R&Dセンター ヨーロッパ
ブリュッセル研究所

トップメッセージ

Magdalena Wasowska

Head of Laboratory

ヨーロッパの中心地に位置するベルギーは、世界最高峰ともいえるチョコレートや美味しいビールで有名ですが、ソニーのR&Dの一端を担うR&Dセンター ヨーロッパ ブリュッセル研究所(BRL)の本拠地でもあり、世界19か国から40名の専門家が集まっています。

BRLは1989年に創設され、ソニーの伝説を作り出した有名製品やサービスの数々の成功に長年貢献し、何百万もの人々の生活に大きな影響を与えてきました。今日の私たちのミッションは依然としてわくわくするような体験を引き出し、ソニーブランドの信頼を築くことにあります。

業界や社会を変革しうる有望で破壊的な技術に注力しているのもそれが理由であり、AI、アフェクティブコンピューティング、セキュリティ、プライバシー保護、ブロックチェーンなどに取り組んでいます。

主な研究活動

プライバシー保護

お客様の生活に近づくことは大きな責任を伴います。私たちは、個人コンテンツや個人情報をお預かりし、注意深く謙虚に取り扱う一方で、シームレスなデータフロー型の顧客体験を創出しています。
BRLでは「準同型暗号」「ゼロ知識証明」「プロキシの再暗号化」「安全なマルチパーティ計算」といった最先端の暗号技術の適用や組み合わせを新たな手法で行い、プライバシー保護を確保しながら、ユーザーの個人情報を処理・活用する技術に取り組んでいます。また、悪意のある状況下でもユーザーのプライバシーを厳格に保持しながらユーザーデータに基づくAIモデルを構築することを可能にしています。

セキュリティ

いまや社会にとって欠かせない機能は、デバイスやサービスの安全性とセキュリティに大きく依存しており、私たちはそれらが接続し合う世界に住んでいます。ソニーは、そうした世界でお客様が求める安全とセキュリティへの期待に常に応えていかなければなりません。
BRLのセキュリティチームは、販売前の商品やサービスのテストを行い、顧客の安全性を確保しています。このために、商品・サービスのリリース時に悪意ある攻撃者がセキュリティを破ってくる手口を想定し、似たような方法を使って検証を行っています。
BRLの技術は、ソニーの電子商取引やゲーム、エンターテインメントネットワークを利用する何百万という数の顧客アカウントを保護することに役立っており、詐欺やアカウント乗っ取りなどのリスクから守っています。
現在使われているソニーのIoT機器や埋め込みデバイスに対しては、セキュリティ侵害や異常行動がないか監視する技術開発も行っています。

公平性、説明責任、信頼性を保証する
AI技術

人工知能の使用はますます増え、それによる製品やサービスの向上には目を見張るものがあります。ソニーは非差別、透明性を約束しており、いかなる状況であろうとも、私たちが開発するAIはこの原則を厳守することが求められています。
BRLでは、バイアスがなく、セキュリティ攻撃に強く、人間に対して説明可能なAIを保証する技術やツール開発を行っています。また、そうした方法・技術がソニーの各事業のビジネス活動の一環として適合できるようにサポートも行っています。

ブロックチェーン

ブロックチェーン技術は大きな話題を呼んでいますが、情報の分散化と民主化は私たちの社会構造やビジネスエコシステムの成り立ちに真に深い影響をもたらす可能性を持っています。
BRLでは、ユーザーが自分のデジタルアイデンティティをコントロールし、異なるデータプロセッサー間で転送される個人データの流れを制御できるブロックチェーン技術の開発を行っています。
また、ユーザー中心のデジタル権利やライセンス管理、IoT分野での潜在的な用途などさまざまな機会を探求しています。

所在地

SONY BELGIUM
bijkantoor van Sony Europe B.V.
R&D Center Europe Brussels Laboratory

The Corporate Village
Da Vincilaan 7 D1,
1930 Zaventem
Belgium
Phone: +32 (0)2 700 86 11