高性能センサーをエッジAI実行環境とともに提供する。

センシングAIプラットフォーム

ハードとソフトの両面から、AIのためのプラットフォーム開発を推進。センサーとエッジAI実行環境を同時に提供することにより、AI開発のスピードアップと高性能化を実現します。さらに、複数のセンサーからの入力情報を処理できるプラットフォームにより、高性能な各種センサーを同期しそれらの情報を活用することで、より人間に近づくAIの活用を可能にします。

中川 伸治・北野 勝己 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 プラットフォーム技術部門/モバイル&センシングシステム事業部

中川 伸治(写真左) ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社
プラットフォーム技術部門

北野 勝己(写真右) ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社
モバイル&センシングシステム事業部

大切なのは、AIの開発環境を整えていくこと。

北野:より高性能なAI開発、製品化のためには、環境を整えることが必要です。そこで私たちはセンサーとプロセッサー、ソフトウェアを含んだAIのためのプラットフォーム開発を進めています。ソニーの多様なセンサーとAIがプラットフォーム上で結び付けられることで、新しい可能性が生まれてくると考えます。社内はもちろん社外においても利用され、コンスーマー機器・製品からインダストリー分野まで、幅広く活用されていくことを想定しています。

中川:ハードウェアと同時にソフトウェアもプラットフォーム化しています。ソニーのセンサーを扱うためのインターフェースを定義、実装して、ハードウェアと共に提供します。これにより、ユーザーはAI開発に注力できるようになります。センサーを使った認識処理開発やアプリケーション開発をする方々に、センサー単体、チップ単体で提供するのではなく、ハードウェアとソフトウェアを含めたシステムを提供し、ユーザーがすぐにAI開発に利用できる環境を提供すること。それが私たちが目指すことです。

複数のセンサーを同期させた人間の感覚に近いエッジAIを。

北野:ソニーには、高画質な画像を撮影するイメージセンサーのみならず、距離画像センサー、高速ビジョンセンサーをはじめ、トップレベルの性能、機能をもつセンサーが揃っています。それらのいずれかを使って単体でAIの性能を上げていくことも可能ですが、プラットフォーム上で複数のセンサーを同期させれば、人間に近づいていくと考えています。人間が、この瞬間をいろんな感覚から把握しているのと同じように、同じ瞬間のいろんなデータをセンシングし、それをセンサーのすぐ近くで、瞬間的に処理するのです。センサーの直後で処理してレイテンシーやデータの劣化を抑えることで、認識の性能は上がりますし、新しい可能性が生まれると考えています。

中川:例えば、ロボットの場合などはアクチュエーターにフィードバックが必要で、レイテンシーをいかに短くしていくかが重要ですよね。クラウドではなくエッジ側で認識処理が完結することへの開発エンジニアやクリエーターの関心は非常に高いのです。センシングAIプラットフォームは、これまでクラウド上で行っていたAIや認識の処理を、いかにしてエッジ側で実行し使いやすいものにするか、という課題への答えでもあります。

AIの可能性を、想像を超えて拡大していく。

中川:私たちがつくろうとしているのは、言わばロボットの目や脳になる部分。人が感知できない情報もセンシングしながら、AIを使ってロボットのインテリジェンスを進化させていく。これまで思いもしなかったことを私たちが用意するプラットフォームから生み出して、新たなサービスのベースとして使ってほしいですね。

北野:AIがますます高性能化していく先には、人間が考える以上の世界、まるでSF映画を観ているような世界が待っていると思いますが、そうなったときに、その最前線にいることを目指しています。

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