Sony Design

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Feature Design

h.ear

音楽を着こなす新しい
スタンダードの創造

自身の個性やスタイルを大切にしているユーザーに向けて、
どのようなヘッドホンを提案するべきか。
その問いにソニーが出した答えは、徹底的にシンプルで高音質な、
定番スタイルと言えるハイレゾ対応ヘッドホンです。

自分らしいスタイルで
音楽を楽しむために

自分らしさや個性をしっかりと持っている人、スタイルにこだわりのある人が、もっと気軽に日常のなかで音楽を楽しめるように。ソニーは、これまでに培ってきた音響技術を活用し、音質にもこだわりながら、自分らしいスタイルで着こなせる新しいヘッドホンの提案に向けてプロジェクトを開始しました。

シンプルを徹底して生まれる
スタンダード

目指したのは、どのようなファッションにも合わせやすい定番スタイルとなるデザインです。そのためにまず、人により嗜好が分かれる余計な要素を徹底的に排除。音楽を聴くための本当に必要な要素だけを残しました。そうしてたどり着いたのがSingle Shape, Single Color Finishというキーワード。最小限の要素で一つの塊として表現した造形と、単色仕上げを徹底したシンプルな佇まいで、ユーザーが自分のスタイルに取り込みやすいデザインを追求しました。

ユーザーのスタイルに寄り添う

自分のスタイルを大切にしたいユーザーにとっては、オーディオ機器の機能をデザインが語り過ぎないほうが自らの個性表現と合わせやすくなります。「高音質体験」と「高品質な佇まい」をオーディオファン層だけでなくより広い層に提供するため、プロダクトの構成要素の圧縮・凝縮をさらに進めて本質的な要素だけを残し、ディテールの仕上げにこだわり抜いたミニマルでアイコニックな表現を追求。徹底的にシンプルにすることで、様々なユーザーの生き方に寄り添う、これまでにないオーディオ商品群のデザインを創り出したのです。

チーフアートディレクター 詫摩

h.ear on

音と装着性を高めた必然の形

ヘッドホンの最も大事な要素は、音と装着性。この2つを高めながら極限までそぎ落としたシンプルな造形を追求しました。ヘッドバンドタイプでは、音質に関わるハウジング(耳を覆う筐体部)の円と、耳への装着性を左右するイヤーパッドの楕円を、性能を維持しつつ最小限のサイズまで圧縮し、ミニマルなラインでつないでいます。さらに、従来は離れていたハンガーとハウジングを一体化し、ヘッドバンドからイヤーパッドまでをひと塊のフォルムで表現。ハンガーの位置は極限まで側頭部に近づけ、装着時によりフィットさせると同時に見た目のコンパクトさにも配慮。多様なスタイルに合わせやすいデザインを実現しています。

さらに、ハウジング面にはソニーロゴさえもレイアウトせずに、徹底したシンプルさを追求。ボディ全体ではネジが一つも見えないように設計を工夫しています。また、イヤーパッドに近い位置で折りたためる構造にすることで、バッグに入れた時もコンパクトに持ち歩けます。折りたたみのヒンジ部には金属パーツを採用し、強度をしっかり確保。ヘッドホンとしての高い信頼性をも感じられるよう細部まで造り込みました。

h.ear in

本質をミニマルなラインで描く

インイヤータイプでは、高音質を実現しつつ装着時に耳にコンパクトにフィットするサイズと形状を追求しました。そこでまず、ドライバーを直径9mmまで小型化。さらに、この小さなドライバーでハイレゾ音源を再現するために、ドライバーと音導管の間に必要な距離を確保して配置し、それらを最もミニマルな線で包み込むフォルムを形成。高音質の実現に必要不可欠な要素をシンプルな形で表現しました。また、エンドキャップは潔く切り落とし、加飾も一切施さずにすっきりと仕上げています。

エンジニアと共に創る
新しいスタンダード

今回のヘッドバンドタイプでは、これまでハウジングの脇から出ていたハンガーの位置を、大胆に側頭部に近づけました。Single Shapeを追求して生まれた発想ですが、フィット感を向上させるためにエンジニアと議論や試行錯誤を重ねてようやく実現したものです。デザイナーとエンジニアが密に連携することで、ファッション性と機能性を両立したヘッドホンの新しいスタンダードを提案できたのだと思います。

アートディレクター 矢代

プロダクト全体を一色で仕上げる

ヘッドホンの色使いにおいても、多様なユーザーのスタイルに合わせやすいよう単色によるシンプルな表現を徹底。本体からケーブルまで、異なる素材・仕上げのパーツをすべて同じ色味になるよう作り込んでいます。たとえばヘッドバンドタイプでは、音質を高めるためハウジング部にアルミを採用。アルマイト処理による染色を施し、染色時間と化学研磨時間を管理しながら色の濃さとツヤ感を調整しました。 一方でヘッドバンド部には軽くするために樹脂を採用し、その上にメタリックシルバー、カラークリア、マットコートの3コート塗装を施しています。それぞれ全く異なる工程でありながら、色相やツヤ感を細かく調整し、ひとつのまとまった見え方を目指しています。さらにソニーロゴも本体と同系色で仕上げ、外観をより一層シンプルなものにしました。

  • <em class='ttl'>Viridian Blue</em>
  • <em class='ttl'>Cinnabar Red</em>
  • <em class='ttl'>Charcoal Black</em>
  • <em class='ttl'>Lime Yellow</em>
  • <em class='ttl'>Bordeaux Pink</em>
さまざまな個性と調和する
カラーデザイン

カラーバリエーションについても、ファッショントレンドの動向を取り入れつつ、ユーザーが自分のスタイルに合わせやすい色を検証。テーマにしたのは「Colors in between(中間的な色相)」です。中間には2つの意味があり、ひとつは中間の彩度。従来のヘッドホンにはあまり使われていませんが、ファッションには使われることの多い彩度を抑えたカラーです。もうひとつは、中間の色合い。人によって青にとらえられたり緑にとらえられたりとニュアンスのあるカラーです。これらを基準に、新規性がありかつ感性に訴える5色のバリエーションをそろえました。 各カラーは、さまざまなユーザーのスタイルをイメージしながら厳選。シナバーレッドとライムイエローはファッションの中でアクセントとなるアイコニックな色。ビリジアンブルーとボルドーピンクは、さりげなく馴染むシックな色。そしてチャコールブラックは、ベーシックな定番色。それぞれの役割や並びのバランスも考慮しています。さらにウォークマン®も同じカラーバリエーションで統一することで、音楽体験をトータルで提案しています。

機種の枠を越えて色の世界観を貫く

ヘッドホンからウォークマン®まで、計4モデルの色味を合わせるために必要なパーツや素材の仕上げの数はおよそ30点。それが5色分で、全部で150点近くに達します。モデルやパーツごとに工場も異なるためカラーマッチングに苦労しましたが、妥協することなくシンプルな美しさとカラーの世界観を表現できたと思います。プロダクトのスペックや機能はもちろんですが、ファッションアイテムを選ぶように色を気に入って手にとってもらえたらうれしいです。

デザイナー 青柳

プロダクトに込められた
世界観を届ける

デザイナーが描く世界観を正しく届けるために、スタイルのイメージやプロダクトの見せ方をまとめたビジュアルコンセプトブックを作成。様々な人がプロモーションに関わる中での拠りどころとなり、数値では表すことのできない感覚的なものを共有する上で重要な役割を果たしました。

また、プロダクトの一部としてパッケージでは、本体とそろえカラーごとに中箱を用意し、開封した瞬間から色の世界観を届けられるようにしました。

条件が異なる中、個々のパッケージデザインを担当したメンバーが連携しモデルを越えてトーン&マナーをそろえることで、個のプロダクトではなく群としての見え方を意識しています。さらにこの商品群には、通常の型番ではなく、「h.ear」(読み:ヒアー)という名称をつけコミュニケーションしています。

ユーザーの個性まで
ビジュアルで表現する

h.earは、音質のみならず使用時のスタイリングも強く意識することで、これまでのソニーのヘッドホンとは一線を画す新たな世界観を提案する商品になっています。そのためコミュニケーションデザインにおいては、通常の機能性や音質面からのアプローチだけでなくファッション性や個性が感じられる表現に重きを置いています。自分のスタイルで着こなしているシーンがしっかり想像できるようなリアリティある表現を追求しました。

アートディレクター 北原

自分らしいスタイルで
高音質な音楽を聴けるh.earシリーズ。
ソニーがつくるヘッドホンの新たなスタンダードが、
多様なユーザーの日常に上質な音楽体験を届けます。