CSRレポート

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2017年8月23日更新

サプライヤーに対する取り組み

「ソニーサプライチェーン行動規範」への遵守状況の把握と、改善に向けたモニタリング活動

「ソニーサプライチェーン行動規範」は、ソニーとしてサプライヤーに期待する事柄を定めており、対象となるすべての製品・部材サプライヤーに対して遵守を要請しています。
この「ソニーサプライチェーン行動規範」への遵守状況を把握する一環として、グローバルに対象となるすべてのサプライヤーに向けて、アセスメントを実施しています。
アセスメントの実施にあたっては、リスク評価の考え方を採用し、当該サプライヤーの所在地域・国や規模、業態・業容などの要素に基づくリスクの特定を行い、EICCの調査票を利用したCSRセルフアセスメントなどリスクレベルに応じたアセスメントを実施しています。
ソニーは、対象サプライヤーに対して書類評価(EICC調査票によるセルフアセスメント)を実施しており、特に取引規模の大きい主要なOEMサプライヤーについては、年に一度、セルフアセスメントを実施しています。これらのアセスメントの結果より、サプライヤーが行動規範を遵守し、違反していないかどうかをサプライヤーの工場単位で評価します。リスク評価において、リスク有と判断したサプライヤーに対しては、訪問評価を通じて現場の管理状況を確認し、改善を促します。
例えば、学生労働者を雇用しているサプライヤーに対して、国の定める労働可能最低年齢に達していない労働者はいないか、若年者に対して、長時間労働や深夜労働などの健康と安全に影響を及ぼす業務をさせていないか、などの点について直接工場の現場で確認します。また、外国人労働者を雇用しているサプライヤーについては、外国人労働者に対し、強制労働をさせていないか、居住用に提供している寮施設は、国際的な住居基準を満たし、清潔かつ安全な環境にあるか、など工場の現場で確認・指導することにより、サプライヤーにおけるCSR基準の遵守レベル向上に努めています。
2016年度には、175社のサプライヤー企業に対してアセスメントを実施しました。そのうち、106社に対して書類評価を実施しました。書類評価の結果によりリスクが高いと判断されたサプライヤー7社に対して改善指導を行いました。行動規範違反のおそれがある3社の工場に対して訪問評価を実施しました。評価の結果把握された問題点に対しては、改善に向けた指導を行い、改善完了を確認できるまでフォローアップを行っています。また、リスクが高いと特定したサプライヤーにおける全般的な傾向としては、労働および安全衛生マネジメントシステムの構築など、組織的なインフラ整備が途上にあることが確認されました。
また、「ソニーサプライチェーン行動規範」に対する違反のおそれがNGOレポートやメディア報道等の外部より指摘された場合には、第三者監査人によるEICC監査の実施を含め、当該指摘を受けた製造現場での事実確認を行っています。その結果、指摘されたような事実が認識された場合には、当該サプライヤーに対し、是正措置の立案とその進捗についての報告も求め、必要に応じてフォローアップ監査の実施による改善内容の確認を行うなど、速やかに是正措置をとることとしています。さらに、指摘の対象が二次以降のサプライヤーを含む場合には、一次サプライヤーと協力して、改善を促すように努めています。また、「ソニーサプライチェーン行動規範」に対する重大な違反が確認された場合や、調査や監査の実施に際して十分な協力が得られない場合は、当該サプライヤーとの取引関係を見直すことを基本方針としています。

二次以降のサプライヤーに対する取り組み

「ソニーサプライチェーン行動規範」の遵守は、二次以降のサプライヤーに対しても一次サプライヤーを通じて遵守を要請しています。具体的には、一次サプライヤーにおける「ソニーサプライチェーン行動規範」の理解と社内周知、遵守チェックのための自己評価の実施に加え、自身のサプライチェーンに対するソニーサプライチェーン行動規範の配布および遵守要請などを行っています。

サプライヤーとのコミュニケーションおよびパートナーシップ

ソニーは、サプライヤーの取り組み改善に向けた支援を行っています。主に東南アジアや中国の地域において、サプライヤーと直接コミュニケーションを行う現地担当者をアサインし、教育・研修機会を設け、現地でのCSRスペシャリストを育成しています。当該CSRスペシャリストがサプライヤーに対して直接的な改善指導やコミュニケーションを行うことで、サプライヤーのマネジメントシステムの改善など、持続的なものとなるよう努めています。
2016年度には、サプライヤー工場の安全管理に関する支援を目的に、火災未然防止活動を開始しました。火災の原因や教訓をまとめた火災事例集および火災未然防止チェックシートをサプライヤーに提供し、安全管理向上のための支援を行いました。

サプライヤー・ホットラインの設置

ソニーは、ソニーグループ各社の役員・従業員による、法令・規則、「ソニーグループ行動規範」、「ソニーサプライチェーン行動規範」に対する違反行為、およびサプライヤーとの契約に違反する行為について、サプライヤーからの通報を受けつける窓口「サプライヤー・ホットライン」を設置しています。
ソニーグループ各社の役員・従業員の行為が、法令・規則、「ソニーグループ行動規範」、「ソニーサプライチェーン行動規範」あるいはサプライヤーとの契約に違反している(またはそのおそれがある)と認識された場合に、具体的な情報が寄せられる仕組みを構築しています。
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