2019年8月29日更新

「Green Management 2020」の各目標と進捗状況

ソニーは、2015年度から2020年度までの環境中期目標「Green Management (グリーンマネジメント) 2020」において、製品のライフサイクルのステージごとに目標を設定し、活動しています。各ステージの目標と2018年度の進捗を報告します。

商品/サービスの企画および設計

ソニーは、すべての事業領域で環境負荷の少ない商品・サービスを提供します。エレクトロニクス事業では、製品のライフサイクルを通じて環境負荷が低くなるような設計等を推進します。映画や音楽などのエンタテインメント事業においても、コンテンツを活用した環境活動を企画・展開します。

目標内容 (基準年2013年) 2018年度の進捗状況
全体 商品の環境配慮機能の導入を推進 主要な製品カテゴリーにおいて環境配慮製品を創出
ライフサイクル (製造時・使用時・廃棄時など) を通じた環境配慮設計を推進
エンタテインメント事業において、全世界で5億人以上に持続可能性の課題について啓発とアクションを促す イベントやソーシャルメディアを通じて、累計21.4億人以上に啓発とアクションの促進を実施
気候変動 AC機器※1:消費電力量30%削減 (平均削減率) 約51%削減
携帯電話、タブレット:充電器の無負荷時&メンテナンス消費電力:0.03W以下 2018年度発売の全てのスマートフォンで0.03W以下を達成
DC機器※2:機器の省エネと充電効率の向上 各モデルにて省エネおよび充電効率の向上を推進
資源 1台あたりのバージンプラスチック使用量10%削減 (平均削減率) 約2.4%増加
石油以外の重視資源についても削減および代替を推進 重視する鉱物資源の一部を削減
投入資源の最小化に努める 製品小型化を継続的に推進
リサイクル配慮設計を推進 ソニーグループ環境配慮設計標準に基づきリサイクル配慮設計を推進。また、設計者向けリサイクル研修を定期的に開催
化学物質 懸念の高い環境管理物質※3 (ポリ塩化ビニル、臭素系難燃剤などを含む) について、リスクの高い用途において代替する※4 ソニー独自の化学物質管理基準に基づき代替を推進
生物多様性 再生紙・認証紙使用の推進 紙・印刷物の購入方針に基づき再生紙や認証紙の使用を推進
  • ※1AC機器とは、主機能が商用電源からのエネルギー入力で動作する機器のことです。
  • ※2DC機器とは、主機能がバッテリーからのエネルギー入力のみで動作する機器のことです。
  • ※3 環境管理物質は、部品・デバイスなどに含有される物質のうち、地球環境と人体に著しい環境影響(側面)を持つとソニーが判断した物質を指します。
  • ※4ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社 (SOMC) が販売し、製品ないしは包装に社名表示があるすべての製品については、SOMCの制限物質 (ポリ塩化ビニル、臭素系/塩素系化合物、フタル酸エステルなどの使用を制限) を適用します。

オペレーション

ソニーは、グループ内の事業所やオフィスにおいて、再生可能エネルギーの導入加速をはじめ、環境負荷の低減に取り組みます。さらに、製造委託先に関する目標を設定し、環境負荷低減の働きかけを強化します。また、地域のニーズに応じた環境貢献活動も積極的に展開します。

自社オペレーション
目標内容 (基準年2015年) 2018年度の進捗状況
気候変動 サイトからの温室効果ガス (GHG) 排出量を総量で5%削減 約14%削減
再生可能エネルギーの活用によるCO2削減貢献量30万トン 約23.8万トン
資源 廃棄物発生量を総量で5%削減 約19%削減
埋め立て率1%以下 (ソニーがコントロール不可能なものを除く) 約3.1%
水使用量を総量で5%削減 約10%増加
化学物質 別途定める化学物質について、管理基準 (クラス1~4) に従い対応
  • クラス1物質:使用禁止
  • クラス2物質:使用禁止 (除外用途あり)
  • クラス3物質:排出・移動量の削減を推進
      >VOC※1の大気中への排出量:総量で ▲50%削減 (2000年度比) を維持
  • クラス4物質:関連法規を順守するとともに、十分な管理のもとに使用
  • クラス1物質:使用禁止物質の使用なし
  • クラス2物質:使用禁止物質の使用なし
  • クラス3物質:排出・移動量の削減を継続
      >VOCの大気中への排出量:約68%削減
  • クラス4物質:関連法規を順守するとともに、十分な管理のもとに使用
生物多様性 地域のニーズに応じた環境地域貢献活動 (サイト内保全活動含む) を積極展開 地域貢献活動の一環として、全サイトで生物多様性の保全や教育・啓発活動を実施
  • ※1VOC (Volatile Organic Compounds) は、揮発性有機化合物の略称です。
委託先オペレーション
目標内容 2018年度の進捗状況
気候変動 取引額の大きい製造委託先に対し、GHG排出量の把握と、1%/年の原単位削減を求める 該当する製造委託先に対し、削減と実績把握を要請し、実績調査を実施
取引額の大きい製造委託先に対し、再生可能エネルギー導入とその継続を求める 該当する製造委託先に対し、導入状況の調査を実施
省エネ型のデータセンターを優先的に利用 社内ガイドラインに基づき、省エネ型データセンターの優先的利用を推進
資源 取引額の大きい製造委託先に対し、水使用量の把握と、1%/年の原単位削減を求める 該当する製造委託先に対し、削減と実績把握を要請し、実績調査を実施
取引額の大きい製造委託先に対し、廃棄物発生量の把握と削減を求める
化学物質 製造委託先からソニーに納入される製品・半製品に関して、各国の異なる化学物質の制限・禁止の法規制に対してソニーが制定した基準に基づいた対応を求める ソニー独自の化学物質管理基準に基づいた対応を要求
国際的な枠組みで制限された物質のうち、ソニーが別途指定する物質の製造プロセスでの使用禁止を求める ソニーが指定した物質の製造プロセスでの使用禁止を要請し、使用状況の調査を実施
生物多様性 地域のニーズに応じた環境地域貢献活動 (サイト内保全活動含む) の実施を製造委託先に推奨 おもな製造委託先に対し、活動状況の調査を実施

原材料・部品調達

部品サプライヤーなどで構成されるサプライチェーン全体における環境負荷は一企業が及ぼす環境負荷よりもはるかに大きいと言われています。ソニーは、ライフサイクル全般を通した目標を達成するために、原材料・部品調達先に対し、環境負荷低減の働きを強め、その低減を求めます。

目標内容 2018年度の進捗状況
気候変動 環境負荷の高い部品カテゴリーの取引先や取引額の大きい取引先に対し、温室効果ガス (GHG) 排出量の把握と、自主的な目標設定・削減施策実施を求める 該当するサプライヤーに対し、削減と実績把握を要請し、実績調査を実施。有効回答率約79% (取引額ベース)
資源 環境負荷の高い部品カテゴリーの取引先や取引額の大きい取引先に対し、水使用量の把握と、自主的な目標設定・削減施策実施を求める 該当するサプライヤーに対し、削減と実績把握を要請し、実績調査を実施。有効回答率約79% (取引額ベース)
化学物質 ソニーに納入される原材料・部品・製品に関して、各国の異なる化学物質の制限・禁止の法規制に対してソニーが制定した基準に基づいた対応を求める ソニー独自の化学物質管理基準に基づいた対応を要求
国際的な枠組みで制限された物質のうち、ソニーが別途指定する物質の製造プロセスでの使用禁止を求める 禁止物質の使用状況の調査を実施
生物多様性 生物多様性への配慮を求める 活動状況の調査を開始

物流

ソニーは、製品の小型・軽量化による輸送重量の削減に取り組むとともに、輸送効率の最適化や環境負荷が低い輸送手段への切り替え (モーダルシフト等) などを進め、製品物流に関するCO2排出量を削減します。

目標内容 (基準年2013年) 2018年度の進捗状況
気候変動
国際間・域内における物流CO2排出量を総量で10%削減 約52%削減

回収・リサイクル

ソニーは、製品のリサイクル配慮設計を進めるとともに、使用済み製品の回収・リサイクル処理を推進します。さらに、現時点で再資源化できていないもののリサイクルを目指し、リサイクラーと協業し、重視する資源の再資源化の実態を把握します。

目標内容 2018年度の進捗状況
資源 地域社会のニーズに適応したリサイクルスキームの構築と、効率的な運用を進める 回収・リサイクルの法規制が整備されている全地域において、確実に各法規制要求に対応。法規制が未整備の地域において、自主的な回収・リサイクル活動を実施
重視する資源の再資源化の実態把握を通じて、高度な再資源化を目指す 重視する資源のうち、再資源化が現状充分にされていないものを対象に、グループ内リサイクルプラントの協力のもと、選別のプロセスおよび再資源化のスキームを構築

イノベーション

ソニーは、これまでも創造力やイノベーション (変革) によって人々に楽しみや喜びを提供し続けてきましたが、環境活動においても、その精神に変わりはありません。ソニーは環境技術の開発を推進し、環境負荷低減につながる技術の確立に寄与していきます。

目標内容 2018年度の進捗状況
気候変動/
資源/
化学物質
環境技術の開発を推進し、環境負荷低減につながる技術の確立に寄与 協生農法、オープンエネルギーシステム等の技術開発、およびTriporous™ (トリポーラス™) のライセンス提供、再生プラスチックSORPLAS™ (Sustainable Oriented Recycled Plastic、ソープラス) の外販、ドローンによる環境関連事業のサポート等の事業化推進
環境負荷低減に寄与するビジネスモデルの開発を、各領域の商品・サービスにおいて推進
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