ダイバーシティウィーク 2019開催「人に近づく~対話を重ね、想いをカタチに~」

ダイバーシティウィーク 2019開催
「人に近づく~対話を重ね、想いをカタチに~」

2019年9月、世界各地のソニーの事業所で、ダイバーシティ&インクルージョンの理解浸透および対話を通じて新たな価値創造につなげることを目的に「ダイバーシティウィーク2019」が開催されました。期間中は、女性や障がい者、LGBT、子育てや介護の両立支援など、さまざまな社会課題の解決をテーマとするセミナーやワークショップなどのイベントが世界各地で実施されました。
開催にあたり、ソニー株式会社 代表取締役 社長 兼 CEOの吉田憲一郎から全社員に向けて、「2019年1月、ソニーのPurpose(存在意義)と、グループ社員が共通で大切にしたいValues(価値観)を、Sony's Purpose & Valuesとして定義しました。そのValuesの1つが『多様性』です。ダイバーシティ&インクルージョンは、新たな価値創造の源泉であり、新しい価値の創造においては、異なる意見や視点を持つ人とのオープンな対話とそれを促す環境作りが不可欠と考えます。ぜひこの機会を活かし、ソニーをより良い会社とするために、多様性について考え、意見を交わし、具体的な提案へとつなげて頂ければと思います。」というメッセージが発信されました。

日本での活動

日本では、ソニーグループ各社が「人に近づく」というテーマの下で、さまざまなイベントやワークショップを実施しました。オープニングイベントの講演会では、女性リーダーシップ開発の第一人者、サリー・ヘルゲセンさんをお迎えし、仕事で影響力を高め、前に進もうとするソニーグループ社員に向けてご自身の経験を交えた話がありました。その他、LGBTをテーマにした映画上映や、ロバート・キャンベルさんをお迎えし「誰もが安心して活躍できる居場所」についてのトークセッション、聴覚障がい者の視点から考えるコミュニケーションワークショップなどが行われ、ソニーの価値を生み出す源泉である「ダイバーシティ(多様性)」の理解を深める場となりました。ダイバーシティウィーク期間を通じて、日本では約2,800人の社員がさまざまなイベントに参加し、職場における多様性の価値や、対話を重ねることの重要性について気づく機会となりました。

北米での活動

ソニーノースアメリカ(サンディエゴ)での活動

ソニーノースアメリカでは、1か月間にわたりダイバーシティウィークを開催し、「人に近づく」さまざまな活動が行われました。同社はソニー・インタラクティブエンタテインメントと連携してダイバーシティフェアを実施、5つのERG※1組織の協力により、幅広いテーマに取り組みました。ソニーの多様なビジネスを反映して、さまざまなグループ、テクノロジー、および製品について学ぶスカベンジャーハント※2や、日本文化に焦点をあてた教育的体験に加えて、同時期に開催されたヒスパニック遺産月間では、ERGのチスパ(ChiSPA)がサルサ作りクラスやカフェラテンの提供も行いました。また、真の多様性にはインクルージョンも重要であることから、ERGのイコーリティアライアンス(Equality Alliance)が昼食とともに、LGBTコミュニティのアライ活動(仲間を増やす活動)を促進しました。

  • ※1ERG(Employees Resources Group)。人種、国籍、宗教、信条、障がい、性別、年齢、出身地、性的指向および価値観、働き方など多様性尊重の活動を推進するために、同じテーマや目的のもとに集い活動するグループ。
  • ※2お金をかけずにモノを集めたり、アクションを重ねる競技。オリエンテーリングのようなもの。

ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカ/ソニー・ミュージックエンタテインメント (ニューヨーク)での活動

9月、米国ニューヨーク市のソニーグループ各社は、グローバルにダイバーシティ&インクルージョンを推進する活動を行いました。ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカでは、ダイバーシティ月間の開始にあたり、EVPのマーク・カリルが、「ダイバーシティはソニーの『価値』の一つであり、『ダイバーシティ&インクルージョン』は全社員にとって重要である」と語りました。社内サイトでは、全米のトップと社員が、職場の多様性と意義について想いを語り、世界中のグループ社員にメッセージを発信しました。

ソニー・ミュージックエンタテインメント(以下SME)とソニー/ATVミュージックパブリッシング(以下Sony/ATV)は、Sony/ATV会長兼CEOで、ソニー執行役員のジョン・プラットとのトークセッションを共同開催しました。著名なクラレンス・アヴァント氏をメンターと仰ぐジョン・プラットは、ドキュメンタリー映像「ブラック・ゴッドファーザー:クラレンス・アヴァントの軌跡」※3を引用しながら、いかにネットワークや指導、支援が、自分やクラレンスのキャリアを形成したかについて講演しました。本イベントは、ビルボード誌編集ディレクターのハンナ・カープ氏が進行役をつとめ、ニューヨーク市マディソン街にあるSMEグループで社員との対話が重ねられました。そして同時にこの模様は、カルバーシティのソニーロットやナッシュビル公共図書館にストリーミング配信が行われ、400人以上の社員が参加して、盛況なイベントとなりました。

  • ※3数々の著名人から信頼される真の指導者であり、音楽や映画・テレビ、政治などさまざまな分野における陰の立役者でもあるクラレンス・アヴァントの人生をたどる。音楽・コンサートドキュメンタリー(NETFLIX転載)

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(米国)での活動

9月9日~13日、ソニー・インタラクティブエンタテインメントは米国各地のオフィスでダイバーシティウィークを開催し、社員の多様さを伝え「人に近づく」という新たなテーマを浸透させるため、さまざまなイベントやアクティビティを行いました。サンマテオ本社では、社員によるパネルディスカッションを開催し、参加者は不当な評価を受けてきたパネルの背景や経験を知り、アライ(仲間)となる方法を学びました。また、参加者はキャンパスランチで世界各国の料理や文化、現地の文化団体によるパフォーマンスを楽しみ、ERGは活動への参画方法などを伝えました。また地域への貢献として、ERGは多様なコミュニティをサポートする非営利組織とともに社内外でボランティア活動を展開しました。

ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(米国・欧州・南米)での活動

ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(以下SPE)は、米国、欧州に加えて、今回初開催となったラテンアメリカ地域など、さまざまな地域でダイバーシティ&インクルージョンイベントを実施し、グローバルにダイバーシティウィークを開催しました。世界各地で行われたさまざまな取り組みは以下の通りです。

ERGフェアー開催

米国カルバーシティのソニー・ピクチャーズアニメーションキャンパスとソニー・ピクチャーズスタジオロットで、2つのERGが「ダイバーシティフェスタ」を開催しました。本フェアーでは、社員がSPEのさまざまなERG活動について学び、スタジオ全体のダイバーシティ&インクルージョン戦略をどのように支援していくか考えることを目的としています。フェアーは大成功を収め、多くの社員がERGメンバーになりました。

英国でのブラック・フィルム・フェスティバルの創立

SPEは、アメリカン・ブラック・フィルム・フェスティバル グローバル・フィルム・シリーズ:ロンドンの創立スポンサーとなりました。ロンドンにて、SPE傘下の映画製作会社スクリーンジェムズによる映画「Black and Blue」のプレミア上映会を開催し、多くの映画製作者たちが出席しました。本プレミアイベントは、有色人種による、有色人種に関する映画の普遍的な魅力を広めることを目的としています。そしてこの活動に呼応して、SPE UKのダイバーシティウィークでは、①リーダーシップ ②タレント ③エブリデイ・インクルージョンというグローバルな3つの柱でダイバーシティを推進、社内の全てのプロセスやポリシーにインクルージョンを盛り込むこととしました。また同期間中に、SPE UKでエスニックマイノリティーに属する社員の声や興味、経験をサポートする新たなERGが一つ発足しました。

SPE内 新ERGの始動

SPEでダイバーシティウィーク期間中に新しいERGがスタートしました。新グループは、海外に住むインド人、パキスタン人、バングラデシュ人やその子孫を中心に、南アジアの文化・本場の料理・ダンス・芸術について学び、理解する活動です。SPE全社員を招いてのお披露目となりました。

第6回ダイバース・ディレクターズ・キックオフ・イベント

SPEやソニー・ピクチャーズテレビジョン(以下SPT)の作品監督となることを究極のゴールとする「ダイバース・ディレクターズ・プログラム」は、参加者に現役監督から学ぶ場やSPTの脚本を使った実習の場を提供し、スタジオの制作エグゼクティブたちも彼らのフレッシュな意見に耳を傾けます。9月19日にはこのたびファイナリストとなった参加者の祝賀会が開かれました。彼らは、オスカーやエミーの受賞者も輩出している本プログラムの輝かしい卒業生リストに名を連ねます。

サプライヤーの多様性を重視

SPEのポストプロダクション※4を担当するサプライチェーンに女性やマイノリティの参加を増やす一環として、米国のスタジオと英国のオフィスで、ネットワーキング・イベントが行われました。10以上の女性や多様なバックグラウンドを持つ人々による事業が紹介され、将来SPEのプロジェクトに関わる可能性が生まれています。

  • ※4映画やテレビドラマの制作において、撮影後の映像編集や音響編集を行う工程。

「違いを大切にする」SPE ラテンアメリカ

「違いを大切にする」をテーマに、地元の料理、音楽、芸術、円滑なコミュニケーションと連携について対話をする活動が行われました。

L’ATTITUDE※5カンファレンス

SPE会長兼CEOのトニー・ヴィンシクエラは、最大級のラテンアメリカ系会議「L'ATTITUDEカンファレンス」で、21世紀のメディア企業に関するディスカッションに加わり、ラテンアメリカのタレントをフィーチャーした作品は、ラテンアメリカのみならず、世界中の視聴者に見られていると強調しました。

  • ※5エグゼクティブが経済とそれを推進している米国のラテン系集団を理解するのを助けることに焦点を当てたビジネスベースの国家イニシアチブ。

南米での活動

ソニーラテンアメリカ(以下SOLA)で、ダイバーシティを推進する「ダイバーシティカウンシル」は、SOLAという拠点の持つ多様な背景を受容しながら、インクルージョンを積極的に進める活動を行いました。今年は、超大型ハリケーン・ドリアン※6の犠牲者のためのバハマ基金(SOLA募金活動)への支援が決まり、活動で得た様々な賞品が寄付されました。

  • ※6超大型ハリケーン「ドリアン」がバハマ北部に上陸し甚大な被害をもたらした(2019年9月)。

アジアでの活動

ソニー・エレクトロニクス(シンガポール)は、9月ダイバーシティウィークを記念して、社員の多様性をとらえた「撮影イベント」を開催し、多くの社員が参加しました。この撮影によって、同社社員が持つダイバーシティの活力が改めて示される良い機会となりました。

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