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ACTIVITY ダイバーシティの活動イベント・活動実施報告へ 活動レポート 「渋谷芸術祭2017」にソニーが協賛~渋谷シティゲーム 世界最速への挑戦~
11月5日(日)、渋谷芸術祭※1実行委員会が主催する「渋谷シティゲーム~世界最速への挑戦~」が東京・渋谷のファイヤー通りで開催され、義足を履いたアスリートが「人類最速記録更新」に挑戦する、日本で前例のないストリートレースを実現しました。

ソニーは、「常識を覆し、世の中にないものをつくり出す」という『創造と挑戦』の精神に基づき、ソニーにしか提供できない体験をお客様にお届けするべく、さまざまなチャレンジをしています。
このイベントは、義足による身体能力の拡張に関する研究や、「走りたい」と願う人々が自由に競技用義足をレンタルできる「義足の図書館」などの活動を行っているソニーコンピュータサイエンス研究所(以下、ソニーCSL)の遠藤 謙が中心となり企画し、ソニーも協賛しました。遠藤は、人は誰もが身体的特徴をもつ存在であり、「健常者に近づける」ではなく「健常者を超える」という思いのもとに、テクノロジーによって人の身体機能を補完・拡張する取り組みを続けています。

近年、競技用義足のテクノロジーの進化、それに合わせた新たなトレーニング手法の開発やアスリート側の肉体改造など、全ての最適化を目指して急速な進化をとげている義足アスリートのタイムは、今や健常者と競い合うレベルにまで達しています。
今回、世界トップレベルの義足アスリートのレースを、渋谷を訪れた多くの方々の目の前で実施することで、真剣勝負のスピード感がもたらすインパクトや、既成概念を壊すような感動をお届けすること、テクノロジーによる「人間の未来への可能性」を肌で感じてもらう体験を目指しました。また、この「感動」や「好奇心」を刺激する体験が、参加アスリート、一般ランナー達やこのレースを目撃した方々の中で化学反応をおこし、未来への変化をもたらす、変化を加速する起点になる可能性をも期待しています。

SHIBUYA CITY GAMES ~世界最速への挑戦~

当日のイベントの様子

2016年の全米選手権チャンピオンで、ソニーCSLの研究に基づき製品化された、株式会社Xiborg(サイボーグ)(以下、Xiborg)の義足を履いたジャリッド・ウォレス選手、100mの世界記録保持者(世界記録:10.61秒)であるアメリカのリチャード・ブラウン選手、ドイツのフェリックス・シュトレング選手の世界トップクラスの義足ランナー3名が、渋谷ファイヤー通りに登場した陸上トラックで60m走の世界記録に挑戦しました。

レースを制したのは、アメリカのモーリス・グリーン選手が擁立した6.39秒という世界記録に0.75秒まで迫る7.14秒※2という好タイムでゴールしたブラウン選手。
次いで、ウォレス選手が7.23秒※2、シュトレング選手が7.36秒※2と、渋谷の街に集まった一般の観客を盛り上げるレースを展開しました。

また会場のステージでは、Xiborgの代表取締役も務める遠藤、元陸上選手でXiborg ランニングオフィサーの為末 大氏、および陸上競技・十種競技の元日本チャンピオンでタレントの武井 壮氏らが、全力疾走する選手に大きな声援を送り、このレースの発案者である遠藤は、「今日をスタート地点として、さらなる好タイムを期待しています。」と締めくくりました。

その後、開催された一般参加者による「チャレンジラン」では、小・高・大学生の計40名が、選手と同じトラックで渋谷の街を力一杯走りました。「チャレンジラン」の最終レースを飾ったのは、10歳の義足ランナー斎藤 暖太(さいとう はるた)君。世界最速60mレースで優勝したブラウン選手、エキシビジョンランに参加した日本人の義足トップアスリート佐藤 圭太選手と一緒に走りました。レース後のインタビューでは「海外のトップ選手と走れるようにトレーニングを頑張ります。ブラウン選手ともう一度走りたい。」と大きな夢を語ってくれました。

レース後開催された「渋谷シティゲーム アフターイベント 子ども向け義足体験会」では、遠藤、為末氏、ウォレス選手がトークショーに登場し、義足について意見を語り合いました。
義足体験では2名の小学生が義足の装着を初体験し、立ち上がるのにも一苦労の様子でしたが、ウォレス選手、為末氏の支えで何とか歩き、「左右に動くと義足が倒れたりするので、バランスを取るのが難しかったです。」「実際に義足を履いてみて、今日走った選手は凄いと思いました。」と感想を語りました。
最後に、ウォレス選手からは「7年前に足を失ったが、チャレンジを続けてきたからこそ今の自分がある。皆さんも、もし困難があってもチャレンジし続けることが大事です。」とのメッセージが送られました。
※1:渋谷芸術祭…
芸術という概念を通し、国籍も性別も年齢も関係なく、多くの人々が参加できるイベントを提供することで、人々の豊かな心とより良い社会作りに寄与する事を願い、2009年より開催。渋谷芸術祭2017
  • ※2:本レースは特殊な条件のもと開催しているため、公式記録として認定されません。

「渋谷シティゲーム~世界最速への挑戦~」の企画・運営チームメンバー コメント

ソニー株式会社 ブランドデザインプラットフォーム ブランド戦略部
三宅 順子
今回渋谷の道路を競技場に変え、ソニーCSLの遠藤さんの取り組みと一緒に世界最速に挑戦する義足のレースを実現するという今までにないソニーにとっても大きな挑戦をしました。
国内外のトップ義足ランナーが世界最速に挑戦し、目の前をすごい迫力で駆け抜ける姿を間近で見た観客の方々には、義足の今後の可能性と今までにない感動をお伝えできたのではないかと思います。
ソニーピーシーエル株式会社 クリエイティブ&コンテンツサービス部門 クリエイティブ2部 岩田 仁志
ダイバーシティの象徴である街渋谷にて、義足のランナーによる世界最速に挑戦・・というテーマにおいて、参加者やお客様にソニーのメッセージを伝えるというとても難易度が高くかつワクワクするイベントに携わらせて頂きました。
イベントの裏側も“挑戦”の連続でした!
ソニーコンピュータサイエンス研究所 リサーチャー、
株式会社Xiborg 代表取締役 遠藤 謙
義足の業界は奥が深く、選手達はまだまだ発展途上の状態です。
今日をスタート地点として、さらなるタイムの更新を期待しています。
今後もパラスポーツを後押しするよう技術革新を進め、すべての人がスポーツを楽しめるような人間の未来を描いていきたいです。
ジャリッド・ウォレス選手( Jarryd Wallace / アメリカ)
とにかく会場の雰囲気が最高でした。そしてこの2選手とともに走れて楽しかったです。
また来年、日本に戻ってきたいです。
応援してくれたみなさん、ありがとうございます。
リチャード・ブラウン選手( Richard Browne / アメリカ)
この素晴らしい2人の仲間と走れてよかったです。
このようにイベントを作り上げてくれ、観客やスタッフのみなさんに感謝いたします。ありがとう、東京!
数年後、必ず東京に戻ってきます。
フェリックス・シュトレング選手( Felix Streng / ドイツ)
久々のレースでしたが、多くの人が集まる場で走れたことがとても楽しかったです。
ありがとうジャパン!ありがとうソニー!!
斎藤 暖太くん
渋谷の街を走る体験はとても緊張しました。
将来は、海外のトップアスリートとレースがしたいので、練習を頑張りたいと思います。
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