Sony Design

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イベントレポート

『SXSW2017』
次世代インタラクション
デザインが提示された日

2017年3月、ソニーは、アメリカ・テキサス州オースティンで開催された世界最大規模のクリエイティブ・ビジネス・フェスティバル
「SXSW(サウスバイサウスウエスト)2017」に、The WOW Factoryとして出展しました。
4つの次世代体験デザインを発表したのに加え、新たな取り組みであるThe WOW Factoryのコミュニケーションデザインも手がけました。

SXSWがほかのビジネスフェスティバルと大きく異なるのは、音楽や映画といったエンターテインメントと、デジタルテクノロジーがクロスオーバーしている点です。そんなSXSWにおいてソニーは、「未来に向かってやろうとしていることの断片」として、開発中のプロトタイプを展示しました。これら「未完成品」をオープンにした背景には、現在取り組んでいる体験型開発デザイン手法(Method of Designing Experience Values)という考え方が大きく関係しています。

日々ソニーが探索している未来の体験を、オープンな方法で開発し、オープンな場を通じてさまざまな人々に体感いただき、そこで得られた多様なフィードバックをもって未来の体験価値をデザインする。それが体験型開発デザイン手法だと考えています。

いま急速に、VRやMRがビジネスとして拡大の兆しを見せており、今後、エンターテインメントやプロフェッショナルといった領域において、新しいフォーマットが求められることは間違いありません。また、AIやエージェント、あるいはロボティクスなどが家庭内をはじめとするさまざまな領域で広がりを見せていくことも間違いないでしょう。つまり、これからの未来をデザインするということは、物質的価値ではなく、体験価値をデザインすることにほかならないのです。

体験型開発デザイン手法においては、テクノロジーとデザインを同時に開発することが欠かせません。そのため社内の技術に加え、オープンなコミュニティと積極的に連携し、ラピッドプロトタイピングでいち早く「体験」を生み出していくことが、「楽しい」「嬉しい」「おもしろい」といった感性価値を開発していくうえでのデザイナーの役割となるのです。

デザインの在り方、あるいはデザイナーの活動内容や領域自体を変えていく必要があることを、ソニーは切実に考えている……。今回のSXSW2017では、そうしたアティテュードを、「未来の感動を創造するための未来工場」というかたちで示しました。

The WOW Factoryから、
注目のプロジェクトをご紹介します

Immersive Space Entertainment
- Music visualizer & Cyber gym

没入空間型VRシステム。椅子やバイクの動きを検知し、ドーム・スクリーンに投影された高解像度の動画やCGが変化する、インタラクティブな空間をデザイン。友達や家族と共に没入感覚を得られる、新たな体験を創出します。

Warp Square
- Mixed Reality CAVE experience

超短焦点プロジェクターを4面の壁に投影することで生み出される、部屋そのものが没入空間となるアトラクティブな体験を提供します。複数のユーザーが同時に体験できる4つのインタラクティブなコンテンツをデザインしました。

Motion Sonic Project
- Transforming body movement into sound

マイクと6軸センサー等を組み合わせ、カラダの動きの軌道や緩急、ゆらぎなどの情報を高精度に取得し、「カラダの動きを音に変える」「カラダの動きで音楽を操る」という2つの新しいサウンド体験を生み出すインタラクティブなデバイスをデザインしました。

Any Surface
- Magical Music on Any Surface

目の前の空間がそのままインターフェースとなり、直観的に操作できる新世代UI言語「Any Surface」。Xperia™ Touchを複数台組み合わせて、インタラクティブなアプリケーションとしてピアノとドラムを提供し、新しい体験をデザインしました。

Space and
Communication Design
- SXSW2017 The WOW Factory

ソニーが考える「クリエイティビティ」や「技術」の可能性、そしてSXSWに集うクリエイティブコミュニティと積極的に繋がろうとするオープンな企業マインドなど、多面的な広がりをみせるソニーのメッセージを空間やグラフィックでデザインしました。