2018年8月29日更新

映画事業での安全衛生活動

グローバル

  • ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(SPE)では、緊急事態への備え、危機管理および事業の継続性を三本柱としたSPEグローバル危機管理(GCM)プログラムに基づく包括的体制を整えています。これによりどのような危機的事象に対しても、場所を問わない弾力的な対応と早期の復旧が可能になります。
  • SPEは、緊急通報システム「Everbridge」の機能強化を続けています。現在SPEの全社員がこのシステムに登録しており、システムの避難訓練計画への統合も進んでいます。また、緊急時の対応手順を社員のスマートフォンに通知するアプリ「ProtectSPE」も現在開発の最終段階にあり、2018年夏の実用化が予定されています。
  • 安全衛生部門は、各事業所において安全衛生意識の向上を目的とする研修、安全規則の遵守に関する指導、エルゴノミクス(人間工学)に基づく社員への支援などを行っています。
  • 2017年度には環境安全衛生グループにより、SPEが現在直面しているリスクへの認識をアップデートするための分析が行われました。この分析を通じて、メディア市場がめまぐるしく変化するこの時代において、どのようにしてこれらのリスクに対処し、会社が必要とするサービスを提供すべきかについての理解を深めました。

北米

  • SPEのスタジオを対象に行われた緊急時対応へのレビューや、非常時モバイル指令システム、社員の訓練のほか、防災用品の効果的な強化により、スタジオにおける危機対応が大きく改善しました。
  • カナダのバンクーバーに拠点を置くソニー・ピクチャーズ・イメージワークスでは、事業継続性計画への取組みに着手しました。事業への影響に対する包括的な分析が行われ、その結果、重要な機能やステークホルダーが相互に関係し合っている状況が多数存在することが確認されました。これに基づき、効果的な復旧プランの作成が進められています。
  • 事故調査チームが組織され、2017年に起きた三つの大きな災害(ハリケーン・マリア、ハリケーン・イルマおよびメキシコシティ地震)に適切に対応しました。
  • ソニーピクチャーズ・スタジオでは、ステージ6の屋上に設置してあるコロンビア・ピクチャーズの看板に対する構造強化を含め、落下防止システムの改良を引き続き行い、社員や外部業者が高所で作業する際の安全確保に努めました。
看板落下防止工事前の状態
看板落下防止工事
  • SPEではエルゴノミクス(人間工学)に基づくスタンディングデスク(立位・座位両用机)の導入を進めています。ソニーピクチャーズ・スタジオの8階建のアキオ・モリタビルなど北米事業所全体で2500台が設置されています。このスタンディングデスクの利用を全世界に拡大していきます。

ヨーロッパ・中東(EMEA)

  • 地域危機対応計画(拠点計画)が更新・改善され、ロンドンのゴールデンスクエア事業所およびポーランドのSGBSグディニャ事業所で実施・検証されました。同計画は、危機管理に際して個々の事業所ごとに異なる特性を認識するためのものです。ゴールデンスクエアのプランは、SPEおよび地域の緊急対応グループ(ロンドン警視庁、ロンドン救急医療サービス、ウェストミンスター市議会など)の2ヶ所で机上演習により検証されました。
  • SPEは地域内各地でAEDプログラムのさらなる拡大を継続しています。
  • 米国のプロダクションによるロンドンでの撮影を支援するため、新たにロンドン事業所に製品安全のための部署が設置されました。SPEではこの部署を通じて、欧州中東地域のプロダクションに対する支援も開始しています。SPEでは簡素化した緊急時対応計画であるGCMテンプレートを地域内の各事業所向けに開発するとともに、社員への通知・啓発ポスターを配布しました。ロンドン、マドリード、パリやグディニャの各事業所ではテンプレートを用いた計画が作成されています。また、英国の規制に基づき、避難時に補助が必要となる人のための個人緊急時避難計画(Personal Emergency Evacuation Plan)がロンドン事業所用に作成されました。同様の計画は地域内の他の事業所にも適用されます。

アジア太平洋地域

  • 地域のリーダーとの緊密な連携の下で、地域危機対応計画(拠点計画)の展開と実施が順調に進められています。
  • 各地の事業所で、安全衛生法規の遵守に関する指導と、安全衛生の意識向上を目的とした研修を引き続き実施しています。
  • ソニー社内で求められる対応時間の条件を満たすための一部事業所へのAED導入の検討、調整が終了し、実際の導入を行いました。

中南米

  • 中南米地域のセキュリティリーダーのもとで、マイアミ、ブラジル、パナマ、メキシコシティの各事業所において防災用品の支給や社員の研修・意識向上プログラムなどが実施され、緊急時に対する備えが大きく改善されました。
  • マイアミ事業所にAEDを設置したほか、今後サンパウロ、メキシコシティ、バルエリ、パナマシティの各事業所に設置が予定されています。
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