2018年8月29日更新

環境に配慮した製品づくり

環境配慮設計の推進

ソニーは、製品に関する環境中期目標として、年間消費電力量の削減、省資源の推進、化学物質管理などを定めています。各事業部門では、対象となる製品カテゴリーのライフサイクルにおける環境負荷を把握し、その特徴に合わせた部門目標を策定するとともに、個々の製品の環境目標を設定して環境配慮設計を実行します。個々の製品の環境目標に対する達成状況をもとに、事業部門としての進捗レビューを行い、本社環境部門に報告します。本社環境部門は、各事業部門が設定した目標と進捗状況の評価を行い、これをとりまとめて環境中期目標に対する進捗状況をレビューします。このレビュー結果にもとづき、次年度の重点項目の決定や目標の改定を行っています。このように、事業部門、個々の製品、それぞれにおいて環境配慮のプロセスを回し、環境配慮製品の創出に努めています。

リサイクル配慮設計の推進

ソニーは、環境配慮製品の取り組みの一つとして、リサイクル配慮設計を推進しています。使用済み製品から資源を取り出してリサイクルしやすくするために、ネジ本数の削減や、プラスチック部品の種別表示といった環境配慮項目を具体的にまとめ、これに基づいて各製品のリサイクル配慮設計に取り組んでいます。例えば、テレビでは「テレビ環境設計基準およびガイドライン」を制定し、新製品の企画・設計におけるガイドラインとして運用されています。この設計基準およびガイドラインは、国内外の法規制の動向やソニーの環境中期目標を反映させることに加え、ソニーグループ内でリサイクル事業を行っているグリーンサイクル株式会社との定期的な情報共有や意見交換を通じて最新のリサイクル情報や業界動向を収集・分析しながら、毎年見直しや改訂を実施しています。

2018年発売の一部の液晶テレビ ブラビア™では、スライドロック構造によりネジ本数を削減

ライフサイクルアセスメント(LCA)の活用

ライフサイクルアセスメントは、製品に使用されている材料や部品の製造時、製品の製造時および輸送時、お客様の使用時もしくは製品待機時、製品の最終処分時(廃棄もしくはリサイクル)などを考慮し、製品のライフサイクルでの環境負荷を定量的に把握する手法です。ソニーでは、主要な製品のライフサイクルアセスメントの結果から、各製品カテゴリーの改善すべき重点課題を明らかにし、製品の環境負荷削減に結びつけています。図「代表的なソニー製品のライフサイクルにおけるCO2排出量割合」を見ると、製品カテゴリーによってライフサイクルの中でCO2排出量の多いステージが異なることが分かります。例えば、液晶テレビやブルーレイディスク™/DVDプレーヤーなどでは、使用時の排出量の割合が大きいことが分かります。そのため、これらの製品では使用時の消費電力を下げることがより重要となります。また、スマートフォンやデジタルビデオカメラなどでは、使用時よりも製品の製造時、材料や部品の製造時に占める割合が大きく、部品点数の削減などによるCO2排出量削減がより重要となります。ライフサイクルアセスメントの結果は、環境中期目標に反映され、製品設計時に盛り込まれています。

製品における環境配慮の事例

ソニーは、環境配慮設計やリサイクル配慮設計に取り組み、幅広い製品カテゴリーにおいて、省エネや省資源などの環境性能を向上させています。その代表的な製品をソニーの「ECO」ウェブサイトで紹介しています。

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