360 Virtual Mixing Environment

立体音響スタジオの音場をヘッドホンで高精度に再現

360 Virtual Mixing Environment(360VME)は、複数のスピーカーで構成された立体音響スタジオの音場を、独自の測定技術によりヘッドホンで正確に再現する技術です。たった一度スタジオで測定すると、立体音響制作に最適な環境をヘッドホンと360VMEソフトウェアでどこへでも持ち運ぶことが可能になります。あなたの立体音響のワークフローやクオリティが全く別次元のものになります。

 360VMEを支える技術

利用方法

360VMEを利用するには、スタジオもしくは出張測定サービスにて測定したプロファイルと再生ソフトウェアが必要です。
測定日時や費用などは代理店にお問い合わせください。

ROCK ON PRO
(東京)
ROCK ON PRO <br>(東京)

43.2chの4πイマーシブ環境を備えるMILスタジオでの測定、もしくはご希望のスタジオに音響に精通したエンジニアが訪問し、測定を行います。360 Reality Audioを始め、Dolby Atmosなどご希望に応じたフォーマットでの測定に対応します。

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出張スタジオ
Sound City
(東京)
Sound City <br>(東京)

第29回 日本プロ音楽録音賞2023において「Immersive 部門」スタジオ賞受賞。
Dolby Atmos 9.2.4、360 Reality Audio 9.0.5+3B対応。PMC6を基軸に緻密な音響設計を施した空間で、立体音響作品を創造する最高の環境を提供いたします。

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スタジオ

お客様の声

根岸 信洋、進藤 公隆
- ハウスエンジニア、株式会社マジックカプセル

「使わない日は無いですね。セリフのレベル調整や加工、パンニングなど、
スタジオが空いていない時は基本360VME で進めています。」(根岸)
「最初に体験した時にはヘッドフォンとスピーカーどっちで聴いているのかわからないほどでした。
スタジオ特有のダイナミックレンジに関してとても再現度が高いです。」(進藤)

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アンドリュー デクリストファロー
- スーパーバイジング・サウンドエディター、ソニー・ピクチャーズ エンターテインメント

「初めてVMEを体験したとき、自分の耳を疑いました。
音のクオリティの素晴らしさに衝撃を受けたのです。」
「VMEは、私にとって“自由”そのものです。
どこにいても編集作業ができ、自由に環境(スタジオ)を選べる画期的なツールです。」

360VMEを利用した最近の代表作 :
『クレイヴン・ザ・ハンター』、『ヴェノム:ザ・ラストダンス』、
『ハロルドとむらさきのクレヨン』、『マン・フロム・トロント』、
『バッドボーイズ RIDE OR DIE』

デヴィッド・レオナード
- ミキシングエンジニア

「360VMEでのミキシングは、自分のミックスルームにいるのと本当に同じ感覚です。
EQも空間の感じも、音の位置もそのまま。
バーチャルミックスを実際の部屋で再生しても「ビンゴ!」本当に完璧。
しかもヘッドフォンでもちゃんと再現されるから、まさにサウンド制作のゲームチェンジャーです。」

360VMEを利用した最近の代表作 :
“Jack and Diane” – John Mellencamp
“Linger” – The Cranberries
“The Gambler” – Kenny Rogers
“Unforgettable” – Nat King Cole

サポート環境

<対応OS>
macOS 11.7.10以上
Windows 10以上
<対応ヘッドホン>
<基本セットアップ>

FAQ/注意事項

利用方法から360VME測定サービスをお申込みいただき、360VMEプロファイルを作成します。
360VMEソフトウェアも同時にインストーラー形式で配布されます。

360VMEサービスのご利用には、プロファイル測定費用と360VMEライセンス料が必要になります。詳細は測定サービスを提供する代理店にお問合せください。

測定するスタジオのリスニングポイントに座り、耳にマイクと対応ヘッドホンを装着して測定音を計測します。測定音が耳に到達する時間差や音量差、反響成分などを測定します。スタジオエンジニアの案内に従って数回測定音を聞くことになりますが、所要時間は平均30分程度になります。

360VMEソフトウェアは仮想オーディオドライバーを経由してオーディオ信号を受け取り、スタンドアローンで動作します。そのため、マルチチャンネルのアウトプットをオーディオドライバーへ出力できる他のソフトウェアと接続できますが、これは個別のツールについての動作を保証するものではありません。

現在、48kHzをサポートしております。 (2025.7.1時点)
また、クラウドステージでは正常に動作しないことがあります。お使いのMac, PCの内蔵ストレージで360VMEソフトウェアや360VMEプロファイルを使用してください。

現在、360VMEソフトウェアは16chまでのスピーカー環境の再現に対応しています。

可能です。
詳細は、出張測定サービスに対応した代理店へお問い合わせください。

プロファイルの測定に関する内容は代理店にお問い合わせください。

macOS版360VMEソフトウェアをアンインストールするには、次のファイルを削除後、お使いのMacを再起動してください。

一部のお客様には長時間の利用により、めまいや車酔いのような影響を感じる場合があります。
利用時に上記のように感じた場合は使用を中止してください。

ライセンスの詳細は、こちら

お問い合わせはこちら。

お問い合わせフォームOpen new tab