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報道資料
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2021年10月7日

セリエAへ最新のホークアイ・サッカー関連サービスを一括提供

VARリプレイセンターを開設、エレクトロニックパフォーマンストラッキングシステムも導入

ホークアイがレガ・セリエAと共同で設置したVARリプレイセンターの様子

ソニー株式会社(以下、ソニー)のグループ会社であるホークアイ(Hawk-Eye Innovations)は、イタリアのプロサッカーリーグ セリエAを主催するレガ・セリエAと、イタリア各地のスタジアムの審判判定を集中的に遠隔でサポートするVAR(Video Assistant Referee)リプレイセンターの開設を含む、最新のサッカー関連サービスの一括提供に関する契約を結びました。

ホークアイはセリエAに対して、2015年からゴール判定システム(GLT: Goal Line Technology)、2017年からビデオリプレイ技術を用いた審判判定補助サービスであるVARを提供しています。今回の契約に基づき、2021-2022シーズンからの3年間、ゴール判定システムとVARに加えて、新たに、プレーデータを迅速に収集するエレクトロニックパフォーマンストラッキングシステム(EPTS)や、VARのレビュー内容を観客が確認できるVARインフォメーションシステム(VARdict)、さまざまな位置に設置されたカメラで撮影した試合映像を同期再生できるマルチアングルリプレイシステム(MARS)などを、ホークアイが提供します。また、VARリプレイセンターをイタリア・リッソーネにレガ・セリエAと共同で設置します。これらのサービスを提供するために、ホークアイは社員40人を含む、合計約200人以上のスタッフを派遣します。

一連のサービスは、審判判定補助のほか、試合の中継放送や所属クラブのコーチングにも活用され、レガ・セリエAが目標として掲げるサッカー界のイノベーションと、最先端のファンエンゲージメントの推進をサポートします。

セリエAに提供する主なサービスについて

VARリプレイセンター

イタリア・リッソーネにあるセリエAの映像編集センターに併設されます。ビデオオペレーションルーム(VOR)を全12部屋備え、試合日には約60名のオペレーションスタッフが配置されます。これまでは、VAR用の機材を搭載した車両やビデオ審判員を各スタジアムに配置していましたが、今後はVARリプレイセンターから遠隔で一括してイタリア各地のスタジアムのVARを運営します。将来的には、審判のトレーニングにも活用されるほか、イタリアにおけるスポーツテックの中核拠点となる予定です。

エレクトロニックパフォーマンストラッキングシステム(EPTS)

専用に設置されたカメラの試合映像から選手・審判・ボールの動きを捉え、高度な画像処理技術と認識技術により、迅速かつ正確にプレーデータを収集するトラッキングシステムです。最先端の機械学習の手法を用いた姿勢推定技術により、1人あたり最大29の関節点を推定して、フィールドにいる選手や審判の動き、フォームなどを詳細に解析します。
得られたデータは、リアルタイムでセリエAとその所属クラブ、DAZNやSky Sports Italiaなどの放送局に提供され、選手のコンディション把握やパフォーマンス向上などのコーチング、中継放送に活用されます。また、データから作成されたさまざまなグラフィックスも同時に提供されます。例えば、ホークアイのバーチャルリクリエーション技術により、リアルタイムで作成できる3Dの試合再現映像では、選手と同じピッチ上や上空からの俯瞰など、カメラの設置されていない自由な視点からプレーを振り返ることが可能となり、ファン向けの新たな視聴体験や所属クラブ向けのプレー分析方法としての活用が見込まれます。

VARインフォメーションシステム(VARdict)

VARでは、対象となる事象や、対象となる可能性のある事象(得点かどうか、ペナルティーキックかどうか、退場かどうか、警告退場の人間違いなど)が起きた際、ピッチ及びビデオオペレーションルームにいるVARやAVARと呼ばれるビデオ審判員が、主審らと密にコミュニケーションを取り、映像を確認しながら判定を下します。VARインフォメーションシステムは、VARで確認している内容や結果をテキストや動画などで会場のビジョンに表示し、観客に伝えるシステムです。

マルチアングルリプレイシステム(MARS)

試合会場の各所に設置されたカメラで撮影されている、さまざまな視点からの映像を同期再生できるシステムです。このシステムから出力されたコンテンツは、効果的なメディア管理・運用をクラウドベースで実現する統合プラットフォームである、ソニーの「Ci Media Cloud Services(シー メディア・クラウド・サービス)」を通じて、所属クラブや関係団体などに提供され、各クラブのホームページやSNSにおける独自コンテンツの制作などに使われます。

レガ・セリエA CEO ルイージ・デ・シエルボ氏のコメント

6年前からゴール判定システムやVARといったホークアイの重要なツールを最先端で導入してきました。主要なサッカー関連団体と協働しているホークアイとのパートナーシップを継続できることを、非常に嬉しく思います。ホークアイの技術革新と、イタリア・リッソーネに新設した映像編集センターにより、レガ・セリエAは独自でコンテンツ作成を行えるメディア企業として、成長を続けていきます。加えて、この契約により、私たちのパートナーや所属クラブ、全てのファンに対して、常に先進的なサービスやコンテンツを提供することができます。

ホークアイ Commercial Director ピーター・アーウィンのコメント

本契約を通じて、レガ・セリエAとのパートナーシップを拡大し、強化することができ、非常に光栄です。スポーツ界で最もイノベーティブなリーグの一つであるセリエAに、EPTSをはじめとする私たちの最先端のテクノロジーを提供できることを特に楽しみにしています。ホークアイは引き続き、最高水準の審判判定補助技術を提供していきます。また、サッカーにおいてプレーデータが極めて重要な要素となる中で、私たちのトラッキングシステムがレガ・セリエAと所属クラブ、世界中の関係者に大きな価値をもたらすと確信しています。

ホークアイについて

2001年の創業以来、画像解析技術・ビデオリプレイ技術・グラフィックス技術を活用した、各種スポーツの審判判定補助サービスや、放送映像にビジュアル効果を追加するサービスを提供し、スポーツの公平性・安全性・魅力の向上に貢献しています。審判判定補助サービスの正確性に対する評価は高く、サッカーのVARやテニスのイン・アウト判定(ELC = Electronic Line Calling)、ラグビーのTMO(Television Match Official)など、世界中の各種競技・イベントで採用されています。また、試合映像から選手などの動きを捉え、骨格情報をはじめとした詳細なプレーデータを迅速かつ正確に収集するトラッキングシステムにも力を入れており、米国のメジャーリーグベースボールでも活用されています。

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