Sony Design

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Feature Design

Sense of Quartz

モノが語り出す、
圧倒的な体験

ソニーの〈ブラビア〉とホームシアター機器が追求した、
見るものを圧倒する映像美や、その場にいるかのような臨場感。
その体験の価値を、デザインでどう伝えるべきか。
すべてはそこから始まりました。

Design Concept

〈ブラビア〉
〈ブラビア〉の価値を
物語る素材

前モデルまでの「モノリシックデザイン」というコンセプトを進化させ、〈ブラビア〉の価値をもっと伝えるにはどうデザインすべきか。すべてはそこから始まりました。4Kにも対応した2013年の〈ブラビア〉の価値は、極限まで高められた画質と音質による圧倒的な体験です。この体験の質の高さをデザインで表現する、そのカギとなったのが〈ブラビア〉の素材でした。

もともと〈ブラビア〉の素材の一つひとつが、体験を高めるために厳選されています。それならば、素材本来の価値、質の高さをデザインで適切に表現すれば、体験の価値ももっと伝わるはず。こうして「素材表現そのものでバリューを語る」というデザインの方向性が決まりました。

素材に紐づいたデザインストーリー

素材で注目したのが「ガラス」です。液晶画面前面に使われているガラスは〈ブラビア〉の象徴であり、体験を高める重要なファクターでした。このガラスをデザインでもっと主張できないか。そんな考えをきっかけに「ガラス板が金属のリング上に浮遊し、光のコアで結ばれる」や「映像のガラスを削り出すと、音が現れる」など素材に紐づいたデザインストーリーが生まれます。これをベースに、素材ならではの表現や処理を生かしてデザインするという新コンセプト「Sense of Quartz」は誕生しました。

3 Key Values of BRAVIA -BRAVIA 「Sense of Quartz」 3つのデザイン要素-
Distinctive Silhouette
純粋なジオメトリーの集合体による、存在感あるシルエット
Quartz Edge
素材の持つ本質的な価値を追求した、研ぎ澄まされた彫刻的表現
Intelligent Core
先進的なイルミネーションが演出する〈ブラビア〉の新たなシンボル
「全く新しい
〈ブラビア〉をつくる」

「Quartz」という言葉の響きには、「精細感」「明瞭感」などのイメージがあり、〈ブラビア〉が誇るピュアでクリアな画音質を想起させるワードとしてぴったりでした。また「Quartz=鉱物」から連想される形や質感、輝きなどの要素を、テレビとしての価値に結びつけるために設定したのが3 Key Valuesです。佇まいや質感、ユーザーインターフェースまで、Quartzの要素を取り入れながらデザインすることで、全く新しい〈ブラビア〉が完成したのです。

チーフアートディレクター 田幸

Industrial Design

〈ブラビア〉W950Aシリーズ
どこから見ても美しい一枚のガラス

まるでガラスを削り出したかのような一枚の板に見せるために。W950Aシリーズは徹底的にガラスという素材にこだわり、正面の液晶画面だけでなく、背面にもガラスを使用しました。こうして液晶のセルをガラスでサンドイッチすることにより、構造体としての強度を保ちながら、今まで以上に平滑な面に仕上げることが可能になります。さらに背面の基盤類をカバーですっきりと覆い、360°どこから見ても美しい佇まいを実現しました。

高精度な素材表現へのこだわり

ガラスの一枚板に見せる工夫として、貼り合わせた端面をアルミでぐるりと巻いているのも特長のひとつ。職人の手でバフ研磨したアルミをアルマイト処理で着色し、ガラス板を側面から見たような厚みを感じる深いブルーグリーンに仕上げています。

また、スタンドを円形にすることでガラスの板をより際立たせ、まるで浮いているかのような佇まいに。このリングスタンドもアルミをかぶせ、きれいに楕円軌道に沿ったヘアライン加工を施すなど、ディテールにまで高精度な素材表現を貫きました。

※W950Aシリーズは海外でのみの発売です。日本国内での発売予定はありません(2013年5月現在)

「純粋な一枚の
ガラスに見せる」

「Intelligent Core」も、一枚板としての美しさを追求して生まれたものです。今までのテレビ画面には、電源という文字や、パイロットランプなどの要素がありましたが、それらを排して機能をコアに集約。その結果、基盤が減り、ディスプレイ下部の額縁もすっきりし、純粋なガラスの一枚板に見せることができました。コアのデザインもバランスを考え何案も検討しましたが、その甲斐もあり、コアが輝くと本当にガラス板が浮いているように表現できました。

プロデューサー/デザイナー 横田