ソニー株式会社 副社長 勝本 徹より、
社員に向けたメッセージ
「FY20テクノロジーの方向性」

こんにちは。勝本です。
社員の皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか?
制約のある環境での業務が続いている方も多いと思いますが、それぞれに工夫して対応頂いていることに、あらためて感謝致します。
本日、私からは、2020年度のテクノロジーの方向性をお話ししますが、その前に、簡単に昨年度を振り返ってみたいと思います。
ところで、この動画は、R&Dセンターのリアルタイムボリュメトリック技術を使って撮影しています。
現状のカメラシステムでは実現の難しい映像を簡単に作り出すことができます。

2019年は、1月のシー・イー・エスで、「ソニーは、テクノロジーに裏打ちされた『クリエイティブエンタテインメントカンパニー』です。」と宣言して始まりました。
経営の方向性として、「人に近づく」をテクノロジーの力で実現することが、対外的に示されました。

それをきっかけに、9月にはソニーとして初となる「Sony Technology Day」を開催しました。
これは、主に投資家‧アナリストおよびメディア関係者に、ソニーグループの多様な事業をつなぐ競争力のあるテクノロジーをご理解いただくことを目的としたもので、大変好評をいただきました。
このように、テクノロジーへの取り組みを発信していくことは、2020年度以降も継続します。
また、昨年度はR&Dの活動をエレキ・半導体から、エンタテインメントや金融などソニーグループ全体への貢献に広げることが進みました。
グループ各社や他社との協業など、テクノロジーの力を活用した連携もさらに強化して参ります。

次に、2020年度の方向性について、お話ししたいと思います。
ソニーは、「人の心を動かす」「人と人を繋ぐ」「人を支える」を目的とした幅広い事業ポートフォリオを有しています。
人に近づき、ソニーの多様な事業ポートフォリオを支えているのが、「リアリティ」 「リアルタイム」テクノロジーです。
ソニーがさらに強くなるためには、自身の手掛ける、このテクノロジーを磨くとともに、「人に寄り添い、何を解決するのか」「それは社会に貢献できるものなのか」 を考えることが大切だと思います。

新型コロナウィルスの問題を含めた健康、医療における課題、地球温暖化などの様々な社会課題に取り組むことは、企業にとっても必要不可欠であり、ソニーのテクノロジーは、それらの課題解決の手段として期待されています。
そうした中で、「リアリティ」 「リアルタイム」テクノロジーを、さらに「リモート」でも実現できることの提供価値は大きいのではないかと思います。
移動しないでも人に近づく、人に寄り添う、3Rテクノロジーと言っても良いかも知れません。
膨大な人、モノの移動に伴う、感染症リスクやエネルギー大量消費の社会から、移動最小限でも持続可能な社会へ、ソニーは「リアリティ」 「リアルタイム」 「リモート」の3Rテクノロジーで貢献できると考えています。

テレワーク、遠隔医療、オンライン教室、バーチャルワーキングスペースなどの動きは、Withコロナ、Afterコロナの時代を見据え、既に顕著になり始めています。
ソニーとしても2020年にできることは、前倒しで取り組むべきでしょう。
是非、この機会に、改めて商品やサービスの在り方を見直し、人々に求められるものを生み出していきましょう。

社員の皆さん、これまでの様々な努力に改めて感謝致します。
一方で、現在の大変な日々は一旦落ち着いてきたとしても、元の生活に戻れるわけではなく、新しい生活様式が求められています。
引き続き、皆さんご自身、ご家族、仕事のパートナーなど全ての方々の健康を最優先に考えて、その上で事業も行っていかなければなりません。
「リアリティ」 「リアルタイム」「リモート」の3Rテクノロジーを用いて、生活や仕事の中の課題を解決し、社会やグループ事業に貢献できる可能性がないか、一緒に考えて行きましょう。



何よりもソニーグループで、同じ空間価値、時間価値を、同じ現実感で(=リアリティ) 、同時に(=リアルタイム)、地球のどこにいても(=リモート)共有できるようになると素晴らしいですね。
この先、新型コロナウィルスが何度か襲ってきたとしても、移動できなくても、よりソニーグループが近づけるように、皆さんのクリエイティビティとテクノロジーの結集をよろしくお願いします。
ご清聴ありがとうございました。

ボリュメトリック撮影をモニターするメンバー
実際に撮影が行われたスタジオ