2019年8月29日更新

映画事業での安全衛生活動

ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント (SPE) は、各事業所において安全衛生意識の向上を目的とする研修、安全規則の遵守に関する指導、エルゴノミクス (人間工学) に基づく社員への支援などを行っています。
めまぐるしく変化するメディア市場を考慮し、環境・安全衛生グループでは、規制で求められる要件を常に把握し、SPEの組織体制および業務遂行に伴うリスクへの対応に努めています。

主な取り組み

SPEでは、「安全プログラム」および「業務指示/手順」を重要な活動として位置づけています。その内容に沿って、各地域では転倒・転落防止、はしごの安全な使用、および緊急時対応に注力した活動を実施しています。

北米

  • SPEのスタジオを対象に行われた緊急時対応へのレビューや、非常時モバイル指令システム、社員の訓練のほか、防災用品の効果的な強化により、スタジオにおける危機対応が大きく改善しました。
  • スタジオ内の全オフィスへ共通フォーマットを使用した避難経路図と緊急連絡先情報を掲示しました。それら250点以上の掲示を通じて、避難経路、緊急連絡先、避難場所の周知を確実にしています。
避難経路図
  • 新たに取得した米テキサス州フラワーマウンドのFunimation社においては、緊急時対応のトレーニングを実施しました。当該会社の業務と地域に関わる緊急対応訓練の一環として、避難訓練のほか、初期消火訓練も18年ぶりに実施しました。また、緊急物資や自動体外式除細動器 (AED) の設置を進めるとともに、応急処置、心肺蘇生 (CPR) 、AEDの使用方法についても実践的な講習を行いました。
  • スマートフォンアプリ「Protect SPE」を北米で導入しました。全ての社員、請負スタッフ、外部業者、制作業者が利用可能なこのアプリは、SPEの連絡先、緊急時の対応手順、出張先の安全情報、および当社のマスコミュニケーションツールである「Alert SPE」に関する情報を網羅しています。このアプリは来年、中南米でもリリースされる予定です。
「ProtectSPE」アプリ
  • SPEの映画スタジオでは、災害・疾病の予防からはんだ作業における安全対策まで、包括的なプログラムを提供しています。業界の安全研修に加えて、現場での月次トレーニングプログラムでは、熱中症予防や、保守作業における安全確保の手順 (ロックアウト・タグアウト等) などビジネスに関連する内容を含め取り組んでいます。このプログラムには15以上の部署が出席しています。
  • SPEの映画スタジオでは、撮影スタジオのひとつであるステージ6の屋上に設置してあるコロンビア・ピクチャーズの看板に対する構造強化を含め、落下防止システムの改良を引き続き行い、社員や外部業者が高所で作業する際の安全確保に努めました。
落下防止工事前の状態
落下防止工事施工時の様子
  • また2018年には、メンテナンス作業員の安全確保のため、撮影スタジオのひとつであるステージ10の南北両側に転落防止柵を設置しました。
施工前 (転落防止柵施工範囲の計画図)
転落防止柵施工完了後
  • SPEは今後2年間で、撮影スタジオ内の木製のはしごを金属製はしごへ更新する予定です。この計画には、背かご付き金属製はしご66台、ランディングプラットフォーム33台、スイングゲート33台、キャットウォーク・エクステンション33台の設計、製作、設置が含まれます。
新たに設置された金属製はしご
  • SPEではエルゴノミクス (人間工学) に基づく昇降式デスク (立位・座位両用机) の導入を引き続き進めています。北米事業所全体で2,500台が設置されています。この昇降式デスクの利用を他地域の拠点にも拡大していきます。

ヨーロッパ・中東

  • 地域危機対応計画 (拠点計画) が更新・改善され、ロンドンのゴールデンスクエア事業所およびポーランドのSGBSグディニャ (Gdynia) 事業所で実施・検証されました。また、簡素化した緊急時対応計画を地域内の各事業所向けに開発するとともに、社員への通知・啓発ポスターを配布しました。ロンドン、マドリード、パリ、グディニャの各事業所では新しいテンプレートを用いた計画が作成されています。さらに、英国の規制に基づき、避難時に補助が必要となる人のための個人緊急時避難計画 (Personal Emergency Evacuation Plan) がロンドン事業所用に作成されました。同様の計画は地域内の他の事業所にも適用されます。
  • SPEは地域内各地でAEDプログラムのさらなる拡大を継続しています。

アジア太平洋地域

  • 地域のリーダーとの緊密な連携の下で、地域危機対応計画 (拠点計画) の展開と実施が順調に進められています。
  • 各地の事業所で、安全衛生法規の遵守に関する指導と、安全衛生の意識向上を目的とした研修を引き続き実施しています。
  • ソニー社内で求められる対応時間の条件を満たすための一部事業所へのAED導入の検討、調整が終了し、実際の導入を行いました。

中南米

  • 中南米地域のセキュリティリーダーのもとで、マイアミ、ブラジル、パナマ、メキシコシティの各事業所において防災用品の支給や社員の研修・意識向上プログラムなどが実施され、緊急時に対する備えが大きく改善されました。
  • マイアミ事業所にAEDを設置したほか、今後サンパウロ、メキシコシティ、バルエリ (Barueri) 、パナマシティの各事業所に設置が予定されています。
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