障がい者が自分らしく輝ける未来へ

障がい者が自分らしく輝ける未来へ

ソニーフィナンシャルグループ初の特例子会社 ソニー生命ビジネスパートナーズ設立

ソニー生命保険(以下、ソニー生命)は、多様な社員の活躍支援を目的として、2019年3月に新会社となる「ソニー生命ビジネスパートナーズ」を設立しました。ソニーフィナンシャルグループ※1において初の特例子会社※2の誕生であり、ソニーグループとしては、「ソニー・太陽」、「ソニー希望・光」に次ぐ3社目となります。新会社設立の経緯と今後の展望についてご紹介いたします。

  • ※1ソニーの金融グループ。持株会社であるソニーフィナンシャルホールディングスの傘下で、ソニー生命、ソニー損保、ソニー銀行、ソニー・ライフケア (介護事業)などがビジネスを行っている。
  • ※2「障害者の雇用の促進等に関する法律」第 44 条の規定により、一定の要件を満たしたうえで厚生労働大臣の認可を受けた、障がい者の雇用に特別な配慮をした子会社。

障がい者が、いきいきとやりがいをもって働く環境を

森山 嘉樹
ソニー生命ビジネスパートナーズ
代表取締役社長

生命保険という公共性の高い事業を営む、ソニー生命らしい取り組みとは

特例子会社設立に至った背景や経緯

ソニー生命では事業拡大にともない、ライフプランナーの採用が年間600人を超えるなど従業員数が急増しています。日本の民間企業には、「障害者雇用促進法」によって全従業員に占める一定割合の障がい者雇用が義務付けられていますが、障がいのある方を多く雇用したくても、受け入れの体制を含めて、なかなか人材確保が難しい状況が続いていました。そこで、幅広く雇用を促進していくため、特例子会社設立の検討をはじめました。

ソニー生命は、これまで主に身体に障がいのある人を採用していましたが、民間企業や自治体による身体障がい者の求人倍率は高まっており、採用難易度があがっていました。その一方で、精神・知的障がい者は就職先が少ないことが多く、いわば社会的弱者の位置づけにあることが、調査を進める中でわかってきました。生命保険という公共性の高い事業を営む私たちらしい取り組みは、障がいのある人を雇用するということにとどまらず、このように社会的弱者に位置づけられてしまう人たちが、いきいきと働けるような会社であることに意義があるのではないか、という考えに次第に変わっていきました。

障がいのある社員の意見を取り入れたオフィス環境

障がいのある社員がやりがいを持って働くことができる環境をつくるためにはどうしたらよいのか。ソニー生命の枠組みの中では限界があり、制度面やオフィス環境面からも、彼らが活躍することを前提とした器が必要だという結論に至りました。

まずは、精神・知的障がいのある社員を採用し、ソニー生命 人材開発部ダイバーシティ推進室に「オフィスサポートチーム」を設置しました。そこで、実際に各部門が特例子会社に依頼したい業務があるのか、どの程度の業務まで対応できるのかなどの検証を行い、業務請負を開始しました。このチームが発展した形で、2019年3月に新会社設立に至りました。

2019年4月1日に開業式を開催。指導員、社員の代表者2名が決意表明するとともに、新たなスタートを切りました。

オフィスは、障がいのある社員の意見を取り入れて、就業スペースと作業スペースを分けたレイアウトや、リフレッシュスペースにベッドを完備するなど、働きやすい環境づくりを行っています。例えば、ファブリックは精神的に安定するようなあたたかい色づかいであったり、対人が苦手な人向けの個人ブースを配置するなどといった工夫を施しています。

まずは事務代行や保険教育サポートから

現在の業務内容は、ソニー生命内での、発送業務、書類の印刷・PDF化、PCを使っての入力作業やデータの整理といった「事務代行」をメインとしています。どの社員もすべて、業務に対して非常にひたむきに取り組んでおり、いまやソニー生命の各部門からは「仕事が丁寧」と好評で依頼が絶えません。ソニー生命が社内で使う社員向け保険教育用の資料も一つひとつ丁寧に製本をして仕上げています。

こうした事務代行や保険教育サポートに加えて、今後は、ノベルティ制作や清掃業務などと業務範囲を広げていきたいと思います。現在は約40名の規模ですが、ゆくゆくは200名規模の体制を目標に、受託範囲もソニーフィナンシャルグループ各社へと拡大していきたいです。

ソニーグループには、同じく知的障がいのある社員が活躍する特例子会社「ソニー希望・光」があります。「ソニー希望・光」がソニーの事業所などで行っている清掃業務は、私たちも注力していきたい分野ですので、これから当社の指導員を派遣してそのノウハウを学んできてもらおうと考えています。

ソニーフィナンシャルグループの一員として同じビジョンを追い求める会社に

「障がい者が、自分らしく輝ける未来へ」 「個性を、能力に」 一人ひとりの個性に向き合い、その能力を引き出します。 「能力を、総力に」 個々の能力を結集し、仲間とともに質の高いサービスを提供します。 「総力を、活力に」 チームの夢と笑顔を、社会を変える力にします。

私たちはソニーフィナンシャルグループの一員として、同じビジョン、目標を追い求める会社でありたいと思います。当社のビジョンに掲げているように、障がいのある人たちが、自分らしく輝ける会社の実現を目指していきます。今は、いたずらに業務量を追い求めるよりも、社員自身の成長やスキルアップにつながる環境づくりを優先し、質にこだわっていきたいと思っています。例えば、複雑なデータ入力やエクセルのスキルについて、ソニー生命のIT部門にスキル研修の実施を依頼するといったことも計画しています。社員一人ひとりが、個のレベルでいきいきと働くことが実現できれば、それが、会社としてのビジョン実現にもつながります。社員の自立を促す会社運営によって質にこだわっていきたい。結果、期待以上のパフォーマンスを上げることで、ソニーフィナンシャルグループ全体の成長に貢献する会社にしていきたいと思います。

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