとしたもので、これまでに延べ7,000名以上の異動実績をあげるなど、ソニーのDNAである“チャレンジ”を人事制度の面から推進する欠かすことのできない仕組みとして定着しています。

加えて、2011年度には、「グローバル・ジョブ・ポスティングシステム」を全世界に展開し、そこに掲載された求人にはどの国からでも応募が可能となりました。

さらに、2015年度には、優秀な社員に「フリーエージェント(FA)権」を付与、権利行使者の情報をグループ内で広く共有することにより、新たなフィールドに活躍の場を広げていくことのできる、“プロ野球型”の「社内FA制度」を導入しました。また、現在の仕事を継続したままで公募した仕事やプロジェクトに参画することにより、専門性・知見を幅広く活用し、社内ネットワーク拡大にも寄与する「キャリアプラス」という社員の社内“兼業/副業”を推進する制度など、従来の公募制度に新たな仕組みを加え大幅に拡充しています。

さらに毎年秋には“キャリア月間”と名づけた、社員の成長の機会を作り出す取り組みを行っており、キャリア・育成意識啓発の講演会やキャリア相談窓口を活用できる他、社員が自分のキャリアと成長について上司と直接話し合い、上司は育成計画を検討、マネジメント間で共有し、人材育成施策につなげることで、それぞれの社員固有のキャリアの形成を実現しています。

また現業務を通じた成長支援の観点では、2016年度よりソニー株式会社を中心としたエレクトロニクス各社にて評価制度を刷新し、上司・部下間の年間を通じたコミュニケーションを通して、個々人の掲げた高い目標の達成に向けた進捗のみならず、社員の日々の行動といった側面からもフィードバックすることで、より一層本人の気づきや成長につなげる取り組みを行っています。

このように社員のチャレンジマインドを引き出す取り組みをこれまで以上に充実させ、ソニーグループ内での経験値の向上を通じた社員のキャリアアップを全社で積極的に支援していくことにより、ソニーのミッションである「ユーザーの皆様に感動をもたらし、人々の好奇心を刺激する会社であり続ける」ための大きな原動力としています。

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