2019年8月29日更新

環境コミュニケーションの活動

ソニーは、環境に関する情報を正確、迅速、かつ継続的にお客様やステークホルダーに提供しています。また、環境に関するイベントの主催や環境教育を積極的に行い、社会的な環境意識の向上を目指しています。

イベントを利用した環境啓発活動

米国ソニー・エレクトロニクス (SEL) は、2015年よりPGAツアー※1「ソニーオープン・イン・ハワイ」において、地元の非営利団体とともに環境活動に取り組んでいます。トーナメントに先立ち、SELは廃電気電子機器のリサイクルイベントや海岸の清掃活動を実施し、トーナメント期間中は観客に環境負荷の少ない公共交通機関や自転車などでの来場を奨励するとともに、ごみのリサイクルに取り組みました。また、飲食テントの出展者、スポンサー、会場であるワイアラエ・カントリー・クラブ等の協力のもと、イベントでの飲食サービスにおける、発泡スチロール材容器とプラスチック製ストローの使用廃止を進めました。こうした活動が評価され、「ソニーオープン・イン・ハワイ」はハワイ州より「グリーンイベント」の認定を4年連続で受けました。

  • ※1PGAツアーとは、米国男子ゴルフツアーのことです。
ペットボトル等のリサイクルのため、ゴミを種類ごとに分別

音楽・アーティスト・イベントを通じての環境活動

ソニーミュージックグループは、所属アーティストの音楽活動を通じて環境意識を向上させる啓発メッセージを発信したり、各種イベントに対しても環境配慮に取り組んだりするなど、積極的に行動しています。
その一例として、所属アーティストの西川貴教は2009年より、琵琶湖の水質保全と地域振興をテーマにした滋賀県最大の音楽イベント「イナズマロック フェス」を毎年開催しています。2018年は西川貴教をはじめ、UVERworld、欅坂46ら多くの所属アーティストたちが出演し、「水の未来に、声を上げろ。」というスローガンのもと、合計約15万人の観客にライブ演奏を届けました。さらに、イベントの収益金は、マザーレイク滋賀応援基金などの公共団体や地方自治体に寄附され、特定外来種の駆除などの生態系・水環境の保全、琵琶湖の水源を支える森づくりといった保全活動に活用されています。また例年、イベントに併せて出演アーティストのチャリティーオークションも開催され、2018年は売上金約190万円を琵琶湖の環境保全のために滋賀県庁に寄附しました。
一方、各種ライブイベントの運営においても環境配慮を促進しています。例えば、株式会社ソニー・ミュージックソリューションズとソニーエンジニアリング株式会社が共同開発した、コンサート演出用のLEDライトシステム「FreFlow® (フリフラ) 」では無線送信システムを改善し、信号規格の変更などで使えなくなった旧型のLEDライトシリーズを再び使えるようにし、資源循環にも貢献しました。

琵琶湖の環境保全のため「イナズマロック フェス」を主催する西川貴教

映像を通じての環境啓発活動

ソニー・ピクチャーズエンタテインメントは、持続可能な開発目標 (SDGs) を映像の力で多くの人に知ってもらうため、ソニー・ピクチャーズ・テレビジョン・ネットワークスと国連財団とともにショートフィルムコンテスト「Picture This Festival for the Planet (ピクチャー・ディス・フェスティバル・フォー・ザ・プラネット) 」を開催しました。このコンテストは新人映像作家や社会変革の意識を持つ人を対象に、SDGsの目標のうち8つの目標をテーマにしたショートフィルムを募集するもので、70カ国以上のクリエイターから約600作品の応募がありました。応募作品は本コンテストの特設サイトやソーシャルメディアで公開され、特設サイトには約200の国と地域から約35万人のアクセスを記録するとともに、ソーシャルメディアによる拡散も100万回を超え、映像作品を通して多くの人にSDGsを知る機会を提供しました。

「Picture This Festival for the Planet」の募集ポスター

学生に向けた環境に関するプロジェクト

ソニーは、世界各地の事業所において、学生を対象にした環境に関するプロジェクトを展開しています。例えば、ソニー中国では2017年より、中国の大学生に向けて持続可能な社会の実現を担う環境人材の育成などを目的とした研修プロジェクト「Green Road (グリーン・ロード) 」に取り組んでいます。2018年度は「Green Road – ソニー大学生環境キャンプ」と題し、中国国内にあるソニーの精密部品工場で大学生環境団体の代表者を対象に3日間の環境キャンプを実施し、ソニーの環境計画の紹介をはじめ、工場の省エネ型空調システムの見学、化学物質管理と資源循環についてのワークショップを行いました。これらのカリキュラムを通じて、参加した学生たちは環境に対する理解を深めました。

ソニー中国の環境キャンプに参加した学生たちと関係者

化学物質に関するリスクコミュニケーション

ソニーは、化学物質を扱う企業として、化学物質排出量などの情報を公開し、安全面・環境面についても地域住民や行政の方々と意見交換などを行うことにより、互いの理解を深める活動を行っています。
例えば、ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社では、すべての事業所において、自主的にコミュニケーションイベントを実施するとともに、地域イベントにも積極的に参加しています。また、事業所見学会も開催し、環境関連施設による水処理等の現状を説明しています。

社内における環境意識の啓発

ソニーは、全世界のグループ社員に向けた環境意識の啓発を行っています。日本のソニーグループ社員に対しては、eラーニング等による環境教育を義務づけている一方、海外でも同様の教材を用いた環境教育を各事業所で展開しています。また、ソニーの環境に関する情報を社内向けのウェブサイトを通じて随時共有するなど、全世界のグループ社員の環境意識の啓発に取り組んでいます。
さらに、日本国内では毎年、全社員向けのイベントを開催しています。そこでは社長兼CEOが自ら社員に向けてメッセージを発信し、環境意識の向上を図っています。世界各地の事業所では、ソニーの環境に関する取り組みを紹介する社員向け環境教育やイベントを独自に展開しています。例えば、中国の索尼数字産品 (無錫) 有限公司 (SDPW) は2016年にEHS※1教育体験館を設立し、体験型の環境教育に取り組んでいます。

  • ※1EHSとは、環境 (Environment) と労働安全衛生 (Health and Safety) の頭文字を取った言葉のことです。
SDPWにあるEHS教育体験館で行われている体験型の環境教育
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