AI開発を促進するディープラーニングツール

Neural Network Libraries
Neural Network Console

多くの方がAIの開発をより早く簡単にできるように、ソニーはディープラーニングのプログラムを生成する際のフレームワークとなるソフトウェア「Neural Network Libraries」と、それを利用できる開発環境「Neural Network Console」を無償で公開しています。

ソニー株式会社 R&Dセンター 小林 由幸

小林 由幸 ソニー株式会社
R&Dセンター

ディープラーニングの可能性とは?

ディープラーニングは非常に可能性が高い技術であり、様々なことに応用できます。ディープラーニングによって、従来の機械学習によるAIよりも画像認識や音声認識の性能が飛躍的に向上し、ある領域では人間を超える性能も達成しました。しかし、これはディープラーニングの可能性からすると、ごく一部の側面でしかないんです。この可能性を発掘してもらうためには、あらゆる分野の方々にディープラーニングという最高の道具を使ってもらって、新しい応用を実践してもらうことが必要だと考えています。それを実現するための道具が「Neural Network Libraries」と「Neural Network Console」なのです。医療系、土木系ほか様々な方面から活用に向けて興味を持っていただいています。

「Neural Network Console」の目的は、AI開発の普及。

これまでAIツールは、ほんの一部の人に向けたものでした。例えば、Pythonを理解できないとAIを作れないとすると、可能性は閉ざされたままですね。AIを量産できる世の中にしていくためには、多くの人が使えるツールを提供していく必要があるのです。ディープラーニングの開発にはさまざまな困難が伴います。言ってみれば、現在は荒野のような状態。我々はそこを整地して、高速道路を敷く。つまり目的を達成したい人がアクセルを踏んでいれば目的地にたどり着けるようなインフラをつくる。こういったコンセプトで「Neural Network Console」は開発されています。つまり、中身が理解できなくても、必要だと思った人がAIを作り出せるようにしたのです。

世の中をもっと面白く便利にして、社会問題も解決。

スマートフォンには何十百万というアプリがあって、十数年前には想像もできなかったほど、便利な世の中になりました。同じようにAIが身の回りにあふれるようになると、今は考えられないほど暮らしが便利になるし、もっと面白いことが可能になるでしょう。そんな未来を早く実現するためにも、ディープラーニングの応用で世の中の進歩をどんどん加速していきたいですね。また、社会には環境、エネルギー、食糧をはじめ、さまざまな問題がありますが、それらを解決できるテクノロジーは何かというと、やはりAIだと思うんです。人工知能を発展させると、今ある社会問題は解決できるんじゃないかというポテンシャルを感じています。

このページの先頭へ