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人間の眼をヒントに生まれたAIの眼。

イベントベースビジョンセンサー(EVS)

まるで人間の眼のような仕組みのセンサーとAIを組み合わせることで、私たちの視界が広がっています。このAIの眼は、ロボット、ドローン、自動車など様々な機器へ搭載されることで、その自律機能を高め、これまでになかった利便性や安全性をもたらします。

Christian Brandli Sony Advanced Visual Sensing AG CEO

Christian Brandli Sony Advanced Visual Sensing AG CEO

周囲の状況を認識するAIのための眼。

イベントベースビジョンセンサー(以下、EVS)はスマートピクセルを利用したイメージセンサーです。スマートピクセルは人間の眼の働きにヒントを得たもので、静止している物体はもちろん、動いている物体も瞬時に認識することができます。そのため、ロボット工学やモバイル端末、複合現実(MR)、自動車といった様々な産業用アプリケーションへの展開が可能です。EVSは美しい写真や動画を撮るためではなく、周囲の情報を効率的に認識するために開発されたもので、多くの場合、AIアルゴリズムを使って分析されます。例えば、何も起きていないときにはセンサーをスリープ状態にし、人の動きを感知すると視覚データをキャプチャしAIで分析するのです。

スマートピクセルを利用したイメージセンサー
「イベントベースビジョンセンサー」

網膜の神経細胞のような処理で高性能化。

EVSが視覚データを処理する方法は、網膜の神経細胞に似ています。画像データを圧縮してから処理することで、高速、高ダイナミックレンジの視覚データを瞬時にキャプチャ、分析できます。それはちょうど眼で見たものの情報が脳に伝達される前に視覚神経細胞が予め行っている処理と同様の仕組みです。これによって消費電力も抑えられ、高速、高ダイナミックレンジの視覚データが得られるようになりました。

Sony Advanced Visual Sensingだからできた実用性。

ピクセルアーキテクチャが大幅に改善されたことで、より高解像度のセンサーの開発が可能になったうえに、イベントベースのアルゴリズムとソリューションのポートフォリオを開発できました。ドローン向けの衝突回避システムから複合現実(MR)アプリケーションの位置推定システム、テレビ用頭部トラッキング、産業用アプリケーションの高速障害検出、様々なアプリケーション向けのセンサーフュージョンやイベントベース3Dカメラまでも可能になったのです。

ドローンなど、自律型機器への活用を期待。

EVS とエッジAIの進歩によって、シーンの全容を把握できるセンサーやカメラを搭載した、より強力なスマートカメラを開発できると思います。5月に発表リリースされたインテリジェントビジョンセンサー『IMX500』は、その代表格というべきもので、今後さらに開発が進むと期待されています。また、人間の眼や脳と同じように、認識の領域と処理の領域との区別もいずれなくなると考えています。
私たちがスマートカメラ用に開発した最初のアプリケーションと、より安全で自律性の高いドローンの登場によって、EVSは幅広い分野での活用が期待できます。農業や建設現場はもちろん、災害調査などの危険な作業もAI搭載のドローンが担うようになるでしょう。

EVSによる衝突回避システムを搭載したドローン

デジタルの世界から現実の世界へ、AIを解き放つ。

ソニーはAIを最大限に活用できる唯一無二のポジションにあります。コンテンツバリューチェーンのすべてにわたって事業を展開する企業は他にありません。ソニーセミコンダクタソリューションズはフォトンのキャプチャ、ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズは映像制作機材の開発、ソニー・ピクチャーズエンタテインメントは映画の制作。そしてプレイステーション™ネットワークでそうしたコンテンツを提供し、ブラビア®で実際に視聴できます。コンテンツバリューチェーン全体を網羅するソニー独自の取り組みをインタクラションバリューチェーンでも展開することができれば、ソニーは世界有数のAI企業となるはずです。AIモデルのトレーニングに必要な多様なデータ、AIアクセラレータを構築するために必要な半導体に関する深い知識、インタラクティブコンテンツの制作に必要なクリエイティビティと配信ネットワーク、ロボットやインタラクティブ端末を開発するために必要な電子工学のノウハウを総動員すれば、ソフトウェアだけの企業が太刀打ちするのは難しくなることでしょう。
個人的には、こうしたAIシステムの重要な部分に貢献することができてワクワクしていますが、ユーザーの一人としてもこれを楽しみに思っています。AIがソニーによって、検索エンジン、ソーシャルネットワーク、電子メールフィルタといったデジタルの世界から、パーソナルアシスタント、自動運転、エキサイティングな新型ゲームといった現実の世界へ解き放たれることを心待ちにしています。

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