SONY

ソニーイメージングギャラリー 銀座

水口博也 作品展 The Greats of the Earth ~大いなるものへの讃歌~

ソニーイメージングギャラリーの第3回目のプログラムとして、世界中の大自然をフィールドに自然、野生動物、海洋生物を取材・撮影し数々の著書、写真集を出版されている写真家 水口博也氏の作品展を開催致します。この作品展では、35年間にわたり北極、南極から熱帯雨林まで広く旅をした水口博也氏が、大自然の中に生きる動物たちを鮮烈に描きだした作品をご覧いただきます。
大海原で寄り添う巨大なシロナガスクジラの親子。灼熱の大地で群れをなすアフリカゾウ。北極に浮かぶ氷上を闊歩するホッキョクグマなど、この惑星と流れる時間を共有しながら生きる大いなるものたちの姿がダイナミックに捉えられています。

「体重160トンに達するシロナガスクジラは、この惑星に生まれてきた最大の動物です。長い地球の歴史のなかで、この動物と私たちが同じ時代に生きているのは、奇跡ともいえる事実です。風景を目路の限りに埋めつくす動物の群れや、極限の地に生きる動物たちの暮らしを目にするとき、その生きざまに驚異の念を抱くとともに、“いま”という時間を、私たちが彼らと共有していることに不思議な縁を感じます。」と水口博也氏が語るように、この作品展は、大自然とそこに生きる動物たちへの畏敬を込めた“讃歌”なのです。

水口みなくち 博也ひろや プロフィール

1953年、大阪生まれ。京都大学理学部動物学科卒業後、出版社にて書籍の編集に従事しながら、海洋生物の撮影をつづける。1984年、フリーランスとして独立。以来、世界中の海をフィールドに、動物や自然を取材して数々の著書・写真集を発表。とりわけ鯨類の生態写真は世界的に評価されている。
1991年、写真集『オルカ アゲイン』で講談社出版文化賞写真賞受賞。2000年、『マッコウの歌---しろいおおきなともだち』で第五回日本絵本大賞受賞。2011年から、すぐれた自然写真家の作品を集めた年鑑『世界のネイチャーフォトグラフィーNature Photo Annual』の刊行を続ける。