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ソニーイメージングギャラリー 銀座

悠佑 作品展 -車真- 今を生きる車たち

この作品展を開催する悠佑氏は、企業向けの撮影の他に、個人依頼主であるオーナーが所有する愛車へのオーナーの思い入れや愛情をアートの領域まで高めて具現化した写真で応えるフォトグラファーだ。
ご自身も車好きだという悠佑氏の撮影に対するアプローチは非常にストイックで、見かけのカッコよさだけを追求したりはしない。愛車に注ぐ愛情や思い入れを何度もヒアリングし、愛車で向かった思い出の場所、その中でも特に印象深いロケーションや季節、時間帯をイメージに落とし込みながら作品の構成を積み重ねていくのだ。そしてオーナーが愛車を最も魅力的に感じてくれる1枚の作品へと昇華させていくのである。だから、どの作品を見てもドラマチックであり、オーナーの愛車への愛情や思いが伝わってくるのである。

例えば、地を這うようにサーキットのコーナーを猛スピードで抜けていくポルシェ911 GT3RS。都会的なビル群とライトアップされた夜桜の中、静かに佇むフェラーリF50が真っ赤に輝く。イルミネーションで華やぐ木々をバックにシザードアを跳ね上げるランボルギーニ史上最速モデルのアヴェンタドールSV。どの作品からもため息がもれるほどの高貴さと美しさが漂ってくる。

工業製品として洗練された名車が美しいのは間違いのない事実である。しかし、美しいから名車たちは愛される……それは違う。愛されているからこそ美しいのだ。
生物は時間とともに老化する。名車もまた劣化する。飛び抜けた美しいフォルムを維持し“そこに在る”のは、それに魅了された者が惜しみなく愛情を注いだ「かけがえのない存在」だからである。その愛情があったからこそ名車は輝きのある“今”を生きているのだ。美しく生まれた名車たちが、オーナーの愛と悠佑氏の“車真”の手腕によって輝く姿をぜひ味わっていただきたい。必ずや来場者もひと目で魅了されるはずだ。

悠佑ゆうすけ プロフィール

1983年生まれ神奈川県出身。
2005年自身の所有する車両を写真で残したい。という想いをきっかけに独学で写真に取り組む。以来、多くのオーナーからの支持を受け今日に至る。
大切な想い出を写真を通じて残す楽しさや喜びをより多くの方に体験していただく為に『愛車を写真で観ませんか』というフレーズを掲げ、2015年シャシン株式会社を設立。