データとテクノロジーが切り拓く、日本プロ野球と共創する未来の観戦体験

#Hawk-Eye (ホークアイ) #Beyond Sports

ソニーは、プロ野球のデジタル事業を推進する株式会社NPBエンタープライズと連携し、グループ会社であるHawk-Eye Innovations(ホークアイ)の光学トラッキングシステムのデータを活用した新たな野球観戦の創出に取り組んでいます。野球ファンが試合をより楽しむことができるだけでなく、野球に馴染のない方々も関心をもてるような新しい体験の実現を目指しています。

野球体験を幅広い世代に: オルタナティブブロードキャスト

Let's Play Baseball ~サンリオキャラクターズとふしぎな試合~

ソニーは、株式会社NPBエンタープライズおよび株式会社サンリオとともに、子どもを含む幅広い世代に向けてプロ野球の楽しさを伝える新たな試みを行っています。 ソニーのグループ会社のBeyond Sports(ビヨンドスポーツ)とHawk-Eye Innovations(ホークアイ)のテクノロジーを用いて、実際のプロ野球の試合に基づき、 サンリオキャラクターのハローキティ、クロミ、バッドばつ丸が楽しく野球をプレーしたり、解説したりする映像の配信を実証実験として開始しました。

ビデオタイトル:Let's Play Baseball ~サンリオキャラクターズとふしぎな試合~

この映像は、2025年シーズン中の読売ジャイアンツ対広島東洋カープ戦にて、ホークアイが取得した選手やボールの動きのプレーデータを用いています。 ビヨンドスポーツのデータ補正やビジュアライゼーション技術を活用し、取得したデータを基に、サンリオのカワイイ世界観の中で、中継映像とは異なる新しいアニメーションコンテンツとして実際のプレーを再現しています。 ビヨンドスポーツのバーチャル再現エンジンは、ホークアイのデータを生き生きとしたアニメーションに変換し、没入感のある環境でサンリオキャラクターがリアルなプレーや動きを表現できるようにしています。 また、エンタテインメント性を向上させ、動きを明確にし、全体的な視聴体験を強化するため、カスタムビジュアルエフェクトも追加しています。

実際の試合映像との比較の画像
実際の試合映像との比較の画像

実際の試合映像との比較

配信映像の画像
配信映像の画像

配信映像

サンリオのキャラクターとソニーの各種テクノロジーの協業により、従来野球に馴染みのない視聴者にプロ野球の魅力を届け、より多くの人にその楽しさを知ってもらうことに貢献していきます。

リアルタイム野球体験の変革: NPB+(プラス)アプリ

株式会社NPBエンタープライズならびに株式会社コナミデジタルエンタテインメントとともに、プロ野球の臨場感と、選手たちの高いパフォーマンスを実感できる新しい体験を追求しています。 選手のプレーを様々なデータで可視化し、ファンがより一層試合を楽しむことができる、日本野球機構(NPB)公認のプロ野球速報アプリ「NPB+(プラス)」を紹介します。

「NPB+(プラス)」プロ野球速報アプリイメージ

データを活用した可視化によって、ピッチャーの投げた球種、球の軌道、球速、回転数、変化量やバッターのスイング速度やスプリント速度、守備の送球速度がわかることで、これまでの観戦スタイルでは味わえなかった、プロのプレーの圧倒的な威力がリアルに伝わります。
また、ビジュアライゼーション技術により、CGを用いたプレーの再現が可能です。もう一度見たい迫力のプレーや、見逃した決定的な瞬間をお手元で簡単に見ることができます。

全12球団の球場に設置された複数の光学トラッキングカメラから取得したホークアイの高精度データにより、複数のプレーデータを瞬時に揃え、ピッチャーやバッターのプレーをほぼリアルタイムでスマートフォン上で詳細にリプレイできます。
様々なスポーツで実績を上げているホークアイの高いトラッキング技術により、ボール、バット、選手の動きを細かく取得しデータ化しています。

バッターボックス+選手情報
バッターボックス+グラウンド図
走者・守備のリプレイ
選手詳細情報

ホークアイの光学トラッキングデータの活用:「コンテンツ・マネジメント・システム(CMS)」

2024年より、プロ野球の全12球団の一軍球場にホークアイのトラッキングシステムが導入されています。このシステムでは、各球場に設置された複数の光学トラッキングカメラを活用し、ボールの動きや選手の骨格、その動きをトラッキングしてデータ化します。

取得されたデータは、選手のパフォーマンス向上に活用されるだけでなく、データを元にCGでプレーを再現し、様々なアングルから確認することができる「コンテンツ・マネジメント・システム(CMS)」に生かされます。NPBとともに開発されたこのCMSにより、全12球団の公式戦のプレーデータが一元管理され、各球団のSNSや球場のスクリーンに映し出されるデータやCG映像に利用されています。「NPB+(プラス)」アプリも、CMSで管理されているデータを活用しています。

CMSで制作するグラフィックコンテンツのイメージ

「投球(球速・回転数・変化量など)」
「配球分布」
「ホームラン(飛距離・角度・打球速度など)」
「バット軌道」
「守備位置」
「盗塁」
「ホームラン集計(飛距離・角度・打球速度など)」
「打球分布」

CMSで制作するグラフィックのSNSでの活用例: 東京ヤクルトスワローズのプレー再現動画

CMSで制作するグラフィックのSNSでの活用例 1
CMSで制作するグラフィックのSNSでの活用例 2